鬼怒川観光ホテルの日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・川沿いの露天風呂に入りたい
・スケールの大きなお風呂に入りたい
・昭和レトロな豪華ホテルを体験したい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
15:00〜20:00
▶日帰り入浴料
1800円
▶タオル
フェイスタオル・バスタオル付き
▶お風呂の数
内湯露天(男1・女1)
▶住所
▶電話番号
0288-77-1101
鬼怒川観光ホテルの外観と館内
鬼怒川観光ホテルは1953年開業のホテル。グリーンの屋根が印象的な客室数172室を誇る巨大ホテルです。ホテルニュー岡部(現在はきぬ川ホテル三日月)や塩原温泉のホテルニュー塩原を運営していた岡部グループにより建設されました。
もともと鬼怒川観光ホテルは別館、西館、東館と3つに分かれて別々の場所にあり、三館合計すると1000名を超える収容人数を誇っていました。ちなみに本館というのはなかったようです。
その後、団体客の減少とともに、2003年頃から岡部グループの経営が行き詰まり、鬼怒川観光ホテル東館と鬼怒川観光ホテル西館は2008年に閉鎖。鬼怒川観光ホテル別館だけが大江戸温泉グループに売却され、「鬼怒川観光ホテル」として再スタートしました
。
ちなみに西館は天守閣のような望楼を乗せた特異な建物だったようですが、既に跡形もなく取り壊されています。一方、東館は取り壊されておらず、鬼怒川温泉で有名な廃ホテル群の一角をなしています。
玄関側から見た鬼怒川観光ホテル。鬼怒川温泉らしい昭和の大きくて立派なホテルといった感じ。
経営に行き詰まっていた時代があったとは思えないくらい、今では多くのお客さんで賑わっていました。
鬼怒川温泉観光ホテルは「ホ」の字が印象的です。
フロント。入浴料はなんと破格の1800円!たっ 高い。。
ホテル三日月など名だたる有名ホテルを抑え、鬼怒川温泉で最も高い日帰り入浴料金です。
大江戸温泉グループは宿泊料金の安さが魅了で大きな人気を集めていますが、日帰り入浴料金がこんなに高いとは思いませんでした。
ちなみに鬼怒川温泉で、同じ大江戸温泉グループ傘下になっているホテル鬼怒川御苑でも1000円前後です。どうしてここだけこんな高いんでしょう。
ロビーはかなりの広さがあります。
このホテルがすごいのは中央階段のシャンデリア。
バブリーで圧巻の豪華さ。おそらく岡部グループの当時からあったものでしょう。現在はホテル三日月となっているホテルニュー岡部も相当な豪華ホテルでしたが、鬼怒川観光ホテルも所々造りが似ています。
お風呂はこの中央階段を下りて、地下2階です。
エレベーターもあります。
階段も大理石づくりのデラックスなもの。
地下二階のフロア。石を配した庭園が現れ、突然和な感じになります。
鬼怒川観光ホテルの温泉
浴室入口。お風呂は鶏頂の湯と霧降の湯の2つ。
男女入れ替えはありますが、24時で入れ替えのため、日帰り入浴の時間帯は鶏頂の湯が男性用、霧降の湯が女性用になります。
霧降の湯の方が大きく、湯船も多いので、どちらかというと霧降の湯がメイン。ちなみに鶏頂とは近くにある高原山の主峰から名前をとっていると思われます。
鬼怒川温泉らしい広い脱衣所。ロッカーは全て鍵式。
洗面台。
ひげそり、くし、シャワーキャップ。
こちらが内湯。半円形の巨大な浴槽に奥に見える石組みから滝のように温泉が投入されます。このお風呂の作りはホテルニュー岡部(現在のきぬ川ホテル三日月)の大浴場と全く同じです。規模はホテルニュー岡部のほうが一回り大きいです。写真手前にはサウナと水風呂があります。
続いて露天風呂。明らかにあとから増設したようなピカピカの廊下を進みます。
露天風呂はウッドデッキのようになっていて、上も横も景色はありません。というのも、このお風呂のすぐ上は、人通りの多いふれあい橋があるため、こうしないと丸見えになるのだと思います。
景色はないですが、鬼怒川の渓谷から突き上げる風がしっかりと入ってきて気持ち良いです。
ちなみにふれあい橋からみるとこんな感じ。左下のウッドテラスみたいな部分が露天風呂です。日帰り入浴時間は女性用の霧降の湯は逆にウッドテラスはなく半露天風呂みたいになっています。
露天風呂は五十里の湯と竜王の湯という2つの湯船があります。どちらも温度等は一緒です。泉質はアルカリ性単純温泉。
循環ろ過のため、アルカリ性温泉独特のぬるぬる感はなく、無味無臭です。
温泉感はあまりないはずですが、とても柔らかいお湯で入りやすいです。浴後はしっかりとぽかぽかします。
以上、鬼怒川観光ホテルの日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
鬼怒川温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
鬼怒川観光ホテルの泉質と効能