大露天風呂の日記

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蔵王温泉【ヴァルトベルク】日帰り入浴記「森の中の白濁露天風呂」

森のホテル ヴァルトベルクの日帰り入浴ってどんな感じなの?

年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。

 

こんな人におすすめ 

 

・森の中の露天風呂に入りたい

・源泉かけ流し温泉に入りたい

・寝湯も楽しみたい

 

営業情報とアクセス

▶日帰り入浴時間

11:00〜15:00

▶日帰り入浴料

1000円

▶タオル

110円

▶お風呂の数

内湯露天(男1・女1)

▶サウナ

なし

▶住所

山形県山形市蔵王温泉清水坂889-1

▶電話番号

023-694-2111

 

ヴァルトベルクの外観と館内

 

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ヴァルトベルクは蔵王温泉でも標高高めな場所にあるホテル。

蔵王温泉の山側の道路は複雑怪奇で、曲がりくねった坂道や急斜面の細い道路が幾重にも伸びています。初見だとなかなか難解です。

 

正面から見ると小さく見えますが奥に長い建物です。


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一階はスキー用のフロアになっていてロビーは二階です。

蔵王温泉は冬のスキーシーズンが最も賑わい、宿泊料金も爆上がりするのでゆったりと温泉を楽しみたいなら冬以外がオススメ。


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ロビー。入浴料は1000円と少しお高め。


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ですがお茶が一本サービスでついてきます。

お風呂上がりにいただきます。


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一方タオルはちゃんとロゴ入りなのに110円とお安め。


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堺屋旅館と書かれていますが、ヴァルトベルクはもとは堺屋という蔵王では名の知れた大きな旅館の別館でした。

堺屋旅館は10年ほど前に火災を起こしそのまま廃業したようです。 

 

描かれているのは高山植物の女王と言われるコマクサ。

東北地方では蔵王の他、岩手山秋田駒ケ岳にしか咲いていない貴重すぎる花です。


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館内には堺屋旅館を偲ぶ品々が飾られています。


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お風呂は3階です。


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客室が並ぶ廊下をまっすぐ進みます。


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ヴァルトベルクはドイツ語で森林という意味らしいです。

各客室にも森マーク。


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こんなところも徹底しています。


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廊下には在りし日の蔵王温泉の写真がありました。

蔵王温泉はスキー場やエコーラインの開通などで開発が進み、湯治場としての雰囲気はほぼ残っていません。もし写真のように旅館が残っていたら銀山温泉のようになっていたかもしれません。唯一現在も面影があるのは深山荘高見屋くらいでしょうか。

 

ヴァルトベルクの温泉


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浴室入口。


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脱衣所。


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アメニティ設備。


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広めの内湯。蔵王温泉の特徴はなんと言っても国内屈指の強酸性のお湯ですが、こちらのお湯は蔵王の中でも一番酸っぱい味がしました。

お酢のような強烈な収斂味があります。

また、蔵王温泉は硫黄臭は意外に薄いのですが、こちらの内湯はしっかりと硫黄の臭いを感じることができます。

これだけの大きさでもなんと源泉かけ流し。


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カラン。蔵王温泉はお湯の強力な酸性と硫化水素による腐食を恐れて木造の浴室が多いのですが、こちらは珍しく木造ではありません。


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泉質は酸性・含硫黄-マグネシウム-硫酸塩・塩化物泉。

蔵王温泉はアルミニウムが主成分であることが多いのですが、こちらの源泉はマグネシウムが優勢で、むしろアルミニウムは少なめ。

このようなお湯は蔵王温泉でもここだけです。


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続いて露天風呂。奥がメイン露天で手前は寝湯。


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蔵王温泉は各源泉により青白い透明な色であったり、すこし濁りがあったりしますが、こちらは濁りありのお湯。よく見ると細かい粒のような湯の花がお湯の表面に漂っています。


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寝湯は温めに保たれていました。

こちらのホテルの源泉は成分総計は多い方ではないのですが、酸っぱさといい、硫黄臭といい蔵王温泉でも一番のお湯なのでとてもオススメです。

 

以上、ヴァルトベルクの日帰り入浴情報をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

蔵王温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです

 

日帰り入浴してみた感想まとめ

ヴァルトベルクは昔からあるホテルなので、建物はちょっとレトロ。

ですが、館内はきれいにされています。

お風呂にこだわっている宿で、森の中の露天風呂はかなりオススメ。

夏季限定で野天風呂もオープンするので、夏の時期に訪れると良いと思います。

 

 

ヴァルトベルクの泉質と効能


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酸性・含硫黄-マグネシウム-硫酸塩・塩化物泉

✓源泉 湯左の沢1号源泉・湯左の沢2号源泉

✓温度 51.3度(高温泉)

✓pH値 1.8(酸性泉)

✓成分総計 2079mg

✓効能 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、表皮化膿症、慢性湿疹、きりきず、皮膚乾燥症、冷え性、末梢循環障害、糖尿病、うつ状態