大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

関温泉 中村屋旅館 真っ赤なお湯のワイルド野天風呂に日帰り入浴

中村屋旅館

日帰り入浴時間 10:00〜16:30
日帰り入浴料金 500円 

露天風呂    あり
お風呂の数   内湯(男1・女1)露天(混浴1)

タオル     100円(ロゴあり)

客室数                     18室

 

源泉      関温泉

泉質   ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

     (含重曹食塩泉)

温度             48.6度  pH 6.3

成分総計 2389mg


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関温泉は百名山として名高いの妙高山の麓に湧く温泉。正式な開湯は江戸時代の1727年ですが、弘法大師発見と言われる歴史ある温泉。古くは、隣の燕温泉と合わせて関山の湯と呼ばれ、上杉謙信隠し湯とされていました。スキー場や妙高山の登山口にアクセスが良く、現在では6件ほど旅館があります。日帰り入浴には寛容な温泉街で4件で日入浴可能です。


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中村屋旅館は個性的な野天風呂を有することで温泉好きには名の知れた旅館。


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入浴料は800円。誰もいなかったので不安になりましたが、おばあちゃんが女将さんを呼んできてくれました。

初めて来たの?ときさくな女将さん。

実は来るの2回目ですが、お風呂の位置を忘れたので聞き直しました。野天風呂と内湯は逆方向で結構離れています。


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タオルは100円でロゴ入り。


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まずは野天風呂。玄関から左側のちょっとくたびれた廊下を進んだ突き当り。


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裏庭を歩くのでこのサンダルに履き替えます。


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この窓みたいなところから裏庭へ出ます。


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ここを歩いていきます。鉢植えがたくさん。


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5月下旬でしたが、つつじも満開。


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出ました野天風呂。密林の中でよしずに囲まれたエリアがそれです。


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脱衣所はこの傘1つでほかはありません。よしずに囲まれてはいますがドアや鍵はなく、女性の方はきついかもしれません。

野天風呂は小さいので事実上は貸し切りです。先客がいたら待ったほうがいいと思います。先客がいるかどうかはスリッパで判断するほかありませんが。


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カゴは3つのみ。この日は直前に雨が降っていたようでベンチやかごはちょっと濡れていましたが、野天風呂なのでそのはご愛嬌。


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こちらが野天風呂!薬師の湯と名付けられた緑に囲まれた野湯感溢れるお風呂です。

野天風呂は期間限定で4月下旬から11月下旬まで。

こちらの温泉はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉ですが、旧泉質名の基準では含鉄食塩泉。


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鉄分を多く含むため、一度入浴すると底に沈んでいた鉄の湯の花が舞あがり、あっという間に真っ赤なお湯に変化します。

同じお風呂ですかってくらい色が変わります。

関温泉の中では一番赤色に近いように感じました。

もちろんタオルは真っ赤に染まります。

 

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真っ赤なお湯もそんなに出会えるものではありません。

さらにお湯の味はなんと甘い!不思議なことにいかにも鉄という味はありません。食塩も多く含むのですが、なぜか塩味もほとんど感じない不思議なお湯。


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またこちらのお湯は炭酸を比較的多く含みます。と言っても炭酸泉と言えるレベルではないため、泡付きはさほど感じません。多少パチパチするかなぐらい。


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湯船は結構浅く、足を伸ばして入るとちょうどいいくらい。

なので2人か3人入ればいっぱいくらいのサイズ。


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続いて内湯。こちらは玄関から右側のピカピカの廊下を進んだ先にあります。


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浴室入口。


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シンプルな脱衣所。


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内湯。鉄分により床はしっかり赤く染まっています。

浴室内にはアブラとアンモニアを混ぜたような独特の臭いがします。

鉄の臭いはあまりしません。


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カランは2つ。


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内湯の浴槽も露天風呂と同じように、底に鉄分の湯の花が沈んており、入るともくもくと舞い上がります。


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アフター。


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浴槽の縁には鉄分のスケール(析出物)がびっしり。


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露天風呂はお湯に甘さが感じられましたが、内湯はわずかな鉄分の味と食塩の味がします。


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ロビーには関温泉の赤い湯の花が売っていました。

そのままマイホームのバスタブに投入するのは少しためらわれますが。


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【温泉分析書のみかた】

溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物と炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

また特殊成分として鉄分を20mg以上含むと含鉄泉となりますが、こちらは14mgで惜しくも届かず。含鉄泉とはなりませんが、鉄分はわずかでも特徴が現れる泉質。14mgも含む温泉はあまりなく、鉄の特徴は十分感じられます。