宮城県蔵王町にある遠刈田温泉「たまや旅館」を日帰り入浴で訪れました。
焼きたてのクロワッサンも自慢の温泉旅館。
本記事では、「たまや旅館」の日帰り入浴の魅力を、温泉ソムリエの視点でたっぷりとお伝えします!
日帰り入浴の料金と営業時間
入浴時間 |
11:00〜14:30 |
---|---|
入浴料 |
700円 |
タオル |
200円 |
お風呂の数 |
内湯(男1・女1) |
サウナ | なし |
貸切風呂 | なし |
混雑度 | 空いている |
住所 | 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉本町21 |
電話番号 | 0224-34-2316 |
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遠刈田温泉「たまや旅館」とは?外観と館内
たまや旅館は温泉街の中心部にある木造2階建ての宿。
こういう昔ながらの旅館が個人的には一番好き。
遠刈田温泉では他にあずまや旅館くらいしかありません。
玄関前にある見事な松が目印です。
日帰り入浴可能か分からなかったので、電話してみると、
「大丈夫ですよー」とのこと。
道路沿いには日帰り入浴の案内でなく、焼きたてクロワッサンの文字。看板につられて足を止める人もちらほら。
焼き上がりに30分かかるそうなので、風呂上がりには丁度いいのですがすが、最低5個以上なのでちょっとハードルが高い。
ガラガラと戸を開けて館内へ。
日帰り入浴は700円です。
タオルは200円。
遠刈田温泉では唯一のロゴ入りタオルでした。
たまや旅館特製の健康茶。
旅館特製のお茶というのはなかなか見かけないので珍しいですね。
談話室と書かれた扉の先がお風呂。
ここでスリッパを脱ぐ必要があります。
湯上がり処。古い旅館は結構寒いことも多いですが、談話室の先は暖房が効いていてかなりあたたかい。
フィットネスマシンもあり。
作並系や鳴子系との違いは私には分かりませんが、きっと見分けるポイントがあるのだと思います。
湯上がりのお水。マグカップで飲むのが斬新。
談話室のさらに奥にお風呂の入口があります。
脱衣所はこんな感じ。
こんなところにキャンドル。
スッポンの生き血かと思った。
昔ながらの洗面台。アメニティは綿棒やひげそり、ヘアトニックなど。
打たせ湯もあるしっかり熱めの温泉
大浴場はこんな感じ。
露天風呂はありません。
天井が高い三角形の湯船。
端っこは打たせ湯になっています。
お湯が熱いのでなかなかの刺激。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉となります。
源泉温度が70度と高温のため、常時加水はされていますが源泉かけ流しです。
それでもお湯はなかなか熱い。
何回か慣らしてようやく入浴。
浴槽の淵が赤茶けていますが、微量の鉄分を含んでいます。
お湯も金気臭がし、味もちょっとだけ鉄。
遠刈田では一般的な7号源泉を使用。
黄緑色や茶褐色に濁るところが多いですが、こちらはうっすらシジミ色の濁り。
カラン。シャワーやボディソープ等は完備。
まとめ:空いているのでゆっくり楽しめます
温泉 | ★★★★★ |
---|---|
設備 |
★★★☆☆ |
景色 | ★☆☆☆☆ |
コスパ | ★★★☆☆ |
日帰り入浴のしやすさ | ★★★☆☆ |
たまや旅館はクロワッサンも有名な宿。
5個以上頼む勇気があれば、お風呂上りに焼きたてのクロワッサンを頂くのもなかなかいいと思います。
温泉は遠刈田の中でも比較的熱めでした。
たまや旅館の泉質と効能
源泉温度は70度もあるため、お湯は熱めです。
食塩と芒硝を主成分とする温泉で、塩分濃度も高いので湯冷めしにくい泉質。
微量の鉄分を含んでいますが、ここは特に鉄の感じが強いように感じました。
✓源泉 遠刈田7号泉
✓温度 70.0度(高温泉)
✓pH値 6.9(中性泉)
✓成分総計 2642mg