亀の井ホテル 喜連川
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜14:00
○日帰り入浴料金 1000円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○タオル なし
○客室数 53室
○公式HP https://www.kanponoyado.japanpost.jp/kitsuregawa/index.html
○混雑度 お風呂で会った人数 7人
○個人的オススメ度 ★★☆☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 028-686-2822
3.泉質
■源泉 喜連川温泉3号泉
■泉質 ナトリウム-塩化物泉(食塩泉)
■温度 45.4度
■成分総計 4577mg pH8.09
4.喜連川温泉について
喜連川(きつれがわ)温泉は宇都宮市北部の旧喜連川町にある温泉。
のどかな田園地帯と丘陵が特徴の町です1982年に喜連川町が町おこしとしてボーリングを行い、温泉として開発したのが始まりです。
町が掘削した温泉のため、公共の宿や町営の日帰り入浴施設に引湯されており、独立した温泉街などはありません。喜連川はかつては喜連川藩の城下町として栄えましたが、温泉施設は喜連川城あとのお丸山を中心に点在しています。
現在、喜連川町は氏家町と合併しさくら市となりました。さくら市とはただ桜が有名だからというなかなか安直な市町村名の付け方。
喜連川町も氏家町もどちらも歴史があり、なかなかかっこいい地名だったのになんでこんなことになったのでしょう。
ちなみにもうひとつ喜連川には、喜連川早乙女温泉という有名な温泉があります。こちらは一軒のみの日帰り入浴施設で、この田んぼのど真ん中に、硫黄泉という特徴的な泉質です。こちらは喜連川温泉とは泉質も全く異なります。
5.外観・館内・お風呂
亀の井ホテル喜連川の前身はかんぽの宿栃木喜連川。2022年7月から亀の井ホテルに名前が変更になっています。
慣れ親しんだかんぽの宿はこの喜連川に限らず、基本的に全ての施設が別府温泉に本拠地を置く亀の井ホテルのグループに売却され、かんぽの宿はもうありません。同じ栃木県内のかんぽの宿塩原も亀の井ホテル塩原に名前が変わっています。
建物はかんぽの宿時代と全く変わりありません。かんぽの宿喜連川は1987年にオープンした喜連川温泉のた草分け的なホテル。喜連川城跡のお丸山のすぐそばにあります。喜連川温泉唯一のホテルです。
館内なヨーロピアンな豪華さで二層吹き抜け。
左側がフロント。入浴料は1000円と旧かんぽの宿とは思えない高価格帯にびっくり。フロント脇に券売機があるので、こちらで購入します。ちなまにタオルは券売機では買えません。
タオルはホテル内の売店で買えますが、シンプルなフェイスタオルみたいなものはありませんでした。旧喜連川町のキャラクターであるこんた君のバスタオルが売っていました。
浴室は一階の奥にあります。
浴室入口。
お風呂棟は円形になっています。右半分が男湯、左半分が女湯です。どちらも左右対称で同じつくりです。
脱衣所はかなり広いです。
ロッカーの数も多い。
扇風機もがんがん稼働していました。
お風呂。浴槽は3箇所あります。サウナもありました。
こちらは一番奥広い浴槽。
お湯は琥珀のような黄褐色です。
泉質は食塩泉。栃木は海無し県。その栃木のど真ん中にある喜連川温泉は不思議なことにかなり濃い食塩泉。濃度的なは海沿いの温泉と同じくらい含まれています。ただの食塩泉で、他に特徴的な成分はないのはずなのですが、なぜこのよう黄褐色になるのかも不思議。
かぶり湯もありました。
サウナの横にジャグジーとありましたが、これは温泉ではありません。
こちらは寝湯。西日が一番差し込む明るい箇所にあります。
ここは黄褐色の食塩泉です。
味はちゃんとしょっぱく、後味に少し苦味があります。
カランも相当な数があります。
露天風呂もありますが、結構熱めです。
周囲はちょっとした森になっていて、森林浴のような形で湯浴みを楽しめます。ウグイスがかなりでかい声で鳴いてたので、すぐ近くにいたのかもしれません。
露天風呂も綺麗な黄褐色の琥珀色。
加水加温で循環濾過もしていますが、塩素臭などはありませんでした。
お風呂で何人かに会いましたが、浴室が脱衣所が相当広いため、貸し切りで利用しているかのような気分になります。
6.温泉分析書の説明
成分総計1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。
陽イオンはナトリウ、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。つまり食塩泉です。
成分総計は5000mg近くかなり濃い温泉ですが、成分のほとんどは食塩。その他、メタケイ酸も132mgでちょっぴり多め。
分析書には特異臭と書かれていましたが、そんな変な臭いはしませんでした。