川上屋旅館
1.入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 10:00〜 15:00
〇日帰り入浴料金 600円
〇露天風呂 なし
〇お風呂の数 内湯(男1・女1)
〇タオル 150円(ロゴあり)
〇客室数 7室
〇公式HP http://kawakamiya.jp/
〇混雑度 ほとんど誰にも会わない
〇個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0250-66-2141
3.泉質
■源泉 薬師乃湯3号井
■泉質 単純弱放射能泉(37.6マッヘ)
■温度 25.2度 pH 不明
■成分総計 239mg
4.村杉温泉について
村杉温泉の歴史は古く開湯は南北朝時代の1335年。ちょうど後醍醐天皇と足利尊氏が争っていた時代です。足利家の家臣がこの地に逃れた際、薬師如来の霊夢により温泉を発見したと伝えられています。
その後は湯治場として栄え、近年になると多量のラジウムを含むことが発見され、一躍有名になりました。
旅館は六件あり、一番高級な環翠楼を取り囲むように温泉街があります。日帰り入浴にはわりとケチな温泉で3件でのみ可能です。
5.外観・館内・お風呂
ネット上にはこの旅館の日帰り入浴に関する情報はほとんどないのですが、電話したところ快くオッケイでした。
右に見えるレンガ造りの建物の部分がお風呂です。
呼鈴を鳴らすと女将さんがでてきてくれました。入浴料は600円。
ロビー。
タオルは150円。バッチリロゴ入り。
女湯は一階、男湯は二階です。
浴室入り口。
脱衣所。
お風呂は内湯のみ。窓は脱衣所側にしかないため、開放感にはちょっと欠けます。泉質は単純放射能泉。
源泉は25度と低いため加温しています。25度だとほぼ水みたいな温度なのでとても入れません。。
放射能と聞くと怖いイメージかもしれませんが、微量の放射能は細胞を刺激して活性化し自然治癒力や免疫力を高めると言われています。
その証拠に全国各地の放射能泉はいずれも名湯として名高いものばかり。放射能泉は西日本に多いものの、東日本では稀で貴重な温泉です。
放射能はラジウムが崩壊する際に発生するラドンとして含まれています。温泉法ではこのラドンの含有量で放射能の濃度を見ますが、こちらの温泉は源泉が近いこともあり、百億分の136.6キュリーもあります。これは日帰り入浴可能な村杉温泉の旅館の中では最多。
残念ながら循環で塩素消毒ありのため、浴室内はちょっと強めの塩素臭。ただしラドンの含有量が多いので循環ろ過でも結構な量のラドンが残っているんじゃないかと思います。
旅館では村杉温泉の源泉近くで採取した石が売っていました。どう見てもただの花崗岩なのですが、大きいもので5000円!
似たような石でよく売ってる北投石なんかは、本当はどこの石なのかわかったもんじゃないので怪しいですが、同じものが村杉温泉のどの旅館でも売っているので信憑性がありそう。
これをお風呂に入れるとラジウムが溶けだし、温泉みたいになるそうです。買おうか悩みましたがやめておきました。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉となります。
こちらは238mgと少なく単純温泉です。
また特殊成分としてラドンを30百億分の一キュリー以上含むと放射能泉となりますが、こちらは136.6百億分の一キュリーで基準量の4倍以上も含みます。
以上から単純放射能泉となります。
放射能を除けばかなり薄い温泉です。
ちなみにラドンが50マッヘ以上あれば弱がつかない放射能泉となります。
7.村杉温泉の日帰り入浴情報リスト
日帰り入浴時間は変更になる場合があるため、事前の電話確認をおススメします。
村杉温泉は約半分の旅館で日帰り入浴可能。時間は15時以降入浴可能な旅館はないため、昼前後に訪問するのがベスト。
旅館名 | 時間 | 料金 | 紹介記事 |
---|---|---|---|
長生館 | 11:00~14:00 | 1000円 |
|
環翠楼 | 不可 | 不可 | |
角屋旅館 | 不可 | 不可 | |
川上屋旅館 | 10:00~15:00 | 600円 |
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割烹旅館室町 | 10:30~15:00 | 500円 |
|
石原館 | 不可 | 不可 |