ほてる白河湯の蔵の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・眺めの良い露天風呂に入りたい
・純和風の旅館が好き
・真新しいお風呂に入りたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
14:00〜19:00
▶日帰り入浴料
700円
▶タオル
200円
▶お風呂の数
内湯露天(男1・女1)
▶住所
▶電話番号
0288-76-0020
ほてる白河湯の蔵の外観と館内
ほてる白河湯の蔵は鬼怒川温泉の中心部にあたるふれあい橋に面する旅館。このあたりは御苑や山楽、鬼怒川観光ホテルなどの大型ホテルが立ち並び、鬼怒川温泉らしい景観を作っています。周囲の大型ホテルは皆元気に営業しており、廃虚ホテルはありません。
建物もきれいで、名前からしても新しいホテルかと思いましまが、昭和初期創業の鬼怒川温泉では老舗の部類に入る旅館です。
玄関から見ると小さく見えますが、対岸から見るとこのような感じです。客室数は50室で大きなホテルですが、周りの旅館がもっともデカイいので相対的に小さく見えます。
入母屋造りの立派な玄関。のれには家紋があしらわれています。五三の桐と丸に釘抜き紋。ホテルと何か関係があるのかは不明です。
湯の蔵という名前だけあって、随所に蔵っぽい装飾があります。
玄関エントランス。
ロビー。
入浴料は700円。フェイスタオルは200円で買えます。
タオルはロゴ無しです。鬼怒川温泉のホテルは何故かだいたいロゴ無し。
バスタオルは300円でレンタルできます。
お風呂は一階。渓谷沿いにあるため正確には一階ではないかもですが、ロビーと同じ階にあります。
このような客室が並ぶ廊下を進みます。
お風呂入口。扉も廊下も土蔵って感じです。
浴室入口。鬼瓦の展示がありました。ここの上がり框で靴を脱ぎます。蔵出しの湯と名付けられています。秘蔵酒でもでてきそうな雰囲気。
休憩スペース。水やマッサージチェアなどが置いてあります。
マッサージチェアは無料ですが、残念ながら宿泊者専用。
ほてる白河湯の蔵の温泉
休憩スペースから一段降りたところが浴室。右側が男性用で左側が女性用です。
男湯入口。のれんにもあの家紋。
脱衣所は畳敷きです。
アメニティ関係。
お風呂入りには源泉がありました。
源泉はこのホテルの自家源泉。源泉は37度とぬるめです。
源泉は先程の湯壺から壁沿いに設けられた木の樋をつたって、お風呂へ注入される面白いシステム。
樋にはびっしりと白い温泉成分が付着していますが、これはおそらく石膏。
浴室は脱衣所より更に下にあり、脱衣所からガラス窓でよく見えるようになっています。脱衣所が中二階みたいな位置ある独特の造り。
少し階段を下りると大浴場。檜造りの贅沢なもの。ちなみに女湯の大浴場は石湯だそうです。鬼怒川の渓谷がよく見えるように窓が大きくとられています。鬼怒川温泉は渓谷沿いにたくさんのホテルがありますが、全てのホテルでお風呂から渓谷が一望できるわけではありません。こちらのホテルは特に絶景だと思います。
脱衣所。浴室は建て替えたばかりなのか、全体的にピカピカでかなり新しい感じがしました。
さきほどの源泉はこんな感じに大胆にお風呂に注入されています。
泉質はアルカリ性単純温泉。循環のためそれほど温泉らしさは感じませんが、肌にまとわりつくような柔らかいお湯です。 無味無臭。
源泉は37度のため、加温していると思われます。
37度であれば、ぬるめですがちゃんと入れる温度なので、ぬるめの源泉浴槽とかもあればなお良いと思います。
サウナもあり。
続いて木立の湯露天風呂。お風呂は鬼怒川の断崖絶壁の渓谷にせり出すようにして作られています。
露天風呂からは向かいの旅館もよく見えます。
向かいにあるのは客室数201室を誇るホテル鬼怒川御苑。
対岸の客室から見えないか少々不安ですが、松で隠れるので大丈夫でしょう。女性用の露天風呂はここまで見晴らしはよくないものの、対岸からはしっかり見えないようになっているようですのでご安心を。
露天風呂からは鬼怒川の渓谷も一望できます。ここまできれいに露天風呂から渓谷を見下ろせる旅館はなく、この景色は鬼怒川温泉随一だと思います。
湯船は計算されていて、お湯に浸かるとこんなふうにインフィニティ風呂になります。なんとも素晴らしい景色。
お湯も適温で、上がるのが惜しくなりました。
以上、ほてる白河湯の蔵の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
鬼怒川温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
ほてる白河湯の蔵の泉質と効能