宮城県蔵王町にある遠刈田温泉「さんさ亭」を日帰り入浴で訪れました。
遠刈田温泉でひときわ目立つ大型和風旅館。
本記事では、「さんさ亭」の日帰り入浴の魅力を、温泉ソムリエの視点でたっぷりとお伝えします!
日帰り入浴の料金と営業時間
入浴時間 |
11:00〜20:00 |
---|---|
入浴料 |
980円 |
タオル |
110円 |
お風呂の数 |
内湯露天(男1・女1) |
サウナ | なし |
貸切風呂 | なし |
混雑度 | 少し混んでいる |
住所 | 宮城県蔵王町遠刈田温泉東裏30 |
電話番号 | 0224-34-2211 |
.
遠刈田温泉「さんさ亭」とは?外観と館内
さんさ亭は遠刈田温泉で最大規模の旅館。
遠刈田温泉と言えばさんさ亭ってくらい有名な宿です。
松川沿いから見るとその全容がよく見えます。
1番立派な奥の建物が青藍棟、真ん中が常盤棟。
手前のここが紅柄棟。一番古い建物でちょっと廃虚のように見えますが、電気はついていたので現役だと思います。
一番安いお部屋はここですね。
さて玄関はこんな感じ。駐車場も非常に広い。
エントランス。灯籠が点々と置かれ、高級感を演出。
昔から変わらぬさんさ亭のロゴ。
ロビーはこんな感じ。日帰り入浴は980円。
なんとも中途半端なお値段ですが、割引デーもあるようです。
この日は割引デーでちょっとだけ安くなりました。
タオルは110円ですがロゴ無しなので買わず。
ラウンジ。大きなスクリーンにローカルTVが投影中。
照明が豪華でおしゃれ。
昔はこんなのなかったような?
お風呂は青藍棟のエレベーターで地下一階。
他のエレベーターではお風呂に行けないので注意。
私もうっかり間違えて引き返す。
前に泊まったことがあるというのに恥ずかしい。
お風呂前はガラス張りになっていて中庭を望めます。
折からの寒波で池はカチカチに凍っていました。
大浴場入口。
鉄分たっぷり!笹濁りの温泉
広くて清潔な脱衣所。
アメニティ。ドライヤーに育毛剤もありました。
傘が天井に食い込んだような照明。
お風呂につながる扉は自動ドアですが、壊れているのか勝手に開いたり、閉じたり。ちょっとホラー。
大浴場はこんな感じ。
大型旅館らしくかなり大きな湯船。
遠刈田温泉ではおそらく最大の大きさ。
大きな湯船の横には円形の浴槽。
こちらはぬるめの温度設定です。
遠刈田温泉は源泉温度が70度もあるため、基本的にどこも熱め。
ぬる湯浴槽があるというのはありがたい。
お湯は見事な笹濁り。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。
旧泉質名では含塩化土類芒硝泉。
鉄分を含む食塩泉はこのような色になることが多く、山形県の肘折温泉にも少し似ています。
黄金色の鉄分の湯の花が舞っています。
遠刈田温泉の宿は基本的に同じ源泉を引いていますが、ここは特に濁りが強いように感じました。
加水、加温、循環ろ過、塩素消毒あり。
そこまで温泉の鮮度が悪いようには感じませんでした。
塩素臭もあまりせず。
酒船石のような排水溝。
カランもかなりの数。ずらっと並んでいます。
続いて露天風呂へ。
川沿いという立地を生かした細長い形の露天風呂。
露天風呂もいい感じの笹濁りです。
晴れていれば蔵王山も望めそうな眺望。
遠刈田で川沿いに露天風呂を持つのはさんさ亭だけです。
お湯は適温ですが、部分的にめっちゃ熱いところがあるのでビビりました。
ホースが突っ込まれている部分はやばいです。
温泉成分がこびりつきトゲトゲに。
鉄分の多さがよくわかります。
有名な旅館なので、ある程混むかなと思いましたが、日帰り入浴客は3人程度。お昼前には誰もいなくなったので、混み合うという感じはなさそうです。
まとめ:お風呂は遠刈田ナンバーワンの大きさ
温泉 | ★★★★☆ |
---|---|
設備 |
★★★★☆ |
景色 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
日帰り入浴のしやすさ | ★★★★☆ |
さんさ亭は遠刈田温泉で最大規模の宿。
大浴場も露天風呂も申し分のない大きさ。
温泉は濁りが強く、温泉成分をしっかりと感じることができます。
さんさ亭の泉質と効能
源泉温度は70度もあるため、比較的お湯は熱めです。
食塩と芒硝を主成分とする温泉で、塩分濃度も高いので湯冷めしにくい泉質。
鉄分を1.5mgとわずかに含んでいるため、笹濁りの温泉になります。
✓源泉 遠刈田7号泉
✓温度 70.0度(高温泉)
✓pH値 6.9(中性泉)
✓成分総計 2642mg