大露天風呂の日記

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三川温泉 旅館東宝 滝のような豪快かけ流し風呂に日帰り入浴

旅館東宝

 

 


1.入浴時間・料金・混雑度

 
○日帰り入浴時間 要確認

○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂    なし
○お風呂の数   内湯(男1・女1)

○客室数     8室

○タオル     なし(浴室にフリータオルあり)

○公式HP     なし

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号


 〇住所 新潟県東蒲原郡阿賀町五十沢1067-1

〇電話番号   0254-99-2101

 

 

 

 

3.泉質
 
 

■源泉  三川温泉組合2号

■泉質  ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉

     (含食塩芒硝泉)

■温度                41.5度

■成分総計  2094mg      pH7.2

 

 

4.三川温泉について

 


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三川温泉は新潟と会津を結ぶ山間にある旧三川村にある温泉。かつては10件近い旅館やホテルがあった温泉地ですが、知名度はあまりなく、地元の人か温泉好きではなければ、なかなか知らない温泉だと思います。明治時代には湯治場開かれていたと言われていますが、正式な開湯は昭和3年と比較的新しい温泉です。三川温泉にはかつて「三川館」と「力館」鉄筋の大きなホテルがあったのですが、ことごとく廃業になり、建物のみが残ります。村営の「ホテルみかわ」も経営難により廃業し、今や小さな旅館のみが5件残るちょっと寂しい温泉になっています。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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旅館東宝は三川温泉の中心部にある旅館。徒歩圏内に湯元館や新かい荘などの旅館があります。看板はとっても立派ですが、ほぼ民家のような雰囲気の旅館です。


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事前に電話して確認したところ、日帰り入浴時間ははっきり決まってるわけではないようで、「昼くらいならいいよ」という感じ。

さっそく玄関に入ると、女将さんが隣のお部屋でテレビを見ながら昼食中?でした。アットホームすぎて、実家に帰ってきたような気になります。入浴料は500円。


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お食事を中断して、お風呂まで案内していただきました。


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一階の奥がすぐお風呂です。正面が男湯、右側が家族風呂と書かれていました。とりあえず男湯へ。


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こちらが男湯の脱衣所。


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生活感ありまくりの脱衣所にちょっとびびりつつ。

お風呂を覗いてみると。。


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ガーン!なんとお湯がゼロ。乾ききったお風呂が。。

もしやお湯がまだ溜まっておらず、今日は入れないのかと不安に。

もう一度玄関へ戻り、食事中の女将さんに聞いてみると、「ごめんごめん」と家族風呂に入るよう言われました。

とりあえず一安心。


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気を取り直して家族風呂へ。脱衣所は家族風呂なので小さめ。


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フェイスタオルは脱衣所にあるものをフリーに使えるスタイル。

これは隣の湯元館も同じスタイルです。


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こちらがお風呂。露天風呂はありません。

四人サイズくらいの狭めの浴室です。

浴室内は湯気でムンムンでした。

芒硝泉特有のちょっと焦げたような匂いが充満しています。


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泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。旧泉質名では含食塩芒硝泉です。わずかに鉄分を含むため、湯口は少し赤茶けています。

すごいのはその湯量!滝のようにドバドバと源泉が投入されています。隣の湯元館はチョロチョロとお湯が投入されていましたが、このの旅館だけなぜこんなに湯量があるのか謎です。


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大量のお湯が溢れ出ていますが、これで源泉かけ流しなのだからすごいです。お湯は熱めかなと思いましたが、一度入れば包み込まれるようなしっくりくるお湯。

味は苦味とわずかな塩味。ほんの少し鉄の味も感じました。


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家族風呂なのでカランはひとつ。


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浴室はレトロなタイル張り。

帰りに女将さんから「えっ もうあがるの!?」とかなり

驚かれました。女将さんはお湯が熱かったのかと心配していましたが、とても気持ちよかったと伝えると、「うちのお湯は天然だからね」と言っておられました。なかなかきさくな女将さんです。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が2081mgで、見た目の割に濃い温泉。陽イオンはナトリウム、陰イオンは硫酸イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉となります。旧泉質名では含食塩芒硝泉。

 

その他、アンモニアや鉄も微量に含む温泉です。