大露天風呂の日記

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飯坂温泉 松島屋旅館 美しすぎる大理石風呂に日帰り入浴

松島屋旅館

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度

 

〇日帰り入浴時間 14時〜20時
〇日帰り入浴料金 700円  
〇露天風呂    なし
〇お風呂の数   内湯(男1・女1)

〇タオル     200円(ロゴなし)

〇客室数     20室

〇公式HP     https://www.matsushimaya.co.jp/onsen.html

〇混雑度     お風呂で会った人数 3人

〇個人的オススメ度  ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

 

〇住所  福島県福島市飯坂町湯野切湯ノ上14

〇電話番号  024-542-3155

 

 

3.泉質

 

 

■源泉   若竹分湯槽

     (大門源泉・筑前源泉・一本松源泉・新19号源泉

      24号源泉・馬場源泉・八幡内源泉・公民館源泉)

■泉質   アルカリ性単純温泉

■温度             60.2度  pH 8.53

■成分総計  789mg

 

4.飯坂温泉の歴史

 


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飯坂温泉は秋保、鳴子と並び奥州三名湯に数えれる一大温泉地。福島市内からのアクセスの良さら福島の奥座敷として栄え、東北有数の巨大温泉街を形成しています。

 

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写真は昭和40年代頃の飯坂温泉

歴史は古く2世紀まで遡り、日本武尊命の東夷遠征の際にこの地の佐波子湯につかり、病が全快したと伝えられています。この温泉は現在でも飯坂温泉の中心にある共同浴場の鯖湖湯という名前に残っています。松尾芭蕉も逗留し、江戸時代の頃より徐々に有名な温泉地となります。 


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飯坂温泉は摺上川沿いに旅館がへばりつくように林立し、独特の景観を生み出しています。さながらミニ鬼怒川温泉のよう。狭いエリアに旅館が密集し、多くの旅館が廃業したとはいえ、現在でも30軒以上の旅館があります。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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松島屋旅館は川沿いにはへばりついて立っている旅館のひとつ。


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反対側の川沿いから見ると共同浴場の波来湯の正面にある大きな旅館。


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鉄筋7階建て。駅周辺の旅館ではおそらく最大規模の客室数。


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玄関。ピンク色で目立ちます。駐車場は宿の正面にあってわかりやすい。この日は朝からお湯が濁るというハプンニングがあったらしく、お湯がまだ溜まっていないということで一度フラれています。一時間後に満を持しての再訪。隣の共同浴場切湯はその影響で臨時休業となっていました。自然の源泉は気まぐれです。


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ロビー。15時過ぎでしたので宿泊客でまあまあ混み合っていました。

ワンオペのようで10分くらい待ち。入浴料700円。


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タオルはロゴなし。


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ロビーは4階に位置します。浴室は1階までエレベーター。


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同じく川沿いの小松や旅館と同じタイプの古いエレベーター。

ドアが閉まる際にけたたましいブザー音が鳴ります。


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浴室入口。


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正面が男湯。左側が女湯になります。


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脱衣所。ドライヤーあり。


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露天風呂はなく浴室は内湯のみ。円形の浴槽と四角形の浴槽の2つが並んでいます。泉質は単純温泉で無味無臭。温度はまだお湯が完全に溜まっていなかったこともあり、少しぬるめ。寝そべるようにして入りました。


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大理石がレトロで美しい浴室。

シャワー、シャンプー、ボディソープあり。

お湯は若竹分湯槽からの引湯。駅周辺の川沿いの旅館はほぼこの源泉です。8本の源泉を混ぜています。

 

日帰り入浴は14時からと少し遅めのスタート。レトロな鉄筋の大型旅館で飯坂温泉感があります。人気なのか日帰り入浴客もちらほら。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは789mgのため、惜しくも単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.7のため、アルカリ性単純温泉になります。

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていたら、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉。旧泉質名では芒硝泉です。

 

 

まだまだあります 飯坂温泉

 

【飯坂温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能な旅館19件全て入ったので紹介します!(アルカリ性単純温泉) - 大露天風呂の日記