大露天風呂の日記

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遠刈田温泉「あづまや旅館」日帰り入浴ブログ|超年季の入った激シブ旅館で楽しむかけ流し温泉

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宮城県蔵王町にある遠刈田温泉「あづまや旅館」を日帰り入浴で訪れました。

廃墟好きにはたまらないかなり年季の入った建物ですが、アットホームな宿。

本記事では、「あづまや旅館」の日帰り入浴の魅力を、温泉ソムリエの視点でたっぷりとお伝えします!

 

日帰り入浴の料金と営業時間

入浴時間

10:00〜16:00(要確認)

入浴料

500円

タオル なし
お風呂の数

内湯(男1・女1)

サウナ なし
貸切風呂 なし
混雑度 空いている
住所 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉本町8
電話番号 0224-34-2116

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遠刈田温泉「あづまや旅館」とは?外観と館内

 

 

 


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あづまや旅館は遠刈田温泉の中心部にあるひなび系の宿。

多くの人で賑わう共同浴場神の湯のちょうど裏手に位置します。

正面から見る分にはちょっと古い旅館だなあくらいですが、

 


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裏手に回ってみると。おいおい 何があったんだ?

窓が抜けたんでしょうか?


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火事でもあったかのような煤け具合。庇も崩れちゃってます。

廃虚かと見紛うほどの老朽化の進み具合。


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それでも元気に営業しています。

玄関にも日帰り温泉の案内。

「いい湯だよ!!」と書いてありました。

 

日帰り入浴可能か電話してみたところ、午前中は熱くて入れないので昼過ぎならいいとのことでした。


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ロビーは恐ろしいほどにだだっ広い。

物が全然ありません。ちょっと薄暗いのも相まって、初見はなかなか勇気がいるかも。

 

日帰り入浴は500円。

1000円前後が相場の遠刈田温泉では圧倒的な安さ。

共同浴場と大して変わりません。

タオルは買えませんので持参しましょう。


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お風呂へ向かいます。

まずビビったのはこの廊下。うぐいす張りのようにギシギシ。

それとかなりユラユラします。

ジャンプしたら絶対抜ける。


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廊下をまっすぐ進みます。

館内は全体的に寒いです。

立ち入り禁止の廊下や謎の地下室への入り口などちょいちょい気になる。


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手書きの看板がまたレトロ。ここがお風呂入口です。


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その先には食堂があるそう。廊下が暗いので怖い。

裏側見ちゃってますしね。

どうなっているのか気になりましたが、これ以上進むのはやめておきました。

 

レトロながらも明るい雰囲気の浴室


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さて脱衣所はこんな感じ。

南側に面しており日差しが入るので、脱衣所は意外と寒くありませんでした。


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昔ながらの洗面台。ドライヤーはあり。


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すりガラスの向こうがお風呂。

脱衣所と大浴場の間がすりガラスなのは、昭和の温泉あるある。


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こちらが大浴場。レトロながら明るい雰囲気の浴室。


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なんですが。ちょっとだけ空いている窓の向こうは駐車場。

しかも共同浴場が近いので人の出入りも多い。

 

下手したら目が合いそうな感じなので、ここは隠しながら慎重に移動。


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お湯はきれいな黄緑色。

加水はされていますが源泉かけ流しです。


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泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。

旧泉質名では含塩化土類芒硝泉となります。

源泉温度が70度もあるため、加水していてもかなり熱い。


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たぶんここのお湯は遠刈田で最も熱い。

熱すぎてなかなか入れず。

しばらく足湯しながら慣らして、ようやくザボン

食塩濃度が高いため、湯上がりでもポカポカが持続。

確かにいい湯なのは間違いない。


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旅館は相当ボロいのですが、意外にもカランはしっかりしています。

シャワーも完備で不足はありません。

 

帰りにご主人がわざわざ挨拶してくれました。

日帰り入浴だと、帰りのお見送りなんて普通はありません。

なかなかアットホームな宿だなと思いました。

 

まとめ:温泉は最高ですがマニア向けの旅館です

 

温泉 ★★★★★
設備

★★☆☆☆

景色 ★☆☆☆☆
コスパ ★★★☆☆
日帰り入浴のしやすさ ★★★☆☆

 

あづまや旅館はかなり年季の入った宿。

温泉は最高ですが、どちらかというとマニア向けの旅館で一般受けはしなさそう。

熱い温泉が好きな方におすすめ。

 

あづまや旅館の泉質と効能

源泉温度は70度もあるため、お湯は熱めです。

食塩と芒硝を主成分とする温泉で、塩分濃度も高いので湯冷めしにくい泉質。

微量の鉄分を含む黄緑色の濁り湯です。

遠刈田温泉でも最も熱く、源泉に一番近い温度でした。

 

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ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(含塩化土類芒硝泉)

✓源泉 遠刈田7号泉

✓温度 70.0度(高温泉)

✓pH値 6.9(中性泉)

✓成分総計 2642mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症