玉の湯旅館
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
13:00〜16:00
【日帰り入浴】
700円
【タオル】
200円(ロゴあり)
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
13室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0242-65-2612
3.泉質
■源泉
翁島温泉玉の湯
■泉質
■温度
29.4度
■pH値
7.1
■成分総計
803mg
4.翁島温泉について
翁島(おきなじま)温泉は磐越西線翁島駅の駅前にある温泉。駅前と言っても周囲はごみごみとした町という感じはなく、のどかな農村地帯。磐梯山や猪苗代湖もほど近い立地にあります。開湯は大正初期で100年近い歴史があります。宿は玉の湯旅館の一件のみ。
5.外観・館内・お風呂
玉の湯旅館は翁島温泉の一軒宿。
細い路地を曲がるとデンと現れる旅館。
民家を一回り大きくしたようなサイズ感です。
このエリアには西の沢温泉や西久保温泉など、ひなびた温泉宿が点在していましたが、いずれも閉業。今や翁島温泉のみとなりました。
お盆休み中でしたが、日帰り入浴も営業中。
張り紙がされているので、安心して入れますね。
お盆のような繁忙期は、普通日帰り入浴お断りの旅館が多いのでありがたい限り。
事前に電話すると、明るいお兄さんの声で「今日は15時半まで大丈夫ですよ」と対応いただきました。
玄関のガラス戸には大きな宿名の文字。
これって、ザ温泉という感じがして好きです。
こちらがロビー。
会津藩の家紋がずらりと並んでいます。
会津三つ葵といって、徳川家の葵の御紋とは微妙に違うそうな。
日帰り入浴料は700円。
タオルは200円で、素晴らしいロゴ入りタオル。
タイマイ?など色んな物が雑多に飾られていました。
館主のコレクションとかなのかしら?
お風呂はロビーからすぐ。手書きの「浴室」の文字がいい感じにレトロ感を演出。
お風呂入口。手前には貴重品用のミニミニ鍵付きロッカー。
脱衣所。
こちらがお風呂。扇形の湯船の中央に石組みが配されています。
お風呂サイズは意外と大きめ。露天風呂はありません。
「左側の窓からは磐梯山が見えます」と書いてましたが、この日はあいにくの雨天で何も見えず。
お湯は無色透明。一見何の特徴もないただのお湯のですが、これがまたまろやかなお湯で素晴らしい。
温度もちょうどよく、包みこまれるような感覚になります。
しみじみと気持ち良いと思わせる不思議なお湯です。
泉質は単純温泉。源泉は29度と低いので加温しています。
成分的には食塩と重曹が主成分です。
その他、意外にも鉄が3mgとまあまあ含まれています。
湯口がちょっと茶色くなっているのはこの鉄のせいでしょう。
先客は子連れの若いパパと、登山後?のようなソロの若い男性。お客さんの年齢層は若めでした。
しばらくすると、全身に入れ墨の入ったスキンヘッドのおじさんの集団がドタドタとやってきました。駐車場にモーターボートを牽引している車がたくさん停まっていたので、この方たちのよう。
偏見はよく無いのですが、やっぱりちょっとビビります。
関東ナンバーでしたが、よくこんなマニアックな旅館を知っているなあとびっくり。常連さんなのかも。
猪苗代湖から一番近い温泉宿なので、アクティビティ後の利用にも重宝すると思います。日帰り入浴を大体的に宣伝しているわけではないので、知ってる人でなければ来ないと思いますが、クセのないお湯は登山やスポーツ後にもぴったりです。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは803mgのため、単純温泉です。
もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉となる温泉で、食塩と重曹を主成分としています