福元館
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 11:00〜13:00 16:00〜18:00
○日帰り入浴料金 1000円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天1・内湯1
時間によって男女別入れ替え
○客室数 18室
○公式HP http://fukumotokan.jp/
○混雑度 お風呂で会った人数 1人
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇住所 神奈川県厚木市七沢2748
〇電話番号 046-248-0335
3.泉質
■源泉 本館源泉
■泉質 温泉法上の温泉に該当しない
■温度 22度
■成分総計 218mg pH9.90
4.七沢温泉について
七沢(ななさわ)温泉は神奈川県最高峰を抱く丹沢山地の麓に湧く温泉。温泉の歴史は江戸末期の1861年〜1863年頃と比較的新しく、明治初期には3件の旅館があり、現在は6件の旅館があります。
日帰り入浴には寛容で全ての旅館で可能です。
5.外観・館内・お風呂
福元館は七沢温泉の奥に位置する旅館。江戸時代末期の1856年創業で、七沢温泉屈指の老舗旅館です。あの「蟹工船」で有名な小林多喜二も逗留し、この旅館の離れで小説「オルグ」を書き上げました。
駐車場は宿の間の前ではなく、少し離れた下の道路側に広いスペースがあります。
駐車場から見た福元館。ここだけでもかなりの渋さが伝わってきます。神奈川県内とは思えない、ひなびた雰囲気にテンションがあがります。
日帰り入浴にも積極的。時間は2部制で、11時から13時の前半は露天風呂付きの内湯が女湯、16時から18時の後半が男湯になります。
お風呂は露天風呂付きの内湯以外にも、広めの内湯がありますが、オススメなのは露天付き内湯。
帳場。入浴料は1000円です。
フラワー関連のお土産が豊富です。これは厚木のお花屋さんが手掛けているよう。
まずは露天風呂付きの内湯から。こちらは11時〜14時までの時間帯が女湯、16時〜18時の間が女湯になります。
手前がお風呂の入り口。奥は家族風呂ですが、おそらく宿泊者専用。
麦茶のサービスがあります。
脱衣所。露天風呂と内湯は別になっていて、一度脱衣所を通らないと行き来できません。
こちらが内湯。浴槽も壁もタイル張りの渋すぎる浴室。
東北の湯治場でもなかなかこのレベルはありません。
それが神奈川県にあることが驚きです。
お風呂は3人くらいのサイズ。お湯はぬるめで、とても気持ち良いです。アルカリ性が高いため、しっかりとぬるぬるした感じがあります。七沢温泉の源泉の多くは温泉法の狭間にある温泉で、温度がわずかに低いためため、厳密には温泉法上の温泉ではありません。
源泉温度は22度と低いため、加温しています。
ただし、源泉をそのまま投入できる蛇口があり、熱い場合はら好みの温度に調整することもできます。この源泉はより一層ぬるぬる感がありました。強アルカリ性のお湯は石鹸と同じように肌の角質を溶かし、美肌効果があります。浴感は温泉と全く同じです。
出しっぱなしにすると水風呂になってしまうので、必ずとめてください。
カランは4つあります。ケロリン桶がタイル風呂によく似合います。
右のシャワーは水圧が強すぎでした。
続いて露天風呂へ。脱衣所から続く露天風呂への通路を進みます。
互い違いに掛けられたのれんが面白いです。
こちらが露天風呂。内湯よりぬるぬる感はありません。
右側にちょっとだけ写っていますが、露天風呂にもシャワーがありました。
露天風呂の頭上には大木が見え、森の中に囲まれた入浴を楽しめます。ひぐらしがずっと鳴き続けて、なんとも郷愁を誘う景色です。
こちらの旅館は至るところにアヒルがいます。
この日は宿泊していたので、家族風呂も紹介。
こちらは2人サイズくらいの小さな浴槽です。
窓際をよく見てみると。
ここにも小さなアヒルが大量に置かれていました。
続いてもう一つのお風呂。
日帰り入浴時間帯は二部制なので、一度に2つのお風呂に入ることはできません。
脱衣所。
こちらは内湯のみですが、先程とは異なり、かなり広い浴室です。
ここもなかなかシブメの浴室。
景色はあまりありませんが、ここにも。
いました。アヒルが二匹。
透明度の高いお湯。こちらのお湯はぬるくはなく、普通の温度。ぬるぬる感も、さきほどの内湯の方が強い感じがしました。
まだまだあります 七沢温泉
【七沢温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのおすすめ6選)アルカリ度ランキング - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
泉温が25度以上または溶存物質が1000mg以上で温泉になりますが、こちらは源泉温度が22度で冷たい鉱泉。溶存物資も175mgで薄いため、温泉法上の温泉にはなりません。よく見ると温泉等分析書になっています。
源泉温度がもし25度以上あれば、アルカリ性単純温泉になる温泉です。