清琴楼
1.入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 要確認(冬期不可)
〇日帰り入浴料金 500円
〇露天風呂 なし
〇お風呂の数 内湯(男1・女1・家族風呂1)
〇タオル 200円(ロゴなし)
〇客室数 18室
〇公式HP なし
〇混雑度 ほとんど誰にも会わない
〇個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇住所 栃木県那須塩原市458
〇電話番号 0287-32-3121
5.外観・館内・お風呂
清琴楼は明治元年創業の老舗旅館。箒川沿いからは堂々たる立派な建物が見えます。清琴楼は本館、別館など全部で3棟の建物からなっている大きな旅館。
こちらが本館。木造の立派な建物は塩原温泉郷では珍しく、清琴楼のみ。歴史の古い塩原温泉郷ですが、現在ではほとんどの旅館が鉄筋で、こうした木造旅館は意外にも貴重な存在。
残念ながら本館は現在は使用されていません。
現在はこちらの別館が使用されており、玄関もここから入ります。
川沿いから見えた緑色の屋根の建物です。こちらも趣ある建物ですが、木造にモルタルが盛られているので、本館ほどの重厚な感じはありません。
清琴楼と言えば、明治の文豪尾崎紅葉が宿泊したことで有名。ここに逗留し、この旅館をモデルに金色夜叉を書き上げました。
玄関には尾崎紅葉の大きなモザイク画が。
それにちなんで、もとは佐野屋という名前だった旅館を金色夜叉に登場する清琴楼という旅館に改名しました。
ちなみに尾崎紅葉は本館に宿泊していますが、現在でも宿泊した部屋が残っており、宿泊すれば見学も可能です。
別館の玄関もなかなか立派です。
清琴楼は日帰り入浴のハードルがかなり高め。そもそも冬期は日帰り入浴不可なのと、営業しているかどうか外見からはよく分かりません。電話してもほとんどお断りなので、なかなかチャンスがありませんでした。
この日も電話してみると今日はやってないとの回答。諦めきれずいつなら入れますか?と聞いてみたところ、14時くらいならいいとのこと。あら?入浴オッケイじゃないの。
14時に行くと伝えておきます。
館内。磨き抜かれた廊下やきしむ床を想像していましたが、意外とキレイに改装されており、ちょっと拍子抜け。
受付。人がいる気配はありますが、呼んでも呼んでも出てこず。
かなり大きな声で呼んでやっと気づいてもらえました。
が、夕方に来ると勘違いしていたようでここでも一悶着。
入浴料は500円。
なにやらすごい時計。アラブの宮殿のよう。
歴史ある旅館らしく、レトロなテレビやフィルムカメラなどもありました。
浴室は一度二階ヘ。
二階の左側の廊下をずっと進むと浴室。
お風呂はラッキー風呂、静の湯、家族風呂の3つ。
ラッキー風呂と静の湯は男女入れ替えのようですが、この日は誰もいなかったのでどちらも入れました。
まずはラッキー風呂から。
何がラッキーなのかは最後までわからず。
脱衣所。リニューアルしたようでかなりキレイめ。
お水もあり。
内湯のみですが、箒川を望む開放感のあるお風呂。
カラン。
泉質は食塩泉。なめると少しだけしょっぱく、わずに金属味と苦味があります。ちょうど塩原温泉郷の塩ノ湯温泉を少し薄くしたような感じ。笹濁りとまでは行きませんが、少しだけ灰色っぽい濁りあり。
続いて家族風呂。ラッキー風呂の廊下沿いにあります。こちらは改修されておらず、昔のままの浴室。
サイズは小さめですが、熱くはなく適温。こちらも箒川沿いにあり、川から入ってくる風がとても気持ちの良いお風呂。
続いて静の湯。ここだけ少し離れていて二階の廊下を更に進みます。
脱衣所。
静の湯も内湯のみ。こちらも箒川を望む開放感あるお風呂。
名前のとおり、ほとんど無音の静かな空間。
窓が開けられており、気持ちの良い川風が入ってきて、なんとも心地よい空間。
お湯はちょっと熱め。微量の鉄を含むため、浴槽全体が少し赤茶けています。
この旅館、露天風呂はなさそうでしたが、実は箒川の中洲に露天風呂があるという口コミがありました。受付で案内もなかったので現在も入れるかは不明です。また改めて探検してみたいと思います。
6.温泉分析書の説明