かもしか荘
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:30〜 14:30
○日帰り入浴料金 1150円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
露天(男1・女1)
○タオル 100円(ロゴなし)
○客室数 60室
〇公式HP https://kamoshika.ooedoonsen.jp/
○混雑度 お風呂で会った人数 10人以上
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇住所 栃木県那須塩原市塩原1256
〇電話番号 0570-012-265
3.泉質
■源泉 鹿股2号源泉
■泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含塩化土類-食塩泉)
■温度 49.3度 pH 6.23
■成分総計 3763mg
5.外観・館内・お風呂
かもしか荘は大江戸温泉グループの大型ホテル。
外観は小洒落たリゾートホテルといった趣です。
亀の井ホテル塩原(旧かんぽの宿塩原)と塩原ビジターセンターに隣接します。
福渡温泉の中心街からは 離れており、正確には福渡温泉というかどうか微妙な位置。泉質的には塩の湯温泉や塩釜温泉に近いかもしれません。
玄関には大江戸温泉グループの証である大きな葵風の御紋。
かもしか荘はコロナの感染状況によっては、日帰り入浴を休業していることもまあまああったため、念の為、電話確認。
大江戸温泉グループは宿直通の電話ではなく、一度オペレーションセンターに繋がるため、ちょっと面倒くさいです。
日帰り入浴は通常通りやってますとのこと。
玄関には鹿の剥製。なんでここに?と思いましたが、「かもしか荘」なので。
二層吹き抜けの明るく開放的なロビー。12月初旬でしたが、紅葉の紅葉が大きな窓から美しく映えます。
クリスマスはまだ先のはずですが、館内はクリスマスソングのBGMが無限リピートされていました。
かもしか荘を訪れるのは実はこれで2回目。前回訪れた際は、平日だというのに激込み。前回の反省を活かして、今回はオープン10分前からスタンバイします。
14時半からのオープンですが、ピッタリにならないと受付してくれません。宿泊客のチェックインも14時半のようで、ロビーでは多くのお客さんが受付を待っていました。とりあえず、体調確認シートを記入して待ちます。時間になると名前を呼ばれ、受付してくれるシステムです。入浴料は1150円。半端な金額なのは入湯税のせいです。
タオルは100円ですが、なんのロゴもありませんので、オススメしません。
お風呂は2箇所。最上階である4階に展望露天風呂があり、2階に大浴場があります。とりあえず、2階の大浴場から攻略することにします。
ロビーから大階段を上がると、そのままお風呂ゾーンへと繋がります。もちろんエレベーターもあり。
大浴場の入口前にはフリードリンクがある休憩スペースがあります。日帰り入浴客は利用不可とか、宿泊客専用とかは書いてませんでしたので、遠慮なくオレンジジュースを一杯いただきました。
大浴場入口。キレイなんですが、どことなく日帰り入浴施設のような雰囲気を感じちゃいます。
脱衣所は広め。鍵付きの貴重品ロッカーの他、ドライヤーなどの設備は完備。かもしか荘は平日でも割と混み合いますので、貴重品は入れておくのが無難です。
こちらが大浴場。大浴場自体は割とフツウな感じです。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉というお湯で、若干黄褐色の濁りがあります。
塩分の含有量は塩原温泉郷でもかなり多い方です。
この時、私は足の爪が剥がれ、ケガをしていたのですが、じんじん染みてくるお湯はいかにも「効いてる」と感じました。
大型ホテルなので、お湯には正直あまり期待していませんでしたが、お湯は甘塩のような、少し甘みを感じる塩味でびっくり。
浴槽の底はお湯の投入口に近いほど赤茶けていましたが、こちらのお湯は鉄分やマンガンなども微量に含みます。
源泉かけ流しではないのですが、塩分のベタつきなども感じることができる良質なお湯でした。
源泉は隣の亀の井ホテル塩原と全く同じなのですが、こちらは黄色の温泉で有名。湯使いの違いなのかか、同じ温泉とは思えないくらいでした。
まだ14時半過ぎでしたが、浴衣を着た宿泊客と思われる方々が続々とお風呂へ。日帰り入浴のみのお客さんは少ないようでした。
続いて露天風呂へ。最上階の4階へエレベーターで向かいます。
客室が並ぶ廊下の奥が露天風呂です。
こちらが脱衣所。奥に見えるのが露天風呂。
露天風呂と脱衣所の境はガラス窓で丸見え。
このタイプ、お風呂からの視線を感じるので、個人的には少し恥ずかしいです。
脱衣かご。
コロナ対策として、衣類の取り違え防止のため、脱衣の上にこのカードを置くのですが、空の脱衣籠も「使用中」に見えてしまいます。
おじいちゃんがカラの脱衣籠を見て当惑し、「ここも、ここも使用中だ。。」とボヤいていたので、教えてあげましたが、もう少し分かりやすくした方がいいかも。
こちらが露天風呂。背の高いは松の木が顔を出し、趣ある絵画のような景色。露天風呂は檜風呂でピッカピカ。おそらく後から増築したんじゃないかな思います。温度は以前訪れた際は結構ぬるめだっ記憶がありましたが、この日はちょっと熱めくらいの適温でした。
2階の大浴場と同じ源泉のはずですが、温泉感はほとんどありません。赤茶色の析出や、黄褐色の濁りもなく透明そのものなお湯。塩のベタつきもなく、本当に温泉なのかと思ってしまうほど。屋上露天風呂は循環ろ過が強めなんだと思います。
それを分かっているのか、ご年配のお客さん2階の大浴場のみで、展望露天風呂にはほとんど誰もいませんでした。
景色と外界の風を感じるにはとても良いとお風呂なのですが、お湯を求めるなら2階の大浴場がオススメ。
かもしか荘は平日でもオープン開始直後でも割と混み合いますので、一人でゆっくり入りたい方にはあまりオススメしませんが、
お湯は塩原でも有数の食塩泉ですので、泉質重視の方におすすめ。
まだまだあります 塩原温泉郷
【塩原温泉郷を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ25選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。旧泉質名では含塩化土類-食塩泉。
もう一つここの源泉の特徴としては、遊離二酸化炭素の量が比較的多いこと。遊離二酸化炭素は炭酸泉のことでシュワシュワのもとです。
これが250mg以上で温泉の定義に該当しますが、こちらは501mg含みます。
ただ、お湯にシュワシュワ感や泡付きはありませんでした。
ちなみに二酸化炭素泉(炭酸泉)を名乗るには遊離二酸化炭素が1000mg以上必要です。