碧水荘
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 11:00〜14:00
○日帰り入浴料金 900円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
露天(貸切1)
○客室数 12室
○タオル 入浴料に含まれる(フェイスタオル)
○公式HP https://www.hekisuisou.jp/
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0250-47-2011
3.泉質
■源泉 咲花温泉6号
■泉質 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
(含石膏食塩硫黄泉)
■温度 48.3度
■成分総計 1028mg pH7.8
4.咲花温泉について
咲花温泉は新潟市内から車で30分ほどの阿賀野川沿いにある温泉。
温泉の歴史は意外と浅く1954年。月岡温泉のような石油ボーリング中の発見ではなく、阿賀野川の河畔に湯の花が舞っているのが偶然発見されたことから。当時は現在のような阿賀野川を渡る立派な橋はなく、船で訪れて入浴していたそうです。
湯巡り手形などを出しており、一応全ての旅館で日帰り入浴できるはずですが、コロナや何やらで断る旅館が多く、あまり日帰り入浴に寛容ではない温泉地。事前に電話で確認したほうが無難です。
5.外観・館内・お風呂
碧水荘(へきすいそう)は咲花温泉の一番奥にある旅館。
名前からはあまりイメージできませんでしたが、和モダンな高級旅館といった雰囲気。ちなみに咲花温泉の旅館は一水荘、柳水園など「水」がつく旅館が多く、こちらも水シリーズの旅館です。
(名前は似ていますが、各旅館につながりはありません)
日帰り入浴ではちょっと入りにくいオーラを出しています。
こちらのお宿は何度となく日帰り入浴アタックを試みましたが、全て断わられています。今回もダメ元で平日の昼前に電話してみると、「14時までには必ず出てでください」と釘を差された上でオッケーとのこと。千載一遇のチャンスなので、張り切って伺いました。
日帰り入浴を営業している日のほうが少ないので、電話確認は必須です。
ロビーも立派です。コンクリートと畳の斬新な組み合わせ。
入浴料はフェイスタオル込みで900円。
タオルがつかない料金設定もあるようでした。
ここでも、女将さんから1時間以内に出るようまた釘をさされます。
お風呂の場所を案内いただきましたが、階段を登って、下ってと工程が多すぎて覚えきれませんでした。
ちなみにタオル袋はよくある巾着タイプではなく、珍しい手提げ型。
このタイプは初めて見ました。
タオルはロゴなしですが、綿棒やヘアゴム、くし、かみそりなどがセットになっています。
窓が大きく取られたロビーからは阿賀野川が一望です。
この宿は阿賀野川に沿ってかなり細長い旅館です。
途中二階の渡り廊下を挟んでお風呂があるため、お風呂まで結構歩くことになります。しばらく進むと二股に分かれますが、階段を登ります。ちなみに左側が露天風呂につながりますが、露天風呂は貸切で日帰り入浴では利用できません。
ここでよく分からずに、露天風呂のほうへ迷い込んでしまいました。
ちなみに露天風呂はこんな感じ。阿賀野川が眼前に迫る素晴らしい露天風呂でしたが、なにやら女将さんの説明と違いそうなニオイがしたので、入らずに引き返しました。階段側に「大浴場」って書いてもらわないと迷います。露天風呂に入りたい場合は宿泊するしかありません。
気を取り直して、先程の階段を登ると渡り廊下につながります。
渡り廊下の後は再度階段を降りて一階へ。ああ遠い。
突き当りがようやくお風呂です。
湯上がりスペース。
脱衣所。
オシャレな洗面台。
こちらが大浴場。赤と白の市松模様の壁が特徴的。
この模様だけでおしゃれな感じがするから不思議。
日帰り入浴のハードルが高いためか、終始誰にも会いませんでした。
内湯のみですが、窓からは阿賀野川が一望できます。
お湯は咲花温泉らしい見事なエメラルドグリーン色です。
エメラルド具合は他の旅館よりも若干薄めなような気がします。
泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
石膏と食塩を含む硫黄泉です。お湯はちょっと熱め。
磯の香りのような強い硫黄臭と、味は少しだけ金属のような味がします。結構まずい味ですが、同じ新潟県の月岡温泉に似ています。
しょっぱさはあまりわかりません。
月岡温泉はこれに油臭が交じるのですが、咲花温泉は油臭はなく、月岡温泉よりもさっぱりしています。
カランも市松模様でオシャレな感じ。
まだまだあります 咲花温泉
【咲花温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館5件全て入ったので紹介します!(含食塩石膏硫黄泉) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
成分総計1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは、塩素イオン、硫酸イオンなので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉となります。
この温泉は特殊成分として総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)を31mg含みます。総硫黄を2mg以上含むと硫黄泉となり、先頭に含硫黄とつきます。