こんな人におすすめ
・ひなびた湯治宿が好き
・白濁の硫黄泉に入りたい
・木造のお風呂に入りたい
営業情報とアクセス
湯の宿伊藤屋の外観と館内
伊藤屋は蔵王温泉のメインストリートである高湯通りの旅館密集エリアにあります。
駐車場は宿の隣の山側にあります。宿の前のちょっとしたスペースには停められないようです。
パット見は大きくありませんが、隣の招仙閣という旅館の裏を這うように3階建ての客室棟があり、なかなか大きな旅館です。
入浴料は500円。蔵王温泉ではかなり安いほうですが、確かに以前は400円でした。
ご主人は蔵王の山岳インストラクターだそうで、館内の至るところに蔵王の写真が飾られています。
湯の宿伊藤屋の温泉
浴室はフロントの真横です。
お風呂は内湯のみ。そんなに大きくはありませんので、コロナ対策で入浴は二人までとなっていました。
蔵王温泉の特徴的はなんと言っても強酸性であること。伊藤屋は目の前にある下湯共同浴場と同じ源泉を使用していて、成分総計は蔵王温泉でも指折り。pHも1.7でかなりの強酸性です。
蔵王のお湯は酸性泉特有の透明な青緑色が多いですが、こちらはしっかりと白濁しているシルキーなお湯。人がしばらく入っていないと透明度が出てきますが、少し入浴すると湯船の底の湯の花が舞上がりあっという間に白濁します。
木造の浴室とケロリン桶はとても良く似合います。
蔵王温泉は強酸性で殺菌作用に優れるため、切り傷や皮膚病、胃腸病などに効能があります。舐めると強烈ながらもさわやかな酸っぱさがあります。
カランは2つ。鏡は硫黄分で腐食してしまっています。
駐車場の真横から見たお風呂部分。
以上、湯の宿伊藤屋の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
蔵王温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
湯の宿伊藤屋は蔵王温泉中心部の宿ですが、駐車場を完備。
車でも利用しやすいです。
露天風呂はなく、お風呂も小さいですが、すのこが敷かれた浴室は蔵王らしい趣があります。
温泉だけを楽しみたい方におすすめ。
湯の宿伊藤屋の泉質と効能
✓源泉 蛇荒川折口・インキョ・上の川混合源泉
✓温度 53.3度(高温泉)
✓pH値 1.7(酸性泉)
✓成分総計 3282mg
✓効能 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、表皮化膿症、慢性湿疹、きりきず、皮膚乾燥症、冷え性、末梢循環障害、糖尿病、うつ状態