川原湯共同浴場
入浴時間 6:00〜22:00
入浴料金 200円
露天風呂 なし
お風呂の数 内湯(男1・女1)
泉質 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
温度 42.4度
成分総計 2862mg pH1.9
蔵王温泉の起源は1900年ほど前。日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征に随行していた吉備多賀由(きびのたかゆ)が偶然発見し、矢の毒がたちまち全快したと伝えれています。神話時代の話なのでどこまでが本当かはわかりませんが、山形県最古の温泉と言われています。長らく最上高湯などと呼ばれていましたが、1950年に蔵王温泉に改称しました。
川原湯共同浴場は蔵王温泉のメインストリートである高湯通りの一歩横にあります。
浴槽は縦長で底にはすのこが敷いてあります。川原湯共同浴場の隣りにあるすのこ湯もその名の通り底はすのこ敷きで、このあたりの温泉の特徴になっています。
源泉は川原湯共同浴場源泉でこのお風呂にだけに注がれています。
お湯は透明度が高く透き通るような青色をしています。
おそらく蔵王では一番透明に近いかもしれません。
泉温は42.4度と低めなのもこの源泉の特徴。
ということは、源泉を冷ます必要がなくそのまま投入していると思われますので、かなり鮮度がいいお湯であることがわかります。
濁りがないのも、お湯が特にフレッシュであるからかもしれません。
強酸性の温泉らしく味はかなりの酸味があります。
【温泉分析書のみかた】
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはアルミニウム、陰イオンは硫酸塩と塩化物イオンが20%を超えるので、アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。
特殊成分として、水素イオンを1mg以上含むと酸性泉となりますが、こちらは12mg。蔵王温泉では平均的。
また硫黄分を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは12mg含みます。以上より酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉となります。