大露天風呂の日記

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いわき湯本温泉 松柏館 創業300年の老舗旅館で展望かけ流し湯に日帰り入浴

松柏館


 
 

 

基本情報

 
【日帰り入浴時間】

14:00〜(要予約)

【日帰り入浴料】

1000円

【タオル】

入浴料に含まれる

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

22室

【公式HP】

http://www.syouhakukan.com/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

福島県いわき市常磐湯本町三函158

【電話番号】

0246-42-2141

 

泉質

 
■源泉

湯本温泉源泉

■泉質   

含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 

(含芒硝食塩硫黄泉)

■温度           

 58.3度 

■pH値

pH8.0

■成分総計  

1831mg

 

いわき湯本温泉ってこんなところ 

 


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いわき湯本温泉フラガールで有名な常磐炭鉱で栄えたいわき市にある温泉。

温泉の歴史は古く、かつては佐波古(さはこ) と呼ばれ、平安時代の927年に記録が残っています。神聖な湯として、効能の高さが知られ、江戸時代には湯治場として栄えました。

明治に入り、石炭採掘が盛んになると坑内のあちこちこら温泉が出水。結果1919年に温泉の地表への湧出が止まってしまいます。

炭鉱会社との協議により揚湯し、温泉が再開したのは1942年のこと。

その後、炭鉱は閉山され、1976年に坑内温泉から新源泉を引湯。これが現在の源泉となっています。


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大型旅館を中心に20件近い旅館が立ち並び、歓楽的な雰囲気の温泉街を形成しています。少し前はほとんどの旅館で日帰り入浴不可でした。ここ最近は主要旅館のほぼ全てで日帰り入浴が可能となっています。

 

事前予約制で日帰り入浴可能

 

 


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松柏館はいわき湯本温泉の中心部さはこ湯に近い旅館。

江戸時代には本陣を努めた創業300年余りの老舗旅館です。

いわき湯本で木造の建物が残る旅館はここだけ。


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木造と鉄筋の建物をうまく融合した威厳を感じる佇まい。

日帰り入浴なんて当然無理な感じの雰囲気。

昔は日帰り入浴不可だったのですが、事前予約制で日帰り入浴を始めたようです。

コロナ禍以降日帰り入浴をやめてしまった旅館が多い中、

いわき湯本温泉は逆で、どんどん日帰り入浴を始める旅館が増えています。

 

事前予約といっても当日に一本電話をすればオッケイです。

 


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駐車場はさはこ湯の通りを挟んだ向かい側。


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事前に電話すると、希望時間と名前を聞かれます。

名前を告げると「以前にお越しいただいた方ですね」となんて覚えてくれていました。以前と言ってもかれこれ七年くらい前。

しかも素泊まりだったのに、覚えてくれていたことに感動。

こういうところはさすが老舗旅館です。


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ロビー。大正ロマンあふれるサロン。

館内は見た目通りのいい旅館です。

日帰り入浴はバスタオルとフェイスタオルセットで1000円。


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1000円でバスタオルが付くので、高くはないと思います。


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フロントでも「以前にご利用いただきありがとうございます。」と次回の入浴100円割引券をいただきました。

ここまでされたら、また来たくなっちゃいます。


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大浴場は最上階の6階。

売店の奥を進んだ先にエレベーターがあります。


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6階へ到着。正面になにかが展示されています。


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びっしりと温泉成分が付着した塩ビ管。

温泉が漏水し、硫黄分が付着した結果、1年でこうなったそう。

硫黄泉のイメージが弱いいわき湯本温泉ですが、これはなかなかすごいです。


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湯上り処。最上階なので展望が良いです。


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窓の向こうはいわき湯本の温泉街。

特徴的な尖塔はさはこ湯の建物です。

 

露天風呂はないが展望が良い大浴場

 


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大浴場入口。字がでかい。


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脱衣所。

 

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戦後間もない頃の松柏館の写真が飾られていました。

この頃は常磐炭鉱でさぞかし賑やかだったことでしょう。


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こちらが大浴場。露天風呂はないのですが、見晴らしが素晴らしい展望内湯。湯本の温泉街が一望できます。

古滝屋や吹の湯も展望風呂はありますが、景色部門では松柏館が一番だと思います。


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天井の高い浴室。浴室に入るとふわっと硫黄の香りと薬品のような匂いの温泉臭。

こちらの旅館はなんと源泉かけ流し。

湯量豊富ないわき湯本温泉ですが、大型旅館が多いためか、意外と源泉かけ流しの旅館は少ないのです。

 

泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉

旧泉質名では含芒硝食塩硫黄泉というもの。

硫黄分を11mg。乳白色の硫黄泉に比べれば少ないですが、

無色透明の温泉ではかなり多い方です。

 

成分総計は1831mg。食塩が主成分ではありますが、このくらいの濃度だとしょっぱさはほとんど感じず。

食塩よりも硫黄の方が個性が強いお湯に感じました。 

 

松柏館はいわき湯本でも指折りの高級旅館。

事前予約制なので日帰り入浴は空いているかと思いましたが、おじいちゃんのお客さんが結構多い印象。

湯本の源泉をかけ流しで楽しめます。

 

温泉分析書 意外と硫黄を多く含むお湯


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1831mg。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸塩イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。

 

 その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは12mgあるので、基準を満たします。

 

以上より、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉となります。