東や
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 11:00〜 15:00
○日帰り入浴料金 500円(湯巡り手形使用不可)
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
露天風呂(混浴2)
○タオル 200円(レンタル)
○客室数 28室
〇公式HP http://www.azuma-ya.net/
◯混雑度 ほとんど誰にも会わない
◯個人的オススメ度 ★★★★★
2.場所・電話番号
〇電話番号 0287-32-3636
3.泉質
■源泉 あづまや源泉
■泉質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
(含食塩重曹泉)
■温度 54.9 pH 7.43
■成分総計 1530mg
4.塩原温泉郷について
塩原温泉郷の開湯は806年と伝えられ、1200年以上の歴史ある温泉です。正確には塩原温泉と言う温泉はなく、塩原十一湯(古町、門前、福渡、塩釜、畑下、大網、新湯、元湯、中塩原、上塩原、塩ノ湯)と呼ばれる温泉の集まりで、150もの源泉があり、泉質も様々。30件を超える旅館があり、まさに温泉天国。かつてはこれに「甘湯、須巻、袖が沢」の3温泉が加わっていましたが、旅館が全てなくなり、現在は消滅しています。
塩原温泉郷は日帰り入浴も比較的に積極的に行っており、旅館共同組合の湯めぐり手形を購入すれば、なんと半額で各旅館の日帰り入浴が可能です。
塩原で日帰り入浴する際のマストアイテムで、塩原もの語り館や各旅館で購入可能です。
古町温泉は塩原温泉郷の中でも中心に位置しており、箒川沿いに旅館が点在しています。安土桃山時代には既に温泉の開発がなされていたと言われ、塩原温泉郷の中心として栄えてきました。旅館数は塩原温泉郷で最大です。
戦前の写真にも現在も残る上会津屋などが写っている他、多くの旅館が立ち並んでいます。戦前は田んぼであった写真上部付近は現在は国道が開通。
国道沿いに新しく作られた旅館も古町温泉として数えられます。
古町温泉や門前温泉の界隈は塩原名物とて焼き(どら焼きクレープ)のお店も集まっていますので、ちょっとボリューミーですが、湯上がりのスイーツに良いかもしれません。写真は今井屋のとて焼き。皮はどら焼きみたいな感じで、まんじゅうが突き刺さってますので、結構お腹いっぱいになります。
5.外観・館内・お風呂
外観は少しくたびれています。
湯めぐり手形には加盟していませんが、日帰り入浴は積極的に受け入れている印象です。時間制で1時間500円です。なので2時間入りたい場合は1000円です。
フロントはこんな感じです。ロビーで受付の方がくつろいでいました。お風呂をお願いすると快くOK。なかなかアットホームな雰囲気です。1時間も入れば十分ですので500円を払います。
タオルは200円。レンタルで購入はできません。
帰りにフロント戻す必要があります。
ロビーで受付をするとこのような木札がもらえます。なので木札の番号で先客が何人いるかわかります。この日は壱番。ひとりでゆっくり入りたいので期待高まります。
お風呂は受付の横にあるのれんをくぐり奥に進みます。
まずはこの旅館の名物の露天風呂から。
扉を開けると宿の裏側へ出ます。
露天風呂は山の斜面を利用して作られており、80段近い長い階段を登ります。
あづまやが見えてきました。こちらが脱衣所です。
露天風呂は急斜面に沿って、下段に1箇所、すぐ上のに1箇所あります。男女の別はなく、どちらも混浴です。お湯は若干黄褐色で、油臭のような土臭いような、独特の温泉の臭いがわずかにします。
上側の露天風呂の脱衣所です。
山の斜面にある露天風呂は塩原温泉郷でもここだけです。開放感は塩原随一。
こちらが上段の露天風呂です。大きさや造りは2つともほぼ一緒。
どちらもぬるめです。
しかし、ここの露天風呂の脱衣所は吹きさらしでとにかく寒い。。
お湯もぬるめなので、着替えるのはなかなかの苦行。。
ですが、東やに来たらこんな素晴らしい露天風呂にはいらない訳にはいきません。ベストは夏がいいと思います。
続いて内風呂へ。内湯は男女別で奥が男湯です。手前の家族風呂は日帰り入浴では利用できません。
脱衣所は結構薄暗いです。建物もなかなか年季が入っており、お風呂のドアはかなり立て付けが悪くなっていて開け閉めが大変。
内湯は湯気がこもってますが、ドデカイ岩がそのままお風呂として利用されています。
岩の隙間から滝のように源泉が大量投入。
すごいのはオーバーフローの量で、川のように温泉が流れていました。源泉を惜しみなくかけ流してくれます。
お湯の出は悪いですが、一応、シャワー、ボディソープ等もあり。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉です。
重曹と食塩が主成分です。
設備は少々古いですが、塩原有数の開放感バツグンの露天風呂はぜひオススメです。冬場は寒いので、新緑の時期がベストだと思います。
まだまだあります 塩原温泉郷
【塩原温泉郷を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ25選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
【温泉分析書のみかた】
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは炭酸水素イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉となります。
旧泉質名では含食塩重曹泉です。
その他、泉質名にはなりませんが、天然の保湿成分と言われるメタケイ酸が204mgと豊富に含まれていませす。塩原温泉郷はメタケイ酸の含有量が多い温泉が多いですが、こちらは塩原でも有数の含有量です。