大露天風呂の日記

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東山温泉 東山グランドホテル 背あぶり山一望の自家源泉風呂に日帰り入浴

東山グランドホテル
 

 

1.入浴時間・料金・混雑度


 
 
○日帰り入浴時間 15:00〜17:30

○日帰り入浴料金 750円 
○露天風呂    あり
○お風呂の数      内湯露天(男1・女1)

○客室数     123室

○公式HP     https://higashiyama.ooedoonsen.jp/

○混雑度        お風呂で会った人数 10人以上

○個人的オススメ度 ★★☆☆☆

 

2.場所・電話番号

〇住所 福島県会津若松市東山町大字湯本上湯本5

〇電話番号   0570-011-267

 

 

3.泉質


 

■源泉   東山グランドホテル源泉

■泉質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 

      (含塩化土類芒硝泉)

■温度                50.0度

■成分総計  1721mg      pH8.0

 

 

 

4.東山温泉について

 


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 東山温泉は今から約1300年前の奈良時代天平年間に行基によって発見されたと言われる温泉。行基といえば東大寺の大仏造営に携わった高僧です。三本脚のカラスに導かれて発見したと伝えられています。

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江戸時代には会津藩の保養所が置かれるなど、湯治場として栄えました。この上級武士の保養所は現在でも向瀧という旅館として残っています。戦前の写真には向瀧の他、新滝旅館や不動旅館も見て取れます。東山温泉の老舗旅館は〇〇滝という名前の旅館が多いのも特徴。

 


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訪れる人を圧倒する威風堂々たる向瀧の建物は、国の登録有形文化財に指定され、東山温泉のシンボルとなっています。

 

そんな東山温泉は数々の著名人をも魅了した名湯。幕末には新撰組土方歳三が入湯し、美人画で知られる竹久夢二歌人与謝野晶子も東山温泉に度々訪れています。

現在では芦ノ牧温泉と並ぶ会津奥座敷として、大小様々な規模の旅館が立ち並びます。

 

5.外観・館内・お風呂


 
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東山グランドホテルは東山温泉の一番奥に位置する大型ホテル。

東山温泉では御宿東鳳に次ぐ規模を誇ります。

現在は大江戸温泉グループの傘下ホテルです。

大江戸温泉グループは日帰り入浴には寛容で、他の大江戸温泉グループのホテルも日帰り入浴可のホテルが多いです。


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駐車場は宿の前にはほとんどないため、日帰り入浴客は、200mほど離れた駐車場を利用することになります。


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この駐車場とホテルの間はホテルのバンが行き来して、お客様を運んでいますが、日帰り入浴でこのバスに乗るのはちょっと気が引けるので、歩くことに。バスの運転手さんは「日帰りのお客さんでもいいですよ」と言っていたので、乗れなくはないと思います。


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ゆるやかな登り坂をとことこと歩きます。

宿がデカいので近くに見えますが、意外と遠い。。


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ようやく立派な玄関に到着。


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東山グランドホテルは日帰り入浴の難易度が高く、東山温泉でも攻略が難しい旅館のひとつ。理由は受付開始時間で15時からと結構遅めだから。

そして15時といえば、宿泊客が続々とチェックインする時間。この日は15時半くらいでしたが、これが大失敗。バスから降りた多くの宿泊客でフロントには大行列が。。。待てども待てども進む気配がなかったので、一時撤退する作戦としました。


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200m歩いて駐車場へと戻ります。。

他の旅館のお風呂を2件頂いて、17時頃に再度リベンジすることに。

17時を過ぎれば、夕食のバイキングにお客さんが流れ、ロビーもお風呂も少しは空くだろうとの算段です。


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ということで17時過ぎ。再び駐車場から黙々も歩き、やってきました東山グランドホテル。


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作戦は成功し、フロントの受付は並ぶことなく、スムーズにクリアできました。ロビーは二層吹き抜けでなかなか立派。ピアノの自動演奏が流れ、売店なども充実していました。



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お風呂はエレベーターでほぼ最上階の6階。


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最上階に到着。最近大型ホテルでよく見かける「無重力マッサージ」

このホテルにもずらりと並んでいました。


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お風呂入り口。お風呂前にはジュースやビールなどフリードリンクがありましたが、おそらく宿泊者専用だと思われるのでスルー。


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洗面台。

夕食時にバッティングさせて訪れたのに、お風呂は人人人。

全然空いてません。。これは大誤算。

これだけでかいホテルならしょうがない。。

 

大型ホテルの日帰り入浴は、だいたい混み合うので、いつもはオープンと同時を狙うのですが、このホテルは15時からなので、オープンと同時でも宿泊者とバッティングし、空いている時間を狙えません。

 

日帰り入浴時間帯は常に混んでいると思ったほうがいいでしょう。


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大浴場はかなり広く、サウナもありましたが、人が多かったので、

写真は不可能。露天風呂だけ奇跡的に誰もいない隙があったので、パチリ。


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露天風呂からは背あぶり山や、背あぶり山に並び立つ風力発電用の風車を望むことができます。最上階なのでなかなかの絶景です。


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泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。

旧泉質名では含塩化土類芒硝泉というお湯です。

ほぼ無味無臭に近いあっさりしたお湯。

このホテルは東山温泉でも数少ない自家源泉を持つお宿。

と言ってもそこまで違いがあるわけではありませんが、このホテルでしか入れないお湯です。

 

お風呂から帰りのエレベーターは夕食バイキングへ向かうお客さんでギュウギュウ詰め。。完全に時間をミスりました。

このホテルは日帰り入浴よりも宿泊してゆっくりするのがいいのかもしれません。

ちなみに、泊まらなくても夕食バイキングとお風呂がいただける面白いプランもあったりします。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が1721mg。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは、硫酸イオン、塩化物イオンなので、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉となります。

旧泉質名では含塩化土類芒硝泉という名前になります。