大露天風呂の日記

旅館大好き温泉ソムリエのブログ 日帰り入浴情報と泉質を解説します

蔵王温泉 蔵王四季のホテル 立派すぎる離れの湯小屋で日帰り入浴

蔵王四季のホテル

日帰り入浴時間 10:00〜11:30 13:00~17:00
日帰り入浴料金 1100円
露天風呂    あり
お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

タオル     220円(ロゴあり)

客室数     38室

 

源泉  近江屋1号源泉・近江屋2号源泉

泉質  酸性・含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物泉

温度               51.0度

成分総計  2673mg      pH1.7


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蔵王温泉の起源は1900年ほど前で山形県最古の温泉と言われます。日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征に随行していた吉備多賀由(きびのたかゆ)が偶然発見し、矢の毒がたちまち全快したと伝えれています。多賀由の名前をとって長らく高湯温泉と呼ばれていましたが、1950年に蔵王温泉に改称。蔵王温泉は福島の高湯温泉、山形の白布温泉と並び奥州三高湯と呼ばれます。


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蔵王四季のホテルは蔵王温泉でも下側に位置する大きなホテル。

白亜のリゾートホテルのような感じ。


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入浴料は1100円でなかなかお高め。日帰り入浴時間は午前と午後の二部制です。


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タオルは220円。蔵王温泉はタオルのロゴあり率が高め。


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料金を支払うとこのような入浴券がもらえます。


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お風呂はホテルから少し離れたところにあります。

離れ湯百八歩という名前ですが、その名のとおり、ホテルの玄関から百八歩くらい歩きます。隣の季の里というホテルも離れ湯スタイル。

2つのホテルは名前もお風呂の造りも似ているのでキャラがかぶります。

 

館内にも大浴場と露天風呂があるのですがこちらは温泉ではありません。なのでスルーさせていただきました。


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小屋は鍵などはかかっていないので正直誰でも入れちゃいます。

中に人がいて入浴券を出すシステムでもないようです。


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さっそくお風呂へ。


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建物中央には足湯もあります。


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脱衣所。


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脱衣所と内湯の間は大きなガラス張り。


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内湯を含めて湯小屋は木造です。これは蔵王温泉の硫黄と強酸性という強烈なお湯が金属を腐食させるため。

蔵王温泉はほとんどの旅館で木造の内湯になっています。


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蔵王の強酸性度は国内でも屈指。日本一の強酸性温泉は秋田県玉川温泉が有名ですが、あちらは塩酸を主成分としています。蔵王温泉は硫酸系の酸性泉で、硫酸系ではおそらく日本一。あの草津温泉よりも強酸性なのです。

味は目が覚めるような酸っぱさです。

こちらの源泉はpH1.7で蔵王温泉の中でも高めな部類です。 


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続いて露天風呂に向かいましょう。


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露天風呂は五・六人は入れそうなサイズ。周囲は特に何にもないので景色的には絶景という感じではありません。

こちらは硫黄分(硫化水素)が蔵王温泉の源泉の中では少なめ。お湯に濁りはありません。いわゆる硫黄の卵臭さもあまりありません。

青白い透明なお湯は本当に美しい。


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蔵王温泉はアルミニウムが主成分であることが多いのですが、こちらの源泉はアルミニウムよりカルシウムのほうが多いのも特徴。

お湯にカルシウム感はありませんが。

もちろん源泉かけ流し。


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【温泉分析書のみかた】

溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはカルシウム、陰イオンは硫酸塩と塩化物イオンが20%を超えるので、アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。

特殊成分として、水素イオンを1mg以上含むと酸性泉となりますが、こちらは16mgと圧倒的。

また硫黄分を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは8mg含みます。以上より酸性・含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物泉となります。