ホテル樹林
日帰り入浴時間 13:00〜17:00
日帰り入浴料金 700円
露天風呂 なし
お風呂の数 内湯(男1・女1)
タオル 入浴料に含まれる(ロゴあり)
客室数 58室
源泉 高見屋2号源泉
泉質 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
温度 50.1度
成分総計 2314mg pH1.9
30件以上の旅館や宿泊施設がある一大温泉地で、特にスキーシーズンは多くの人で賑わいます。
日帰り入浴はほぼ全ての旅館で可能です。
ホテル樹林は蔵王温泉の中でもおそらく最も高所にあるホテル。
建物は昭和のリゾートホテルといった雰囲気。
蔵王温泉スキー場の上の台ゲレンデの真横というおもしろい場所にあります。名前から想像するような密林の中にはあるわけではありません。ホテルまではスキー場の管理用道路のような細くて狭い道を登ります。冬期は四駆じゃないと間違いなく恐怖です。
ロビー。入浴料は700円。蔵王温泉では比較的安い方です。
タオルは入浴料に含まれます。
ホテル樹林は現在はタカミヤグループの傘下となっています。
タカミヤグループは蔵王温泉の中心にある深山荘高見屋を頂点とする一大グループ。蔵王温泉だけでも5件の旅館を再生し、宿泊すると各旅館のお風呂巡りもできるようです。
浴室は地下一階です。
途中にあるあすなろの湯は沸かし湯で温泉ではありません。
なのでここはスルー。
一番奥にあるやすらぎの湯が蔵王温泉の源泉です。
木造の階段を降ります。蔵王温泉は硫化水素が多く酸性度が高いため、金属があっという間に腐食。なのでこうした木造の湯屋が多いです。
木造の浴室は雰囲気あります。
脱衣所。
ドライヤーはありません。
おそらく沸かし湯の浴室の方にあると思われます。
浴室のドアはかなり建付けが悪く下手すると外れてしまいます。
浴室は内湯のみ。木造の湯船がとてもいい雰囲気。
蔵王温泉はpH1.9という強酸性で殺菌効果が高いため、循環消毒の必要がありません。こちらの旅館ももちろん源泉かけ流し。
蔵王温泉から流れる川は酢川と呼ばれる通り、温泉はまるでお酢のような強烈な酸味があります。
蔵王温泉は源泉があちこちにあり、各旅館で使用源泉も異なるため、各旅館で微妙に成分が異なるのも面白いところ。
こちらの高見屋源泉は成分量は蔵王温泉の中では平均的な量ですが、硫黄分(硫化水素)が比較的多めです。ですがお湯に濁りはなくまるで青白い宝石のような透明なお湯です。
カラン。
【温泉分析書のみかた】
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはアルミニウム、陰イオンは硫酸塩と塩化物イオンが20%を超えるので、アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。
特殊成分として、水素イオンを1mg以上含むと酸性泉となりますが、こちらは12mgと圧倒的。
また硫黄分を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは14mg含みます。以上より酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉となります。