大露天風呂の日記

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塩原温泉郷 福渡温泉 かもしか荘 甘塩味のびっくり食塩泉と展望檜露天に日帰り入浴

かもしか荘

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 


○日帰り入浴時間 10:30〜 14:30
○日帰り入浴料金 1150円 
○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯(男1・女1)

         露天(男1・女1)

○タオル     100円(ロゴなし) 

○客室数     60室

〇公式HP                 https://kamoshika.ooedoonsen.jp/

○混雑度     お風呂で会った人数 10人以上

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

 


〇住所  栃木県那須塩原市塩原1256

〇電話番号   0570-012-265

 

 

3.泉質

 


■源泉   鹿股2号源泉

■泉質   ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

     (含塩化土類-食塩泉)

■温度             49.3度  pH 6.23

■成分総計  3763mg

 

4.塩原温泉郷について

 

 


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塩原温泉郷の開湯は806年と伝えられ、1200年以上の歴史ある温泉です。正確には塩原温泉と言う温泉はなく、塩原十一湯(大網、福渡、塩釜、塩の湯、畑下、門前、古町、中塩原、上塩原、新湯、元湯)と呼ばれる温泉の集まりで、150もの源泉があります。

合計で30件以上の旅館が軒を連ねる、栃木県を代表する温泉です。

 

福渡温泉は「ふくわた」と読みます。塩原温泉郷に向かう道中では、大網温泉の次に現れるのがこの福渡温泉。1884年の塩原街道の整備に伴い、徐々に湯治場として栄え、門前や古町温泉とともに、明治時代には塩原温泉郷の中核を担っていました。

 

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戦前の福渡温泉は高楼の旅館が林立する温泉街でしたが、1949年の福渡大火で焼失。昔の面影をとどめる旅館はありません。写真奥に見えるのは現在の福渡橋付近と思われます。ひと際目立つ4層の楼閣は現在の松楓楼松屋です。

 

福渡温泉は多くの旅館がつぶれてしまい、そもそも旅館自体が少ないため、日帰り入浴ができる旅館も数件のみです。

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


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かもしか荘は大江戸温泉グループの大型ホテル。

外観は小洒落たリゾートホテルといった趣です。

亀の井ホテル塩原(旧かんぽの宿塩原)と塩原ビジターセンターに隣接します。

福渡温泉の中心街からは 離れており、正確には福渡温泉というかどうか微妙な位置。泉質的には塩の湯温泉や塩釜温泉に近いかもしれません。


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玄関には大江戸温泉グループの証である大きな葵風の御紋。

かもしか荘はコロナの感染状況によっては、日帰り入浴を休業していることもまあまああったため、念の為、電話確認。

大江戸温泉グループは宿直通の電話ではなく、一度オペレーションセンターに繋がるため、ちょっと面倒くさいです。

日帰り入浴は通常通りやってますとのこと。


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玄関には鹿の剥製。なんでここに?と思いましたが、「かもしか荘」なので。


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二層吹き抜けの明るく開放的なロビー。12月初旬でしたが、紅葉の紅葉が大きな窓から美しく映えます。

クリスマスはまだ先のはずですが、館内はクリスマスソングのBGMが無限リピートされていました。


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かもしか荘を訪れるのは実はこれで2回目。前回訪れた際は、平日だというのに激込み。前回の反省を活かして、今回はオープン10分前からスタンバイします。

14時半からのオープンですが、ピッタリにならないと受付してくれません。宿泊客のチェックインも14時半のようで、ロビーでは多くのお客さんが受付を待っていました。とりあえず、体調確認シートを記入して待ちます。時間になると名前を呼ばれ、受付してくれるシステムです。入浴料は1150円。半端な金額なのは入湯税のせいです。

タオルは100円ですが、なんのロゴもありませんので、オススメしません。


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お風呂は2箇所。最上階である4階に展望露天風呂があり、2階に大浴場があります。とりあえず、2階の大浴場から攻略することにします。

