大露天風呂の日記

現在647湯掲載 旅館好きの温泉ソムリエのブログ 旅館の日帰り入浴情報を徹底的に紹介します!

飯坂温泉 旅館湯乃家 地上9階の絶景屋上露天風呂に日帰り入浴

旅館湯乃家

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

〇日帰り入浴時間 12時〜17時30
〇日帰り入浴料金 700円  
〇露天風呂    あり
〇お風呂の数   内湯(男1・女1)

        露天風呂(男1・女1)

〇タオル     200円(ロゴあり)

〇客室数     30室

〇公式HP     http://yunoya.co.jp/

〇混雑度     お風呂で会った人数 3人

〇個人的オススメ度 ★★★★☆

 

2.場所・電話番号

 

〇住所  福島県福島市飯坂町湯野湯ノ上18

〇電話番号  024-542-3333

 

 

3.泉質

 

■源泉   若竹分湯槽

     (大門源泉・筑前源泉・一本松源泉・新19号源泉

      24号源泉・馬場源泉・八幡内源泉・公民館源泉)

■泉質   アルカリ性単純温泉

■温度             60.2度  pH 8.53

■成分総計  789mg

 

4.飯坂温泉の歴史


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飯坂温泉は秋保、鳴子と並び奥州三名湯に数えれる一大温泉地。福島市内からのアクセスの良さら福島の奥座敷として栄え、東北有数の巨大温泉街を形成しています。

 

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写真は昭和40年代頃の飯坂温泉

歴史は古く2世紀まで遡り、日本武尊命の東夷遠征の際にこの地の佐波子湯につかり、病が全快したと伝えられています。この温泉は現在でも飯坂温泉の中心にある共同浴場の鯖湖湯という名前に残っています。松尾芭蕉も逗留し、江戸時代の頃より徐々に有名な温泉地となります。 


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飯坂温泉は摺上川沿いに旅館がへばりつくように林立し、独特の景観を生み出しています。さながらミニ鬼怒川温泉のよう。狭いエリアに旅館が密集し、多くの旅館が廃業したとはいえ、現在でも30軒以上の旅館があります。写真左の高い建物が湯乃家。

 

5.外観・館内・お風呂


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旅館湯乃家は飯坂温泉の中心にあるシンボル的な十綱橋(とつなばし)からもよく見える近代的な旅館。鉄筋9階建で飯坂温泉最高層の旅館です。


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飯坂温泉の旅館は狭いエリアに密集しているため、駐車場がとにかくわかりにくい。湯乃家も旅館の前の小さなスペースに停めてはいけません。駐車場は宿の裏側の通り沿いにあり、十綱橋からまっすぐ坂を進んで右側にある広いエリアです。


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ロビー。入浴料は700円。飯坂温泉駅周辺は年季の入った鉄筋の旅館が多いですが、こちらは近代的で古さは感じません。


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タオルは200円でロゴあり。


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浴室は二箇所。3階に大浴場があり、最上階の9階にこの旅館の名物である露天風呂があります。


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まずは3階の内湯から。


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3階から階段で少し降り箇所にあります。


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大浴場入口。


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脱衣所。ドライヤーあり。


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皆さん内湯には目もくれず露天風呂へ行くようでガラ空き。

奥は打たせ湯になっています。お湯は少し熱めくらい。

泉質はアルカリ性単純温泉で無味無臭。


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シャワー、シャンプー、ボディソープ類あり。


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続いて最上階の露天風呂。エレベーターで9階へ。


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露天風呂は天守の湯と名付けられています。


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露天風呂は9階にあるだけあってすごい開放感!

浴槽は四角形と八角形の2つ。どちらも内湯に比べてぬるめです。


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屋外ですがカランもあり、シャワーやシャンプー、ボディソープもあります。

こちらも川沿いの他の旅館と同じく若竹分湯槽からの引湯。

8本もの源泉を混ぜています。

 

露天風呂の開放感と景色は間違いなく飯坂温泉随一。

露天風呂の少ない飯坂温泉では貴重な存在です。

おまけ程度のこぶりな露天風呂や庭園露天風呂はあっても屋上露天風呂は湯乃家しかありません。露天風呂好きにははずせない旅館。

 

 

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飯坂温泉で一番高い建物だけあって、露天風呂からは飯坂温泉街一望です。手前は松島屋旅館。

 

まだまだあります 飯坂温泉

 

【飯坂温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館19件全て入ったので紹介します!(アルカリ性単純温泉) - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは789mgのため、惜しくも単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.7のため、アルカリ性単純温泉になります。

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉。旧泉質名では芒硝泉です。