光雲閣
1.入浴時間・料金・混雑度
◯日帰り入浴時間 11:00〜14:30
◯日帰り入浴料金 750円
◯露天風呂 あり
◯お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
◯客室数 53室
◯タオル 200円(ロゴあり)
○混雑度 お風呂で会った人数 4人
◯個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0243-24-2101
5.外観・館内・お風呂
光雲閣は岳温泉の中でも最も高台に位置する大型旅館。
陽日の郷あづま館に次ぐ規模を誇り、昔から名前を変えずに営業している岳温泉では数少ない旅館の一つです。
眺めの宿と言うだけあって、遠く阿武隈高地を一望できます。
岳温泉街はあまり見えません。
日帰り入浴にも積極的ですが、受付時間が短いです。
旅館の入口とは別に日帰り入浴専用の入口があります。
これならその日営業しているかどうかわかりやすい。
日帰り入浴専用の玄関です。ここでスリッパに履き替え。
ロビー。入浴料は750円。
タオルは200円でロゴ入り。歯ブラシ付。
3月16日の福島県沖地震で被害を受けたようで、所々工事しているようでした。
エレベーターは地震の被害で故障中。
お風呂は二階です。
廊下には何かのレリーフ。(語彙力なくてすみません)
大山忠作さんという方の絵。二本松市出身だそうです。
この宿は中国美術の展示が多くあります。
これは唐の都長安の道路に敷き詰められていたていたレンガの一部だそう。
浴室入口。
男湯までここから更に通路を進みます。
ここにも美術品。立派な欄間と中国船の模型。
脱衣所。
内湯。写真手前がぬる湯、奥があつ湯になっています。
ぬる湯のほうが人気で浸かっている方が多くいました。
泉質は単純酸性泉。岳温泉は標高1500mのくろがね温泉小屋付近に7箇所の源泉が点在しており、それらを集めて、そこから実に8kmにもなる日本一の長さを木管で引湯しています。お湯は40分かけて上流から流れてきますが、この間にお湯がもまれまろやかになるそうです。
この木管は20m毎に点検口があり、メンテナンスのため、週に一度湯守が湯の花の掃除を行います。この清掃の日はミルキーデイと呼ばれ、落とされた湯の花でお湯が牛乳のようなに濁るそうです。
お湯は酸性泉独特の透明な緑青色。鉄と硫酸が反応するとこのような色になります。岳温泉もわずかに鉄を含みます。
木管のメンテナンスは登山道が雪に閉ざされる真冬でも行う必要があります。岳温泉のお湯は湯守の方々などの途方も無い努力によって維されている貴重なお湯なのです。
岳温泉は酸性泉にしては珍しく硫黄分をほとんど含まないため、濁りもなく硫黄臭もあまりありません。
酸性泉は通常、硫黄の他、アルミニウム硫酸塩や硫酸鉄を多く含む特徴がありますが、岳温泉はいずれの含有量も少なく、他の成分をあまり含まない純粋な酸性泉。これは全国的に見ても珍しいものです。味は雑味がなく酸っぱさのみ。さながらレモネードのようで、おいしいと感じくらいです笑
ぬる湯は寝湯になっています。
続いて露天風呂へ。二階ですが高台にあるため眺望が良いです。
露天風呂。ガラスの目隠しがあるため、残念ながらお湯に浸かりながら眺望というわけにはいきません。
手前は陶器風呂になっています。なぜか陶器風呂に入っている人はあまりいませんでした。
この目隠しがないと駐車場から丸見えです。
不用意に立ったりしないほうが無難です笑
露天風呂もキレイな緑青色。お湯は適温です。
同じ安達太良山を泉源とする会津側の中ノ沢温泉は硫黄やアルミニウム硫酸塩を多く含む強烈な温泉ですが、岳温泉は酸性泉ながら刺激も少なく入りやすい温泉。酸性泉はその強い殺菌作用から水虫や湿疹、皮膚病に効能があります。
まだまだあります 岳温泉
【岳温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ10選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
✓源泉 元湯1の2、1の3、2の2、3の2、3の3号源泉
✓温度 54.5度(高温泉)
✓pH値 2.4(酸性泉)
✓成分総計 745mg
✓効能 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、表皮化膿症、糖尿病