大露天風呂の日記

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湯宿温泉 太陽館 石畳の温泉街で檜の内湯に日帰り入浴

太陽館

 
 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度
 

 

○日帰り入浴時間 11:00〜20:00
○日帰り入浴料金 700円 
○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯(男1・女1)

○客室数     12室

○タオル     200円(ロゴなし)

〇公式HP               https://taiyoukan.com/

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★☆☆

 

2.場所・電話番号


 
 
〇住所  群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉2384

〇電話番号   0278-64-0211

 

 

 

 

 

 

 

3.泉質


 
 
■源泉   窪湯

■泉質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉

      (含石膏芒硝泉)

■温度             59.1度  pH 8.0

■成分総計  1310mg

 

4.湯宿温泉について

 


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 湯宿(ゆじゅく)温泉は群馬県北部のみなかみ町にある小さな温泉。

猿ヶ京温泉法師温泉に向かう三国街道沿いにあり、古くから宿場町としても栄えました。今でも大きな旅館はなく、集落に溶け込んでいるような温泉のため、地味な印象。知名度は今ひとつですが、開湯は平安時代の852年と言われ、群馬県でも有数の歴史を持つ温泉です。 

弘須大師による読経の際に、薬師如来から賜ったお湯が突如岩穴から湧出したとされ、この岩穴は湯本館の裏手に今でもひっそりと祀られています。沼田城主であった真田氏にも愛され、真田のお殿様の痔を治した歴史ある名湯です。

 

5.外観・館内・お風呂


 
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太陽館は湯宿温泉で一番北側にある旅館。

三国街道の宿場町として栄えた湯宿温泉は、今でも石畳の町並みが残っており、ちょっぴり風情があります。

太陽館前の道路は石畳の路地に繋がり、車は通り抜けできないので要注意。

玄関前には4台分くらいの駐車スペースがあります。


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前々から気になっていましたが、太陽館という宿場町らしくない独特の名前は、三国街道の往来で冷え切った旅人の体を陽だまりのように温めたいとうことから名付けられそう。(お風呂前に張ってあった板書きより)


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玄関前に車を止めると、女将さんと思われる方が出てきて、「これからお客さん来ますので、もう少し詰めて駐車してください」と言われます。

狭いスペースで頑張って、隣の車スレスレの場所に駐車成功。

 

帳場で日帰り入浴をお願いすると、「あら 宿泊のお客様じゃなかったんですね」と言われ、宿から少し離れた砂利の駐車スペースに停め直すようお願いされます。せっかく頑張って駐車したのにそりゃないよ。。と思っていると、若女将さんらしき人が「今日はあと一組なので大丈夫」と女将さんに言ってくれたので、動かさずに済みました。


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日帰り入浴料は700円。ロビーにはこのような休憩スペースもあります。壁は「らくがきコーナー」になっていて、子供が喜びそうな仕掛けも。


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タオルは200円ですが、ロゴなし。

館内は全体的にキレイめで、古さは感じません。


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お風呂は2階正面を案内されます。

実は太陽館は、湯宿温泉で唯一露天風呂を持っているのですが、宿泊者専用の貸切風呂のようでした。

露天風呂に入れると期待して訪れたので、少し残念。


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2階廊下。館内はピカピカで清潔感があります。

個人的には湯宿温泉で一番キレイな気がしました。

ちなみに金田屋もなかなかキレイです。

湯本館と大滝屋はシブめ。


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お風呂入口。瓦屋根付き入口で、突然高級旅館のような雰囲気。


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脱衣所。暖房が効いていて温かいので不満はなし。


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洗面台。必要なものは大体揃っている感じです。


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こちらがお風呂。内湯のみで、あまり特徴はありません。

17時前だったため、景色などは見えませんが、昼でもそんなに景色は望めません。

湯気がすごく、かなりモヤモヤ。


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お湯はちょっとだけ熱め。

浴槽の縁はヒノキでできています。


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泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。

旧泉質名では含石膏芒硝泉となります。

石膏泉は中風の湯(痛風ではなく、神経系の後遺症のことです)と呼ばれ、痛みを和らげる鎮静作用があります。

芒硝は下剤にもなる成分で、飲用すれば便秘にも良いお湯。

硫酸塩泉は少し苦味があるのが特徴です。

こちらは湯温を下げるため加水はしていますが、循環消毒はない源泉かけ流しのお湯です。

湯宿温泉は太陽館に限らず、基本的にどこもかけ流しで温泉に入れます。

 

太陽館は建物もキレイで、アメニティも不足はないので、温泉ビギナーの方でも安心して入れます。

一方でお風呂にあまり特徴はなく、渋さはないのでマニアには物足りないかもしれません。

 

6.温泉分析書の説明

 


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成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1310mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉となります。旧泉質名では含石膏芒硝泉です。