かわら亭
基本情報
【日帰り入浴時間】
10:30〜20:30
【日帰り入浴】
1000円
【タオル】
フェイスタオル無料
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
12室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0255-72-7307
泉質
■源泉
神の宮温泉 景虎の湯
■泉質
ナトリウム-塩化物泉
■温度
39.2度
■pH値
8.1
■成分総計
10250mg
神の宮温泉ってこんなところ
神の宮温泉は新潟県は妙高市にある温泉。妙高市といっても上越市との境界に近く、新幹線の上越妙高駅にほど近い集落にある温泉。
宿はかわら亭の一件のみで、2008年に開業。2017年には食塩泉の新たな源泉も掘削されました。
田んぼの中に突然現れます
神の宮温泉は田んぼのど真ん中にある旅館。
近くには上杉氏の拠点であった鮫ヶ尾城や、弥生時代後期の斐太遺跡やど、史跡が多くあるエリア。
ほんとうにこんなところに温泉あるの?という普通の集落の中に突然大きな建物が現れます。
比較的新しい温泉なので建物はキレイです。
旅館というよりかは、日帰り温泉施設という色彩が強い感じですが、
一応、宿泊可能な旅館です。
こちらが玄関。立派な和風建築。
回転寿司のチェーン店にも見えます。
日帰り入浴は10時半オープンですが、オープンと同時にたくさんのお客さんが訪れるようで、駐車場には車がたくさん。
上越市街にもほど近く、泉質も良いため大人気。
土日はランチも可能です。
館内に入るとこんな感じ。
日帰り入浴料は1000円。券売機があるあたりからして、日帰り入浴にはかなり積極的。新潟で1000円は高いほうだと思いますが、お客さんはそれでもたくさん。
フェイスタオルは無料で貸してもらえます。
館内はさながら博物館
お風呂は鮫ヶ尾城にちなみ景虎の湯という名前。
館内には鮫ヶ尾城や斐太遺跡の出土品が展示されているミニコーナーがあり、ちょっとした博物館のようになっています。
鮫ヶ尾城は上杉謙信亡き後の跡目争いである御館の乱の舞台となった城。戦火で焼け焦げたおにぎりなどが展示されていました。
その他、斐太遺跡から出土した弥生土器なども。
お風呂入口。
脱衣所。
脱衣所の中には大きな自販機。脱衣所の中にあるのって珍しい。
内湯と露天風呂で泉質が異なります
まずは内湯から。内湯には湯船が2つとサウナがあります。
こちらは小さい方の湯船。
内湯は開業時からあるメタケイ酸を豊富に含む温泉が使用されています。メタケイ酸は美肌効果がありますが、匂いや色などはないため、言われなければわかりません。
続いて露天風呂へ。露天風呂も2つ湯船がありましたが、小さい方にはお湯が張られていませんでした。
こちらはナトリウム-塩化物泉で、内湯とは全く泉質が異なります。
いかにも濃そうな茶褐色のにごり湯は、成分総計が1万mgを超えるかなり濃厚な温泉。なめるとちゃんと塩辛いです。
塩分濃度が高いため、浴後は食塩でパックされたようになり、あたたまりがよくポカポカする温泉です。
こちらの源泉はメタケイ酸はほとんど含まれていません。
この温泉は鉄分も豊富で、含鉄泉の基準値である20mgには届きませんが、10mg近く含んでいます。そのため、露天風呂の岩肌は鉄分と赤茶けています。
なんとお湯に浮く泡も茶色。こんな色の泡は初めて見ました。
その他、ヨウ素も基準値には届きませんが、7mg含まれており、ほぼヨウ素泉と言えるくらいの含有量があります。
また、メタホウ酸を10mg以上含むと殺菌作用があると言われますが、こちらはなんと79mgも含み、にきびなどにも効能があるそう。
神の宮温泉は日帰り入浴専門施設のような雰囲気でかなり混み合います。
温泉はメタケイ酸と食塩泉の2種類を楽しむことができ、特に食塩泉の方はかなり個性的な泉質で、温泉好きでも満足できると思います。
温泉分析書 鉄分やヨウ素を含む食塩泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは10240mgで圧倒的。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉です。
その他、鉄分が20mg以上で含鉄泉となりますが、こちらは10mgで届かず。
また、ヨウ素が10mg以上で含ヨウ素泉となりますが、こちらは7mgで惜しい数字。