ヴィライナワシロ
基本情報
【日帰り入浴時間】
14:00〜17:00
【日帰り入浴】
700円
【タオル】
200円(ロゴなし)
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
73室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0242-62-4111
泉質
■源泉
葉山2号温泉
■泉質
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(含重曹食塩泉)
■温度
56.2度
■pH値
6.9
■成分総計
6296mg
猪苗代はやま温泉ってこんなところ
猪苗代はやま温泉は磐梯山の中腹にある温泉。猪苗代スキー場の眼の前にあり、旅館というよりかはホテルやペンション、民宿が立ち並ぶエリアです。ですが廃墟が目立ちちょっとさみしい感じ。
温泉の歴史は新しく、1994年に高温の源泉が湧出しました。日帰り入浴は3件のホテルで可能です。
旅館とホテルを混ぜたような外観
ヴィライナワシロは猪苗代はやま温泉にあるリゾート旅館。
猪苗代湖を見下ろす高台にあります。
ホテルなんですが、どことなく旅館的な雰囲気も漂う不思議な建物。
猪苗代はやま温泉は、かつては磐梯高原ホテルや、ホテルニュー磐梯など、ヴィライナワシロと並んでいましたが、今では悲しいことに廃墟になっていました。
スキーの時期は賑わうと思うのですが、オフシーズンともなると人影はまばら。夏でもある程度混んでるのかなと思いましたが、意外にも静かな温泉です。
昔からそのまま営業しているのは、ヴィライナワシロと猪苗代観光ホテルの2件のみ。
ロビーは吹き抜けです
こちらが館内。「ようこそ ふくしまへ!」と書かれた横断幕が最初に飛び込んできます。シャンデリアはなかなか豪華です。
他に登山リュックをかついだお客さんの姿もありました。
磐梯山の登山口が近いので、登山の拠点にうってつけ。
日帰り入浴料は700円。なかなか立派な宿なので、もう少しとってもいいと思いますが、お値段は控えめ。
鍵付きロッカーはロビーの横にありますので、貴重品はここで預けます。
タオルは200円。袋は金字のロゴ入りで立派なんですが、タオルは無地。「はじめてでいらっしゃいますか?」とお風呂までの行き方を案内してくれました。
ロビーからひとつ下の階がお風呂。
プール感のあるお風呂
お風呂入口。
脱衣所。どことなく漂うプール感。
はやま温泉についてはあまり予習せずに訪れたので、
どうせ単純温泉で循環消毒だろうと思っていたのですが、
予想外!温泉らしい個性的なお湯です
こちらがお風呂。浴室内はしっかりと温泉のにおいが充満。
しかも、あまり嗅いだことのない類のにおいです。
例えるなら硫黄と薬品臭を混ぜたような。
思いのほか、温泉らしくてこれはびっくり。
薬品臭のする少し緑色のお湯
お湯も透明ではなく、少し緑がかっています。
傷にすごく染みてくるいかにも効きそうなお湯。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
旧泉質名では含重曹食塩泉。単純温泉ではなく、なかなか複雑な泉質です。
美肌成分メタケイ酸も241mgとかなり多めに含まれており、少しだけお湯にとろみを感じます。
少し青みがかった緑色はメタケイ酸によるものと思われます。
成文はかなり濃い温泉です
しかも成分総計は6000mgを超えるかなり濃い温泉。
6000mg台の温泉なんてなかなかありません。
このあたりの温泉でもぶっ飛んだ濃度。
循環消毒はありなのですが、もともとが濃い温泉なので、塩素臭などは全くしませんでした。
「飲めません」と書いてましたが、試しに少しだけ味見。
味は意外にもなく、しょっぱさも感じませんでした。
薬品臭は、病院のような臭いで、クレゾール臭と呼ばれるもの。
そこまで強くはなく、かすかに感じるくらい。
アンモニアや臭素、ヨウ素をわずかに含み、複雑な薬品臭を構成しています。
海沿いの温泉や、化石海水由来の新潟の松之山温泉などに見られますが、活火山の磐梯山の中腹でこんな温泉があったとは。
磐梯山の地下には化石海水が眠っているんでしょうか。
実に不思議。
ちなみに露天風呂はありません。
ホテル規模からしたから、露天風呂ありそうな感じですが。
浴室全体はちょっと平成レトロ。
サウナは残念ながら故障中。
洗い場。
湯上りドリンクこだわってます
こちらのホテルは湯上がり用にドリンクの用意をしてくれています。
ロビーの横に湯上り処があって、ルイボスティーとデトックスウォーター。
デトックスウォーターは様々なフルーツや野菜、ハーブが入っていて、砂糖不使用。自然の甘みと香りだけの体に良さそうなドリンクです。結構うまかったです。
ヴィライナワシロは大型ホテルながら、かなり濃い個性的な温泉が楽しめます。湯上り処ドリンクもこだわっているので、ぜひオススメ。
オフシーズンなら全然混んでいないので、ゆっくりと入れます。
温泉分析書 食塩強め こにあたりでは一番濃いです
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。
こちらは6296mgで1000mgをはるかに超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉となります。旧泉質名では含重曹食塩泉。