八汐荘
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 15:00〜19:00
○日帰り入浴料金 700円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 80室
○タオル バスタオル・フェイスタオル付き(レンタル)
〇公式HP https://yashiosou.com/
○混雑度 お風呂で会った人数 4人
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇住所 栃木県那須塩原市塩原2441
〇電話番号 0287-32-5963
3.泉質
■源泉 観音の湯
■泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(含土類食塩泉)
■温度 69.7度 pH 6.7
■成分総計 1773mg
5.外観・館内・お風呂
八汐荘(やしおそう)は塩原温泉郷を貫く国道400号沿いにある大型ホテル。客室数80室を数える大きな建物で、存在感があるのですが、長らく休業しており、いつ行っても電話がつながらず。。
なかなか日帰り入浴できずにおりました。
というのも、かつてはおおるりグループのホテルで、ホテルニュー八汐という名前でしたが、2021年8月頃から休業していたようです。潰れてしまったのかと思っていましたが、たまに電気が点いていたりと気になる存在でした。
2022年3月に経営者が変わり、八汐荘としてリニューアルオープン。
もう入れないかと思っていたので、嬉しい限りです。
ちなみに、同じくおおるりグループで休業していた塩原温泉ホテルも経営者が変わり、2022年12月に一萬亭としてリニューアルオープンする予定。こちらはケチくさく、日帰り入浴一切不可だそうです。
おおるりグループのホテルは塩原温泉郷でホテルおおるりの一件のみとなりました。
リニューアルオープンと言っても建物の外観は全然変わりません。
立派なんですが、このどことなく無機質な感じがおおるりグループっぽいです。
宿の目の前が駐車場。大きいホテルですので、他にも駐車場が何個があるようでしたが、十分駐車できました。
玄関の正面には温泉の源泉槽があり、とうとうとお湯が注がれていました。こういうのがあると、ちゃんとした温泉に入れるような期待が高まります。
ちなみに源泉は観音の湯というこのホテルでしか入れないお湯。
古町温泉なのか、門前温泉なのか、ちょうど中間にあり微妙なところですが、門前温泉の源泉は「門前○号」と名前がつくので、古町温泉に区分されると思います。
さっそく館内へ。八汐荘になってからの日帰り入浴情報はネット上にも全くなく、どんな館内なのか気になっていました。
だだっ広い。。というのが率直な感想。
日帰り入浴料は700円。これで、レンタルバスタオルとフェイスタオルが付いてくるのだから、結構オトクな料金だと思います。
受付対応はしっかりしていて、電話での問い合わせも丁寧な回答でした。日帰り入浴時間は15時からと遅め。お風呂だけ目当てなら、ちょっと利用しにくい時間です。
ロビーですが、大ホールのような広さがあります。
なので開放感はとてつもない。
お風呂はロビーからすぐの一階。駐車場から露天風呂のようなオーラを感じる一角が見えましたが、やはり一階がお風呂だったよう。
ゲーセンのような一角と卓球コーナーの奥が大浴場。
ここも広いスペースを活かしきれていないような印象でした。
男湯の入口。
脱衣所。
脱衣所の広さの割に洗面台は少なめでした。
こちらが大浴場。湯気で全容が見えにくいですが、いびつな形で、かなり大きな湯船です。大型ホテルでは珍しく、浴槽の縁は木製になっていました。
木はメンテナンスが大変だと思いますが、これだけでもなんだか湯治場のような雰囲気ある浴槽に見えます。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
旧泉質名では含土類食塩泉。
おそらく循環ありだと思いますので、温泉感はそんなに強くはありませんが、天然の保湿成分として知られるメタケイ酸の含有量は、塩原温泉郷随一でかなりもの。一見特徴なさそうなお湯ですが、これだけでも入る価値ありだと思います。
洗い場はかなりたくさんありました。
平日の16時くらい。この時は誰もいませんでしたが、この後、続々と宿泊と思われるお客さんが入ってきました。全員宿泊の方のようで、日帰り入浴客は私だけ。日帰り入浴ができるという情報はあまり知られていないようです。
続いて露天風呂へ。これまたかなり広い露天風呂。
石組みの露天風呂で、葉っぱよけなのか、半分ネットのような屋根がかかっています。お湯は内湯より少し熱めに感じました。
この壁の向こうは、すぐ駐車場なので、景色はあまりありません。
日帰り入浴が15時からのため、どうしても宿泊客とかち合いますので、独り占めというわけにはなかなかいきませんが、広すぎる内湯と露天風呂が特徴。塩原温泉最高の美肌の湯は日帰り入浴でも入れます。
まだまだあります 塩原温泉郷
【塩原温泉郷を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ25選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉となります。旧泉質名では含土類-食塩泉。
その他、保湿成分として知られるメタケイ酸も299mgとかなり多めに含みます。メタケイ酸は一般的には150mgを超えると保湿成分としての特徴を感じると言われますが、こちらはその倍量も含んでいます。