松川屋那須高原ホテル
1.入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 14:00〜20:00
〇日帰り入浴料金 1200円
〇露天風呂 あり
〇お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
〇タオル 入浴料に含む(ロゴあり)
〇客室数 25室
〇公式HP http://www.matsukawaya.co.jp/
〇混雑度 お風呂で会った人数 4人
〇個人的オススメ度 ★★★★★
2.場所・電話番号
〇電話番号 0287-76-3131
3.泉質
源泉 鹿の湯 行人の湯混合泉
泉質 単純酸性硫黄泉(硫化水素型)
温度 53.7度
成分総計 1064mg pH2.36
4.那須湯本温泉について
那須湯本温泉は奈良時代の630年頃、狩の途中に射損じた鹿を追っていたところ、現在の共同浴場の鹿の湯がある周辺で、鹿が温泉に浸かって傷を癒やしているところを発見したことからと伝えられています。
谷沿いにびっしりと旅館が並ぶ戦前の那須湯本温泉の様子。写真右奥にある大きな旅館は現在の松川屋那須高原ホテル。米軍による空襲を受けたため、木造旅館はほぼ残っていません。
高台の県道沿いに旅館が、鹿の湯周辺の谷沿いに民宿が集まる温泉街となっています。日帰り入浴には寛容で7件の旅館全てで可能な一方、民宿は日帰り入浴不可です。
5.外観・館内・お風呂
松川屋は那須湯本温泉で唯一の大型旅館。と言っても客室数は25室で意外と少なめ。温泉街を見下ろす高台に立っています。
名前の割に外観に和風な感じはなく、どことなくマンションのような建物。
エントラス。
ロビー。入浴料は1200円。那須湯本のほとんどの旅館は日帰り入浴ワンコインなので、かなり破格のお値段。
日帰り入浴時間は14時からと遅めですが、20時まで入れます。
日帰り入浴は先着100名までだそうですが、お断りされたことはありません。いちいち数えているんでしょうか。
1200円もするだけあってちゃんとフェイスタオル付き。
大型旅館だけあって、ロビーも広い。
ロビーは2階にあるので、お風呂まで階段で降ります。
浴室は1階。
広いゲームコーナー。
廊下の先が浴室です。
浴室入口。右側が男湯、左側が女湯。男女の入れ替えはありません。
脱衣所。
内湯はかなり広め。手前側が少し熱め。
カランもたくさん。
奥は寝湯になっています。
泉質は単純酸性硫黄泉。味はレモンのような酸味。
ものすごくすっぱい味を温泉界隈では収斂味と言いますが、
そこまではすっぱくありません。
わずかに苦味があります。ゆでたまごの硫黄臭はそこまで強くはありません。
縁が白く染まっているのは温泉の石膏分。
料金が高いためか、いつ行っても比較的空いていて、この広い浴室を独占して入浴料できます。
ここのウリは露天風呂。那須湯本温泉街を見下ろす絶景露天。
那須湯本で展望露天風呂があるのはここだけで、他の旅館はあっても庭の片隅にちょこんとあるくらいです。お湯はたまにぬるめのときもあるのですが、この日は少し熱めくらいの適温。個人的にはぬるゆで景色をずっと眺めている方が好き。
バルコニーには椅子が置いてありますが、裸で座ったら下界から見えそうな気も。。
夕暮れ時の那須湯本温泉街。
大型旅館でありながら、源泉かけ流し。基本的に加水も加温もしていないそうです。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは975mgでかなり惜しい!
単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。
もし1000mgを超えていればカルシウム-硫酸泉(石膏泉)となる温泉です。なので石膏が主成分の単純温泉と言えます。
また、特殊成分として水素イオンが1mg以上で酸性泉、
総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となります。
こちらは水素イオンを4mg、総硫黄を88mg含みますので、合わせて単純酸性硫黄泉となります。
硫黄分は全て遊離硫化水素(ガス成分)として含んでいるのも特徴的。
7.那須湯本温泉の日帰り入浴可能な旅館リスト
那須湯本温泉は全旅館で余すことなく日帰り入浴可能。
時間も18時頃までと割と遅くまで受け付けてくれるところが多いです。
旅館名 | 時間 | 料金 | 紹介記事 |
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松川屋那須高原ホテル | 14:00~20:00 | 1200円 |
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雲海閣 | 9:00~20:00 | 400円 |
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旅館山快 | 10:30~14:00 | 600円 |
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旅館清水屋 | 10:30~19:00 | 800円 |
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喜久屋旅館 | 10:30~19:00 | 500円 |
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中藤屋旅館 | 11:00~15:00 | 600円 |
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あさか荘 | 8:00~20:00 | 500円 |
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小鹿の湯 | 9:00~20:00 | 500円 |
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