ロビーから大階段を上がると、そのままお風呂ゾーンへと繋がります。もちろんエレベーターもあり。


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大浴場の入口前にはフリードリンクがある休憩スペースがあります。日帰り入浴客は利用不可とか、宿泊客専用とかは書いてませんでしたので、遠慮なくオレンジジュースを一杯いただきました。


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大浴場入口。キレイなんですが、どことなく日帰り入浴施設のような雰囲気を感じちゃいます。


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脱衣所は広め。鍵付きの貴重品ロッカーの他、ドライヤーなどの設備は完備。かもしか荘は平日でも割と混み合いますので、貴重品は入れておくのが無難です。


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こちらが大浴場。大浴場自体は割とフツウな感じです。

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

旧泉質名では含塩化土類食塩泉というお湯で、若干黄褐色の濁りがあります。

塩分の含有量は塩原温泉郷でもかなり多い方です。

この時、私は足の爪が剥がれ、ケガをしていたのですが、じんじん染みてくるお湯はいかにも「効いてる」と感じました。

 

大型ホテルなので、お湯には正直あまり期待していませんでしたが、お湯は甘塩のような、少し甘みを感じる塩味でびっくり。

浴槽の底はお湯の投入口に近いほど赤茶けていましたが、こちらのお湯は鉄分やマンガンなども微量に含みます。

源泉かけ流しではないのですが、塩分のベタつきなども感じることができる良質なお湯でした。

源泉は隣の亀の井ホテル塩原と全く同じなのですが、こちらは黄色の温泉で有名。湯使いの違いなのかか、同じ温泉とは思えないくらいでした。

 

まだ14時半過ぎでしたが、浴衣を着た宿泊客と思われる方々が続々とお風呂へ。日帰り入浴のみのお客さんは少ないようでした。


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続いて露天風呂へ。最上階の4階へエレベーターで向かいます。


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客室が並ぶ廊下の奥が露天風呂です。


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こちらが脱衣所。奥に見えるのが露天風呂。

露天風呂と脱衣所の境はガラス窓で丸見え。

このタイプ、お風呂からの視線を感じるので、個人的には少し恥ずかしいです。


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脱衣かご。


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コロナ対策として、衣類の取り違え防止のため、脱衣の上にこのカードを置くのですが、空の脱衣籠も「使用中」に見えてしまいます。

おじいちゃんがカラの脱衣籠を見て当惑し、「ここも、ここも使用中だ。。」とボヤいていたので、教えてあげましたが、もう少し分かりやすくした方がいいかも。


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こちらが露天風呂。背の高いは松の木が顔を出し、趣ある絵画のような景色。露天風呂は檜風呂でピッカピカ。おそらく後から増築したんじゃないかな思います。温度は以前訪れた際は結構ぬるめだっ記憶がありましたが、この日はちょっと熱めくらいの適温でした。


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2階の大浴場と同じ源泉のはずですが、温泉感はほとんどありません。赤茶色の析出や、黄褐色の濁りもなく透明そのものなお湯。塩のベタつきもなく、本当に温泉なのかと思ってしまうほど。屋上露天風呂は循環ろ過が強めなんだと思います。

それを分かっているのか、ご年配のお客さん2階の大浴場のみで、展望露天風呂にはほとんど誰もいませんでした。

景色と外界の風を感じるにはとても良いとお風呂なのですが、お湯を求めるなら2階の大浴場がオススメ。

 

かもしか荘は平日でもオープン開始直後でも割と混み合いますので、一人でゆっくり入りたい方にはあまりオススメしませんが、

お湯は塩原でも有数の食塩泉ですので、泉質重視の方におすすめ。

 

まだまだあります 塩原温泉郷

 

【塩原温泉郷を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ25選) - 大露天風呂の日記

 

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。旧泉質名では含塩化土類-食塩泉。

 

もう一つここの源泉の特徴としては、遊離二酸化炭素の量が比較的多いこと。遊離二酸化炭素は炭酸泉のことでシュワシュワのもとです。

これが250mg以上で温泉の定義に該当しますが、こちらは501mg含みます。

 

ただ、お湯にシュワシュワ感や泡付きはありませんでした。

ちなみに二酸化炭素泉(炭酸泉)を名乗るには遊離二酸化炭素が1000mg以上必要です。