大露天風呂の日記

現在662湯掲載 旅館好きの温泉ソムリエのブログ 旅館の日帰り入浴情報を徹底的に紹介します!

福島県の温泉
栃木県の温泉
群馬県の温泉
新潟県の温泉
千葉県の温泉
山梨県の温泉
埼玉県の温泉
静岡県の温泉

塩原温泉郷 畑下温泉 清琴楼 文豪も愛した老舗旅館で日帰り入浴

清琴楼

 

1.入浴時間・料金・混雑度

〇日帰り入浴時間 要確認(冬期不可)
〇日帰り入浴料金 500円
〇露天風呂    なし
〇お風呂の数   内湯(男1・女1・家族風呂1)

〇タオル     200円(ロゴなし)

〇客室数     18室

〇公式HP     なし

〇混雑度     ほとんど誰にも会わない

〇個人的オススメ度 ★★★★☆

 

2.場所・電話番号

〇住所  栃木県那須塩原市458

〇電話番号   0287-32-3121

 

 

5.外観・館内・お風呂


f:id:zenigame1:20220319105804j:image

清琴楼は明治元年創業の老舗旅館。箒川沿いからは堂々たる立派な建物が見えます。清琴楼は本館、別館など全部で3棟の建物からなっている大きな旅館。


f:id:zenigame1:20220319110934j:image

こちらが本館。木造の立派な建物は塩原温泉郷では珍しく、清琴楼のみ。歴史の古い塩原温泉郷ですが、現在ではほとんどの旅館が鉄筋で、こうした木造旅館は意外にも貴重な存在。

残念ながら本館は現在は使用されていません。


f:id:zenigame1:20220319111225j:image

現在はこちらの別館が使用されており、玄関もここから入ります。

川沿いから見えた緑色の屋根の建物です。こちらも趣ある建物ですが、木造にモルタルが盛られているので、本館ほどの重厚な感じはありません。


f:id:zenigame1:20220319111357j:image

清琴楼と言えば、明治の文豪尾崎紅葉が宿泊したことで有名。ここに逗留し、この旅館をモデルに金色夜叉を書き上げました。

玄関には尾崎紅葉の大きなモザイク画が。


f:id:zenigame1:20220319111857j:image

それにちなんで、もとは佐野屋という名前だった旅館を金色夜叉に登場する清琴楼という旅館に改名しました。

ちなみに尾崎紅葉は本館に宿泊していますが、現在でも宿泊した部屋が残っており、宿泊すれば見学も可能です。


f:id:zenigame1:20220319111843j:image

別館の玄関もなかなか立派です。

清琴楼は日帰り入浴のハードルがかなり高め。そもそも冬期は日帰り入浴不可なのと、営業しているかどうか外見からはよく分かりません。電話してもほとんどお断りなので、なかなかチャンスがありませんでした。

この日も電話してみると今日はやってないとの回答。諦めきれずいつなら入れますか?と聞いてみたところ、14時くらいならいいとのこと。あら?入浴オッケイじゃないの。

14時に行くと伝えておきます。


f:id:zenigame1:20220319112007j:image

館内。磨き抜かれた廊下やきしむ床を想像していましたが、意外とキレイに改装されており、ちょっと拍子抜け。


f:id:zenigame1:20220319161550j:image

受付。人がいる気配はありますが、呼んでも呼んでも出てこず。

かなり大きな声で呼んでやっと気づいてもらえました。

が、夕方に来ると勘違いしていたようでここでも一悶着。

入浴料は500円。


f:id:zenigame1:20220319162152j:image

なにやらすごい時計。アラブの宮殿のよう。 


f:id:zenigame1:20220319163224j:image

歴史ある旅館らしく、レトロなテレビやフィルムカメラなどもありました。


f:id:zenigame1:20220319163258j:image

浴室は一度二階ヘ。


f:id:zenigame1:20220319163352j:image

二階の左側の廊下をずっと進むと浴室。

お風呂はラッキー風呂、静の湯、家族風呂の3つ。

ラッキー風呂と静の湯は男女入れ替えのようですが、この日は誰もいなかったのでどちらも入れました。


f:id:zenigame1:20220319163505j:image

まずはラッキー風呂から。

何がラッキーなのかは最後までわからず。


f:id:zenigame1:20220319163601j:image

脱衣所。リニューアルしたようでかなりキレイめ。


f:id:zenigame1:20220319163654j:image

お水もあり。


f:id:zenigame1:20220319163721j:image

内湯のみですが、箒川を望む開放感のあるお風呂。


f:id:zenigame1:20220319163800j:image

カラン。


f:id:zenigame1:20220319163821j:image

泉質は食塩泉。なめると少しだけしょっぱく、わずに金属味と苦味があります。ちょうど塩原温泉郷の塩ノ湯温泉を少し薄くしたような感じ。笹濁りとまでは行きませんが、少しだけ灰色っぽい濁りあり。


f:id:zenigame1:20220319164002j:image

続いて家族風呂。ラッキー風呂の廊下沿いにあります。こちらは改修されておらず、昔のままの浴室。


f:id:zenigame1:20220319164112j:image

サイズは小さめですが、熱くはなく適温。こちらも箒川沿いにあり、川から入ってくる風がとても気持ちの良いお風呂。


f:id:zenigame1:20220319164234j:image

続いて静の湯。ここだけ少し離れていて二階の廊下を更に進みます。


f:id:zenigame1:20220319164344j:image

脱衣所。


f:id:zenigame1:20220319164400j:image

静の湯も内湯のみ。こちらも箒川を望む開放感あるお風呂。

名前のとおり、ほとんど無音の静かな空間。

窓が開けられており、気持ちの良い川風が入ってきて、なんとも心地よい空間。


f:id:zenigame1:20220319164430j:image

お湯はちょっと熱め。微量の鉄を含むため、浴槽全体が少し赤茶けています。

 

この旅館、露天風呂はなさそうでしたが、実は箒川の中洲に露天風呂があるという口コミがありました。受付で案内もなかったので現在も入れるかは不明です。また改めて探検してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

6.温泉分析書の説明


f:id:zenigame1:20220319164811j:image

 

 

ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)

✓源泉 もみじの湯

✓温度 63.4度(高温泉)

✓pH値 6.6(中性泉)

✓成分総計 2387mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症