福うさぎ
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜20:00
○日帰り入浴料金 900円
○露天風呂 なし
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
○客室数 15室
○タオル 200円(ロゴなし)
○公式HP http://www.fuku-usagi.net/
○混雑度 お風呂であった人数 4人
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 024-595-2611
3.泉質
■源泉 福うさぎ源泉
■泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉・塩化物泉
(含食塩芒硝重曹泉)
■温度 63.6度
■成分総計 1198mg pH7.0
4.土湯温泉について
その起源は伝説が多く、はっきりしたことはわかっていませんが、聖徳太子のお告げにより発見されたとか、大国主命が、陸奥国視察の折に、川のほとりを鉾で突くと、霊泉が湧き出たとも伝えられます。そこから、「突き湯」と呼ばれるようになり、それがなまって土湯になったとか。少なくとも、800年以上の歴史を持つ古い温泉です。
そんな歴史ある温泉ですが、土湯温泉はあまり元気がありません。
新野地温泉など有する土湯峠の温泉郷は、白濁の湯と個性的な露天風呂で大人気のエリアですが、土湯温泉は今一つ特徴がないように見えるようで、福島県内でも栄枯盛衰の激しい温泉街。つぶれた旅館の数で言えば福島県で一番かもしれません。
追い打ちをかけるように、東日本大震災による物的被害と風評被害をまともに受け、震災後かなり多くの旅館が廃業しました。土湯温泉で規模が大きく有名であった観山荘が廃業し、向瀧も建て替えのため長期休業。ずいぶんと寂しくなってしまいました。
5.外観・館内・お風呂
福うさぎは土湯温泉街の奥にある中規模旅館。
「福うさぎ」という何とも最近な名前の旅館名ですが、建物は土湯温泉の老舗旅館という感じでミスマッチ。
それもそのはず。ここは昔、天景園という名前の旅館でしたが、いつの間にかつぶれ、福うさぎという名前でリニューアルしていました。
日帰り入浴時間は20時までと長く、かなり積極的。
入浴料は900円。タオルは200円でロゴなし。
靴はここで脱ぎます。ここは全館畳敷きの旅館です。
旅館というよりも日帰り入浴施設のような雰囲気があります。
地元の方も日帰り入浴施設として使っているような感じで、平日の昼間だというのにまぁまぁ混んでいました。軽食もやっているようで、
ご飯を食べて寝ている人も。結構人気があるようです。
宿の前の駐車場は狭く、以前土曜日の15時過ぎに伺った際は、混みすぎてて駐車できず、敗退したことがありました。
離れた場所にも駐車場があるので、お願いすれば送迎もしてくれるようではありましたが、その時は辞退。今回は二度目の挑戦です。
大浴場はエレベーターで二階。
館内の案内は、こんな感じの居酒屋メニューのような字体で統一されています。
お風呂入り口。二階フロアも畳敷き。
ちょうどお昼だったので、ラーメンのような美味しそうな匂いが館内にほのかに香ります。
暖簾もうさぎで可愛い感じです。
脱衣所も畳敷きで徹底されています。
畳ってとてもさわり心地がよく、気持ちいいです。
こちらが大浴場。露天風呂がいかにもありそうな雰囲気ですが、ありません。大浴場はL字型に曲がっており、右奥にもお風呂があります。
浴室に入った瞬間、土湯温泉ではあまり嗅いだことのない、アブラのような臭いが少しします。お湯の色もびっくり!
無色透明の土湯温泉のお湯のはずですが、こちらは緑白色に濁りがあります。色だけで言えば、山形県の肘折温泉に似ています。
この宿のお湯は福うさぎだけの独自源泉。他の土湯温泉とは一線を画す、特徴的な泉質です。単純温泉が多い土湯温泉ですが、こちらは含食塩芒硝重曹泉という温泉。土湯温泉で最も成分の濃い温泉。
お客さんが多かったのは、お湯の良さもあるのでしょう。
窓際にはつぼ湯が2つ並んでいます。
左側の浴槽は少しぬるめに設定。
右側はちょっと深くなっていて、ジェットが仕込まれています。
右側のお風呂ゾーンはこんな感じ。サウナと水風呂も完備。
こちらは濁りはなく、黄色がかったお湯。
奥側が熱めで、手前側はぬるめと書かれていました。
ぬるめが好きな私は迷わず手前に。
泉質は同じですが、先程のお風呂用にジェットなどで撹拌されていないので、このような色なんだと思います。
この色の温泉はもちろん土湯温泉でここだけ。
他の旅館は全て無色透明です。
鉄分を微量に含むため、浴槽の縁はしっかり赤茶けていました。
味は苦く、鉄分やしょっぱさはありません。
ですが、食塩を含むため、浴後はちゃんとべとつきがあります。
重曹をメインに含むお湯ですが、重曹は掃除にも使われるとおり、肌のクレンジング作用があり、すべすべになります。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が1149mg。陽イオンはナトリウム、陰イオンは、炭酸水素イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉はとなります。その他、鉄分やマンガンをごく微量含みますが、泉質名になるほどではありません。