大露天風呂の日記

旅館大好き温泉ソムリエのブログ 日帰り入浴情報と泉質を解説します

蔵王温泉 下湯共同浴場 レモンのような酸性泉に入浴

下湯共同浴場

入浴時間   6:00〜22:00 
入浴料金   200円
露天風呂   なし
お風呂の数  内湯(男1・女1) 

 

源泉  蛇荒川折口・インキョ・上の川混合源泉

泉質  酸性・含硫黄-硫酸塩・塩化物泉

温度               53.3度

成分総計  3282mg      pH1.7


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蔵王温泉の起源は1900年ほど前。日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征に随行していた吉備多賀由(きびのたかゆ)が偶然発見し、矢の毒がたちまち全快したと伝えれています。神話時代の話なのでどこまでが本当かはわかりませんが、山形県最古の温泉と言われています。長らく最上高湯などと呼ばれていましたが、1950年に蔵王温泉に改称しました。


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下湯共同浴場蔵王温泉のメインストリートである高湯通りの入り口にあります。


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この高湯通りはかつて高湯温泉と呼ばれていた名残を残した通りで、小規模の旅館や商店が密集しています。通り沿いの側溝にはすごい量の温泉が流れていて、あちらこちらから湯気が上がる温泉らしい雰囲気となっています。


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木造の浴室はいかにも蔵王温泉らしい雰囲気。お湯は強酸性で舐めるとお酢のようなレモンのようなさわやかな酸味があります。一瞬おいしいと感じるくらい。


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共同浴場によくある激熱で入れないということはなく、温度は適温でした。こちらの源泉は蔵王温泉の中では硫黄の含有量が少なく、濁りはあまりありません。隣の伊藤屋という旅館でも全く同じ源泉を使用しているので、混み合わずに入りたい場合は伊藤屋の日帰り入浴もオススメです。共同浴場なのでカランやドライヤーなどはありません。


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【温泉分析書のみかた】

溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。ところが、この源泉は酸性泉として名前がつく水素を除き、陽イオンが20%を超えません。この場合どうなるかと言うと、陽イオンの名前が欠落します。これはかなり特殊な泉質です。一方、陰イオンは硫塩イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、硫酸塩・塩化物泉になります。

特殊成分として、水素イオンを1mg以上含むと酸性泉となりますが、こちらは20mgで蔵王温泉でも有数。

また硫黄分を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは9mgで蔵王温泉ではやや少なめ。以上より酸性・含硫黄-硫酸塩・塩化物泉となります。