花かんざし
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 13:00〜15:00
○日帰り入浴料金 1000円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 8室
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0243-24-2110
3.泉質
■源泉 元湯1の2、1の3、2の2、3の2、3の3号源泉
■泉質 単純酸性泉
■温度 56.7度
■成分総計 632mg pH2.5
4.岳温泉について
その歴史は古く、室町時代の1496年に狩人によって発見されたと言われています。岳温泉は度重なる災難に遭っては何度も復興してきた
温泉。
もともとは安達太良山頂に近い現在のくろがね温泉小屋付近にあり、陽日(ゆい)温泉と称して江戸時代には大いに賑わいますが、1825年に大規模な土砂崩れにより多数の死傷者を出して全滅。
その後、現在の岳温泉より少し北側まで引湯し、十文字岳温泉として再興しますが、これも戊辰戦争により焼き払われます。その後は現在よりも南の位置に深堀温泉として小規模に再興しますが、1903年大火により全焼します。ようやく1906年に現在の位置に岳温泉が再興され、現在に至りますが、東日本大震災で建物や風評被害を受け多くの旅館が倒産してしまいました。
現在は11件の旅館があり、ほんどの旅館で日帰り入浴可能。
5.外観・館内・お風呂
花かんざしは岳温泉のメインストリートであるヒマラヤ大通りに面する高級旅館。客室数はわすが8室です。
宿の公式HPでは入浴のみは不可となっていますが、実際は快く受付けてくれます。ロビーは土間になっていてスタイリッシュなゲストハウスのような雰囲気。入浴料は1000円。
入浴料を支払い、靴を脱いで土間から上がるといきなり和の雰囲気。
畳敷きの廊下をぐんぐん進みます。
こういう天井があると高級感あります。
照明もかっこいい。
途中にあるお休み処。
冷水が飲めます。
紙コップではなく、なんと切子のグラス。
殿方浴室入口。
試験管のような瓶に生けられた花もキレイです。
タオルは脱衣所から自由にとるスタイル。
脱衣所。なにやらお香の香りが漂っています。
洗面台。
内湯。源泉かけ流しです。
ぬる目でいつまでも入れる気持ちのいい温度ですが、日によっては熱い日もあるそうで、その場合は加水してよいとのこと。
カランのアメニティも高そうに見えます。
泉質は酸性泉。
竹筒に一度お湯を流し入れる工夫された湯口。
たぶん熱くならないように調整してるのだと思います。
岳温泉は標高1500mのくろがね温泉小屋付近に7箇所の源泉が点在しており、それらを集めて、そこから実に8kmにもなる日本一の長さを木管で引湯しているため、お湯が揉まれてまろやかになると言われています。効能は強い殺菌効果から湿疹や皮膚炎、肌の角質を溶かすため美肌の湯としても有名です。
露天風呂。できたばかりなのか木の香りあふれるピッカピカのお風呂でした。
内湯は透明な青緑色でしたが、露天風呂は透明に近い色。
味は内湯も露天もしっかり酸っぱく、雑味のない美味しい味。
砂糖入れたら結構イケる味になるんじゃないかと思います。
露天風呂にもカランがありました。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
特殊成分として水素イオンを1mg以上含みますので、単純酸性泉となります。
岳温泉はどの旅館も源泉が同じなため、基本的にはどこも同じ成分です。
7.岳温泉の日帰り入浴可能な旅館リスト
日帰り入浴時間は変更になる場合がありますので、事前の電話連絡をおすすめします。
日帰り入浴はほとんどの旅館で可能ですが、一部の施設を除き、受付時間は短め。平日のみ入浴可能な旅館もあるため要注意です。
旅館名 | 時間 | 料金 | 紹介記事 |
---|---|---|---|
陽日の郷あづま館 |
12:00~17:30 平日のみ |
1000円 |
|
光雲閣 | 11:00~14:30 | 750円 |
|
鏡が池碧山亭 |
不可 | 不可 | |
扇や |
14:00~17:00 平日のみ |
800円 |
|
空の庭リゾート | 10:30~14:00 | 600円 |
|
花かんざし | 13:00~15:00 |
1000円 |
|
旅籠ふじ乃 | 11:00~13:30 | 1100円 |
|
マウントイン | 7:00~20:30 | 600円 |
|
あだたらふれあいセンター | 13:00~16:00 | 500円 |
|
ホテルパラダイスヒルズ | 6:00~23:00 | 600円 |
|
岳の湯 | 10:00~19:00 | 400円 |
|