大露天風呂の日記

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飯坂温泉  祭屋湯左衛門 充実の庭園露天風呂に日帰り入浴

祭屋湯左衛門

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

〇日帰り入浴時間 13:00〜 20:00
〇日帰り入浴料金 1000円  
〇露天風呂    あり
〇お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

〇タオル     100円(ロゴあり) 

〇客室数     28室

〇公式HP     https://www.yuzaemon.jp/

〇混雑度     ほとんど誰にも会わない

個人的オススメ度  ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

〇住所   福島県福島市飯坂町鍋沢4-1

〇電話番号  024-542-2345

 

 

3.泉質

 

■源泉   小学校北分湯槽

     (飯坂小学校源泉・小学校南源泉・20号源泉)

■泉質   単純温泉

■温度             66.0度  pH 8.18

■成分総計  911mg

 

4.飯坂温泉について

 


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飯坂温泉は秋保、鳴子と並び奥州三名湯に数えれる一大温泉地。福島市内からのアクセスの良さら福島の奥座敷として栄え、東北有数の巨大温泉街を形成しています。

 

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写真は昭和40年代頃の飯坂温泉

歴史は古く2世紀まで遡り、日本武尊命の東夷遠征の際にこの地の佐波子湯につかり、病が全快したと伝えられています。この温泉は現在でも飯坂温泉の中心にある共同浴場の鯖湖湯という名前に残っています。松尾芭蕉も逗留し、江戸時代の頃より徐々に有名な温泉地となります。 昭和40年代の写真にも、十綱橋付近びっしりと旅館が立ち並び、東北の王座とも称されました。


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ほぼ同じアングルの現在の十綱橋付近。

飯坂温泉は摺上川沿いに旅館がへばりつくように林立し独特の景観を生み出しています。さながらミニ鬼怒川温泉のよう。狭いエリアに旅館が密集し、多くの旅館が廃業したとはいえ、現在でも30軒以上の旅館があります。

 

5.外観・館内・お風呂



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祭屋湯左衛門は飯坂温泉駅よりも摺上川の上流側に位置する旅館。摺上川沿いは駅周辺は昭和レトロな鉄筋の旅館が並びますが、北側の上流側がは近代的な大型旅館が密集します。

祭屋湯左衛門も川沿いに立つ飯坂温泉では大型の旅館。

外観もキレイな和風旅館。壁の色合いが目立つのですぐわかります。


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玄関へは竹林のアプローチ。このへんから高級感を放っています。


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竹林も美しく整備。


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玄関には「祭」の掛け軸。

入り口はここを左です。


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重厚なふすまのような自動ドア。


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内側から見るとこんな感じ。こだわっています。


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傘の折り紙が飾ってあります。


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靴を脱いであがってみたものの、スリッパらしきものがなく。

ここは土足でOKだそう。


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入浴料は1000円!飯坂温泉はどこもだいたい500円で日帰り入浴できますので、なかなか強気な値段設定。


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タオルが100円でロゴ入り。


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祭屋という名前らしく、玄関にはお神輿が鎮座。

祭屋は飯坂のけんか祭りに因んでいるようです。


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温泉娘と写真が撮れます。


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ロビーにはお祭りムードを盛り上げる提灯。祭りのコンセプトを貫いています。


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お風呂はエレベーターで地下1階。


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旅館は地上5階地下1階建て。


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湯上がりに所には市松模様のふすま。中は使っていない大広間みたいなところでした。


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お風呂入り口。


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広い脱衣所。


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大型旅館だけあってアメニティはしっかりしています。



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お風呂は内湯と露天風呂があります。ちょうどいい温度。


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カランもたくさん。


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ここの旅館は露天風呂が充実。景色はありませんが広い庭園露天風呂になっています。浴槽は露天風呂だけで3つあります。


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檜風呂。ここは少しぬるめでちょうどいい。

飯坂温泉は露天風呂を持つ旅館が少なく、広い庭園露天風呂があるのはこことホテル聚楽の二箇所だけ。

 

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岩風呂。打たせ湯みたいに細い管からお湯が投入。


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泉質は単純温泉。pHが8.5以上あればアルカリ性単純温泉になるのですが、8.18とかなり惜しい数字。パイプには温泉成分がびっしり。


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寝湯もありました。


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上から見られそうな気がしたので寝湯はパスしました。

このエリアの旅館は小学校北分湯槽からの引湯。小学校に温泉が湧いているのか気になります。

大型旅館ですが意外にも誰にも会わずに入浴。

入浴料1000円と高いですが、設備の充実と露天風呂もあるので妥当なお値段だと思います。

 

まだまだあります 飯坂温泉

 

【飯坂温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館19件全て入ったので紹介します!(アルカリ性単純温泉) - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは898mgのため、惜しくも単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.4のため、惜しくもアルカリ性単純温泉になりません。

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉。旧泉質名では芒硝泉です。