大露天風呂の日記

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小野川温泉 宝寿の湯 カフェ併設の旅館で温泉街一望のお風呂に日帰り入浴

宝寿の湯

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

〇日帰り入浴時間 10:00〜21:00
〇日帰り入浴料金 600円
〇露天風呂    あり
〇お風呂の数   内湯(男1・女1)

         露天(貸切2)

〇タオル     150円(ロゴあり)

〇客室数     13室

〇公式P      https://hojunoyu.com/

〇混雑度     お風呂で会った人数 1人

〇個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

 

〇住所 山形県米沢市小野川町2584

〇電話番号 0238-32-2214

 

3.泉質

 

 

■源泉  協組4号源泉・協組5号源泉

■泉質  含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

    (含塩化土類食塩硫黄泉)

■温度          44.1度

■成分総計 2160mg      pH7.1

 

4.小野川温泉について

 


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小野川温泉米沢市から車で20分程の山間に位置する温泉。

開湯は平安時代の836年で、小野小町が行方不明になった父を探し求める途中、この地で病気かかり薬師如来のお告げにより発見したと言い伝えられています。 


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米沢市街地からのアクセスは良いものの、大型旅館はなく、小中規模の旅館が共同浴場の尼湯を取り囲むように温泉街を形成しています。

河鹿荘と亀屋万年閣はコロナで日帰り入浴を休止していますが、他の全ての旅館は、ほとんどがワンコイン以下で入浴ができる太っ腹な温泉街。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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宝寿の湯は昔は寿宝園という名前の旅館。

2020年に素泊まり中心のビジネス旅館兼温泉カフェとしてリニューアルオープンしました。

旅館としての歴史は浅く、1974年の創業。老舗が多い小野川温泉では一番の新参者でしょう。

場所も温泉街から川を隔てた高台にぽつんと建っています。


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日帰り入浴もかなり積極的。なんと21時までオッケイです。

カフェも併設しているので、お風呂上がりに軽食やコーヒー、スムージー、アイスなどもいただけます。


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白菜売り出し中。


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小野川温泉を一望できるロケーションを生かした足湯もあります。

冬季は入れません。


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ロビー。ゲストハウスのようにスタイリッシュにリニューアルされています。入浴料は600円で小野川温泉ではやや強気。


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タオルは150円でロゴあり。シンプルで素敵なデザイン。


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ロビーには暖炉もあります。

ここは10時から21時まで客室付きで2000円というおもしろい日帰りプランもあります。ここで在宅勤務なんてしてみたら最高でしょう。

パソコンで仕事しているような方もおられました。


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浴場はロビーから廊下をそのまま直進。


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浴室入口。


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脱衣所は昔のままのような感じ。


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浴室は内湯のみ。温度は適温。せっかく小野川温泉を一望できる場所にあるのに露天風呂がないなんてもったいないと思いましたが。。

 

実は露天風呂あります。

受付で案内はありませんでしたが、貸切露天風呂が2つあり、追加料金1組2000円で日帰り入浴でも利用可能です。時間は60分。


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内湯のカラン。


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泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

旧泉質名は含塩化土類食塩硫黄泉。なめると少ししょっぱくわずかに硫黄の臭いがあります。

 

小野川温泉は成分が濃くて高温の4号源泉と、薄くてぬるい5号源泉の2つがあり、4号源泉をメインに5号源泉でブレンドして適温に調整している旅館が多いです。こちらは5号源泉の割合が多いのか、成分総計は低めです

 

また小野川温泉はごく微量のラジウムを含みます。ラジウムラドンとしての気体を吸入することで効果があると言われますので、温泉の蒸気が充満する内湯は吸収に最適。ラジウム泉(放射能泉)は細胞を刺激し自然治癒力を高めると言われています。

 

 

まだまだあります 小野川温泉

 

【小野川温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ11選) - 大露天風呂の日記

 

6.温泉分析書の説明

 


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成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。

 

また特殊成分として、総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となり含硫黄とつきます。

 

さらに小野川温泉ラドン放射能)を含みますが、その量は2.62百億分の1キュリーで極めて微量。ラドンが30百億分の1キュリー以上あれば放射能泉となりますが、放射能泉と名乗れるほどの量はありません。放射能泉は通常はぬるめの温泉ですが、小野川温泉のような高温の源泉でラジウムが含まれるのは極めて稀。