大露天風呂の日記

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湯野浜温泉 ホテルテトラリゾート鶴岡 源泉かけ流しの濃厚食塩泉に日帰り入浴

ホテルテトラリゾート鶴岡

 

1.入浴時間・料金・混雑度


○日帰り入浴時間 7:00〜22:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

○客室数     47室

〇公式HP      http://kairokuen.e-tetora.com/

○混雑度     お風呂で会った人数 4人

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

〇住所 山形県鶴岡市下川東海林場358-3

〇電話番号   0235-76-3800

 

3.泉質


■源泉    湯野浜1号、2号、3号、4号、5号源泉

■泉質    ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

       (含塩化土類食塩泉)

■温度                56.4度

■成分総計  4988mg      pH7.9

 

4.湯野浜温泉について


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湯野浜温泉鶴岡市の中心部から車で20分ほどのところにる大きな温泉街。温泉の歴史は意外に古く平安時代の天喜年間(1053年〜1058年)。海辺で湯浴みをしている亀を漁師が見つけたのが始まりとされています。その亀にちなんだ「亀や」という老舗旅館が今でも残っています。


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湯野浜温泉日本海に面し、浜辺に大型旅館が林立します。砂浜まで徒歩圏内なので、特に海水浴シーズンには多くのお客さんで賑わいます。

日帰り入浴にはとても厳しく、ほとんどの旅館は不可です。

海辺の温泉は湯野浜温泉に限らず、砂だらけの海水浴客を嫌うのか、日帰り入浴に厳しい態度をとる温泉が多いのです。

 

海沿いに近代的なホテルや旅館が立ち並ぶ光景は壮観なのですが、ほとんどは既に廃業していて寂しい雰囲気。特にここ数年で、コロナ禍の煽りを受け、満光園やホテル海山、福住など何件も廃業してしまいました。。亀や、いさごや、みやじま、一久などの数件の人気旅館でもっているといった印象。

 

5.外観・館内・お風呂


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ホテルテトラリゾート鶴岡は湯野浜温泉の中心街から少し北側に離れたところにある鉄筋7階建ての大型ホテル。かつてはホテル海麓園という名前でしたが、経営が代わり、テトラリゾートの傘下になっています。少し前まではホテルテトラリゾート海麓園という名前だったようです。ホテル名や建物の外観は全く温泉感がありません。


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手動ドアかと思いきやこれは自動ドア。

一瞬とまどいました。


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ロビー。鏡張りの柱もあいまって、かなり広く見えます。

真ん中に見えるキャラクターがひときわ目を引きます。

テトラリゾートのキャラなのかどうかはわかりません。


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心温まる山形弁の歓迎看板。名前から普通のホテルかなと思いましたが、ところどころに、こうした手書きの案内看板などもあり、アットホームな印象を受けました。

日帰り入浴には超積極的で、7時から夜の22時まで営業しています。

入浴料も500円とリーズナブル。


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ちなみに毎月第二月曜日はテトラお風呂の日と題して、入浴料や回数券が安くなります。


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お部屋付の日帰り入浴プランなんてのもやっているようです。

なんと夜の23時までの滞在可能。お風呂も何回でも入れます。

これで3000円なら安いんじゃないでしょうか。

 

お風呂はエレベーターで3階です。


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3階フロア。お風呂は案内のとおり左側へ進みます。


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浴室入口。このあたりで急に旅館な感じが出てきます。


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脱衣所。


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ドライヤーあり。洗面台もきれいです。


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お風呂上がりの冷水もありました。


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こちらが内湯。サウナもありましたがコロナで休止中。

海沿いの温泉らしく浴室に入ると、少し磯の香りのような臭いがします。お湯は結構熱めです。


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泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。いわゆる食塩泉です。成分のほとんどは食塩ですが、カルシウムも食塩の半分ほどの量が含まれています。成分総計は5000mg近いかなり濃い温泉です。

こちらは、大型旅館では珍しくなんと源泉かけ流し。

海沿いの大型温泉旅館は、循環ろ過がほとんどなので、源泉かけ流しは全く期待していませんでした。これは嬉しい誤算。

味はしっかりしょっぱく、わずかに磯っぽい味もあります。

 

日帰り入浴に力を入れているのは、お湯に自信があるからなのでしょう。


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カランも充実しています。


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続いて露天風呂へ。内湯にかけられたすのこような橋をわたります。

これがなかなかぐらつきます。


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露天風呂へのドアはひもでした。


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こちらが露天風呂。遠くに日本海を望める絶景です。


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湯上がり用に椅子が2つ置いてありました。


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露天風呂からの景色。


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露天風呂も木製の湯船です。

海からの強い風が吹き込み、とても気持ちの良い露天風呂です。


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お風呂目線の景色はこんな感じです。お風呂の正面下が民家のため、曇りガラスになっています。なので、お湯に浸かると景色はそこまで望めません。


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露天風呂もお湯はピリッと熱めです。

 

6.温泉分析書の説明


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成分総計1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。

陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。

 

その他の特徴として、臭素イオンが温泉の基準値と認められる量の約2倍含まれています。