大露天風呂の日記

旅館大好き温泉ソムリエのブログ 日帰り入浴情報と泉質を解説します

塩原温泉郷 畑下温泉 清琴楼 文豪も愛した老舗旅館で日帰り入浴

清琴楼

日帰り入浴時間 要確認(冬期不可)
日帰り入浴料金 500円
露天風呂    なし
お風呂の数   内湯(男1・女1・家族風呂1)

タオル     200円(ロゴなし)

客室数     18室

 

源泉  もみじの湯

泉質  ナトリウム-塩化物泉 (食塩泉)

温度          63.4度

成分総計 2387mg      pH6.62


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塩原温泉郷の開湯は806年と伝えられ、1200年以上の歴史ある温泉です。正確には塩原温泉と言う温泉はなく、塩原十一湯(古町、門前、福渡、塩釜、畑下、大網、新湯、元湯、中塩原、上塩原、塩ノ湯)と呼ばれる温泉の集まりで、150もの源泉があり、泉質も様々。

30件を超える旅館があり、まさに温泉天国。

 

畑下温泉は「はたけした」ではなく「はたおり」と読む難読温泉。

塩原の中心街をなす門前温泉の少し手前に湧く温泉です。

旅館は4件ほどで、日帰り入浴は2件で可能。


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山百合の吊橋から見た畑下温泉。吊橋の対岸にはかつて青葉の湯という露天風呂がありました。塩原温泉郷は公共の露天風呂があちらこちらに点在し、いずれも200円程度で入れたのですが、露天風呂での風紀を乱す行為が問題となり、現在は全て閉鎖されてしまいました。。。

 

青葉の湯があった頃はこの吊橋も畑下温泉も多くの人で賑わっていたと思いますが、今では人気もなくさびれた雰囲気。

現在は湧花庵という高級旅館の貸切露天風呂になっています。


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清琴楼は明治元年創業の老舗旅館。箒川沿いからは堂々たる立派な建物が見えます。清琴楼は本館、別館など全部で3棟の建物からなっている大きな旅館。


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こちらが本館。木造の立派な建物は塩原温泉郷では珍しくら清琴楼のみ。歴史の古い塩原温泉郷ですが、現在ではほとんどの旅館が鉄筋で、こうした木造旅館は意外にも貴重な存在。

ですが残念ながら本館は現在は使用されていません。


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現在はこちらの別館が使用されており、玄関もここから入ります。

川沿いから見えた緑色の屋根の建物です。こちらも趣ある建物ですが、木造にモルタルが盛られているので、本館ほどの重厚な感じはありません。


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清琴楼と言えば、明治の文豪尾崎紅葉が宿泊したことで有名。ここに逗留し、この旅館をモデルに金色夜叉を書き上げました。

玄関には尾崎紅葉の大きなモザイク画が。


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それにちなんで、もとは佐野屋という名前だった旅館を金色夜叉に登場する清琴楼という旅館に改名し現在に至ります。

ちなみに尾崎紅葉は本館に宿泊していますが、現在でも宿泊した部屋が残っており、宿泊すれば見学も可能です。


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別館の玄関もなかなか立派です。

清琴楼は日帰り入浴のハードルがかなり高め。そもそも冬期は日帰り入浴不可なのと、営業しているかどうか外見からはよく分かりません。電話してもほとんどお断りなので、なかなかチャンスがありませんでした。

この日も電話してみると今日はやってないとの回答。諦めきれずいつなら入れますか?と聞いてみたところ、14時くらいならいいとのこと。あら?入浴オッケイじゃないの。

14時に行くと伝えておきます。


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館内。磨き抜かれた廊下やきしむ床を想像していましたが、意外とキレイに改装されており、ちょっと拍子抜け。


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受付。人がいる気配はありますが、呼んでも呼んでも出てこず。

かなり大きな声で呼んでやっと気づいてもらえました。

が、夕方に来ると勘違いしていたようでここでも一悶着。

入浴料は500円。


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なにやらすごい時計。アラブの宮殿のよう。 


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歴史ある旅館らしく、レトロなテレビやフィルムカメラ


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浴室は一度二階ヘ。


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二階の左側の廊下をずっと進むと浴室。

お風呂はラッキー風呂、静の湯、家族風呂の3つ。

ラッキー風呂と静の湯は男女入れ替えのようですが、この日は誰もいなかったのでどちらも入れました。


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まずはラッキー風呂から。

何がラッキーなのかは最後までわからず。


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脱衣所。リニューアルしたようでかなりキレイめ。


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お水もあり。


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内湯のみですが、箒川を望む開放感のあるお風呂。


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カラン。


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泉質は食塩泉。なめると少しだけしょっぱく、少しだけ金属味と苦味があります。ちょうど塩原温泉郷の塩ノ湯温泉を少し薄くしたような感じ。笹濁りとまでは行きませんが、少しだけ灰色っぽい濁りあり。


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続いて家族風呂。ラッキー風呂の廊下沿いにあります。こちらは改修されておらず、昔のままの浴室。


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サイズは小さめですが、熱くはなく適温。こちらも箒川沿いにあり、川から入ってくる風がとても気持ち良いお風呂。


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続いて静の湯。ここだけ少し離れていて二階の廊下を更に進みます。


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脱衣所。


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静の湯も内湯のみ。こちらも箒川を望む開放感あるお風呂。

名前のとおり、ほとんど無音の静かな空間。

窓が開けられており、気持ちの良い川風が入ってきて、なんとも心地よい空間。


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お湯はちょっと熱め。微量の鉄を含むため、浴槽全体が少し赤茶けています。

 

この旅館、露天風呂はなさそうでしたが、実は箒川の中洲に露天風呂があるという口コミがありました。受付で案内もなかったので現在も入れるかは不明です。また改めて探検してみたいと思います。


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【温泉分析書のみかた】

溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。つまり食塩泉です。

 

この温泉は鉄分も1.5mgとわずかに含みます。鉄泉と名乗れるには20mg以上必要なので、ちょっと鉄が入っているくらい。

 

炭酸水素イオンと鉄イオンを含むと赤茶色になります。

 

また天然の保湿成分と言われるメタケイ酸が167mgと比較的多く含みます。メタケイ酸は150mg以上でお湯にとろみを感じると言われます。