大露天風呂の日記

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蔵王温泉 名湯舎創 まさに蔵王のお釜!岩くりぬき風呂に日帰り入浴

 

 
基本情報 

 

【日帰り入浴時間】

13:00〜15:00

【日帰り入浴料】

1000円

【露天風呂】 

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

34室

【公式HP】

https://www.meitoya.com/

【個人的オススメ度】

★★★★★

 

 

住所・電話番号 

 

【住所】

山形県山形市蔵王温泉48

【電話番号】

023-666-6531

 

 

泉質


 
 ■源泉

岡崎屋源泉

■泉質   

酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉

■温度           

50.6度

■pH値

pH2.0

■成分総計  

2406mg

 

山形県 蔵王温泉ってこんなとこ

 



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蔵王温泉の起源は1900年ほど前。日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征に随行していた吉備多賀由(きびのたかゆ)が偶然発見し、矢の毒がたちまち全快したと伝えれています。

神話時代の話なのでどこまでが本当かはわかりませんが、山形県最古の温泉と言われています。長らく最上高湯などと呼ばれていましたが、1950年に蔵王温泉に改称しました。

 

30件以上の旅館や宿泊施設がある大温泉地で、特にスキーシーズンは多くの人で賑わいます。日帰り入浴にはかなり寛容でほぼ全ての旅館で可能。

日帰り入浴可能な旅館の件数は東北でも有数です。

しかも300円~500円が相場で安く湯めぐりできるのも魅力。

 

旧岡崎屋旅館をリニューアル


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名湯舎創(めいとうやそう)は、蔵王温泉大露天風呂にもほど近い上の台南通り沿いにある旅館。

名湯舎は「めいとうや」と読むんですね。


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かつては岡崎屋旅館という名前でしたが、残念ながら2014年に倒産。

その後、2016年に蔵王を拠点とする高見屋グループが買い取り、

名湯者創としてリニューアルされました。


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高見屋グループの中心は深山荘高見屋。

蔵王温泉の超人気旅館です。

高見屋グループは、他にも蔵王温泉で、ルーセルトタカミヤ、瑠璃倶楽リゾート、ハモンドタカミヤ、ホテル樹林などを経営。

潰れた旅館を次々と再生させ、蔵王温泉の救世主とも言える存在です。


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それではロビーへ。

実はこちらの旅館、昔から超来てみたかった。

岡崎屋旅館の時代から、蔵王のお釜をイメージした岩くりぬき風呂が名物。

これに一度は入りたいと前々からあこがれていました。

 

ところが、訪れる前に旅館が倒産。

もう入れないかと思っていましたが、再開して嬉しい限り。

しかも日帰り入浴も可能。

高見屋さんには感謝です。


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フロント。内装はキレイになっていますが、基本的には岡崎屋時代のままのようです。

日帰り入浴をお願いすると、「ちょっと確認します」とのことで、

お風呂まで様子を見に行ったよう。

一瞬断られるかとヒヤッとしましたがオッケイでした。

 

日帰り入浴は1000円。蔵王温泉では高めです。


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館内はジャスが流れ、ちょっとオシャレな雰囲気。


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お風呂は階段を降りて一階。

 
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源泉風呂。楽しみですねえ。


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お風呂入口。


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脱衣所。

 

岩をくりぬいた露天風呂が素晴らしい!


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こちらが大浴場。すばらしいです。

シックな木造の浴室に輝く青白いお湯。

なんか神々しいもの感じます。

 

岡崎屋時代の浴室は木造ではなかったようなので、高見屋が手を入れたもの。ただ湯船は昔のままです。


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扇形の湯口。かつて「扇の館 岡崎屋旅館」だった頃の名残。

昔のままにしておいてくれて嬉しい。

 

泉質は酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。

こちらは岡崎屋源泉という自家源泉を使用。

蔵王温泉は複数の源泉がありますが、その旅館だけの自家源泉というのはほとんどありません。

そんな超貴重なお湯を源泉かけ流しで楽しめます。

 

硫黄分を14mg と蔵王温泉でも多めに含んでいるため、白濁に近い濁り。pHは2.0の強酸性ですが、酸性度で言えば蔵王温泉では弱い方。

 


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続いて楽しみにしていた露天風呂へ。

ありました!念願の岩くりぬき風呂。

 

その左にはちゃっかり陶器風呂も増設されていました。


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1人サイズの露天風呂。大きな一枚岩をキレイにくり抜いて作られています。

くり抜かれた岩の中には、乳白色の硫黄泉。

木々の緑も相まって、めちゃくちゃいい感じです。


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湯船は蔵王のお釜をイメージしたもの。

確かに右側が少し山のようになっています。

硫黄が付着した部分の岩は真っ白に。

芸が細かいですねえ。

こんなお風呂は他には見たことありません。


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早速入ってみます。

ザバーンとお湯が流れ出し、手を広げればすっぽりお釜に収まります。このしっくり来る感じもたまらなくいい。

深さは意外と浅め。

岩はザラザラしていたので、おそらく手掘りです。

相当な手間暇をかけて作られたのでしょう。


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そんなお風呂に一人で独占。あーなんて贅沢。

名湯舎創という高級感のある名前。

日帰り入浴できそうなイメージがないのか、全く誰にも会いませんでした。これは穴場かも。


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岩風呂と仲良く並ぶ陶器風呂。

こちらは岡崎屋時代にはなかったものです。


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陶器のお風呂もなかなか良きでした。

温度も少し温めでちょうどいい。

 

名湯舎創は内湯も露天風呂もレベルが高い。

お釜をイメージした岩くりぬき風呂は、個人的には蔵王温泉でもっとオススメ。この宿だけの自家源泉に入れるのも魅力です。

 

温泉分析書 硫黄分多めの酸性泉

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは2406mgで1000mgを超えます。

陽イオンはアルミニウム、陰イオンは硫酸塩と塩化物イオンが20%を超えるので、アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。

 

特殊成分として、水素イオンを1mg以上含むと酸性泉となりますが、こちらは11mg。

蔵王温泉では多い方です。

 

また硫黄分を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは14mg含みます。

以上より酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉となります。