こんな人におすすめ
・朝風呂で温泉に入りたい
・リーズナブルに入浴を楽しみたい
・ぬるい温泉が好き
営業情報とアクセス
富士の湯温泉ホテルの外観と館内
富士の湯温泉ホテルは虎杖浜温泉にある宿。
外観はかなり古びており、ひなびた感じ。
どことなく寂しさ漂う感じですが、駐車場には多くの車が。
人気な宿なのかもですね。
見事に色づいた紅葉がキレイです。
以前日帰り入浴可能か電話したところ、休館日だったのか電話が繋がらず。
今回リベンジしてみると、ちょっとかわいい感じのおじいちゃんの声。「日帰り入浴なんですが、やってます」とのこと。
しかも朝8時からやっています。
虎杖浜温泉は漁師町のせいか、朝早くから入浴する文化があるよう。
館内はこんな感じ。昭和な雰囲気満点で、ちょっとタバコ臭さも。
今ではあまり見ない鮮やかな緑の絨毯。
宿の方がお掃除中でした。
日帰り入浴は券売機でチケットを購入。
入浴料は400円とかなり安い。
間違えて2枚買ってしまい、返金していただきました。
すみません。
地元の方の温泉銭湯のような感じになっていて、朝早くだと言うのに多くのお客さん。皆さん地元のおじいちゃんのようでした。
完全に時間が止まったような感じですわ。
この先が男女別の大浴場。
富士の湯温泉ホテルの温泉
とっても渋い感じの入口。
まずは内湯から。
宿の規模に比べてお風呂は大きく、内湯には湯船が3つもあります。
湯船もレトロなタイル製。
温度も熱すぎずちょうどよい。
奥にもひっそりと湯船が。こちらもタイル製で年季が入ったレトロなもの。それぞれ微妙に温度が違います。
富士の湯温泉ホテルは露天風呂がすごいんです。
3つ湯船がありますが、中央だけなぜか真っ黒なお湯。
一瞬、池かなと思いましたが、れっきとした湯船。
虎杖浜温泉に黒湯なんてあったかしら?
しかも、露天風呂の周りは有刺鉄線で囲われています。
なんて厳重なガード。
まずは左側の湯船から。ここは内湯と同じ感じ。
食塩が主成分で、わずかに塩味があります。
少しトロミもあるお湯。一般的な虎杖浜温泉のお湯です。
気になるのはやはり黒湯。見れば見るほど真っ黒です。
入ってみると。。ぬっ ぬるい!
30度ちょっとくらいしかなさそうな温度です。
ここに入っていたのはおじさん一人だけ。
他の方は皆さん内湯に入っていて、露天風呂はなぜか人気がないようでした。
そして、かなりヌルヌル感のあるお湯。
モール泉のような腐植質系の甘い香りが。
モール泉と言えば北海道なら十勝川温泉が有名。逆にそれ以外は聞いたことがありません。
虎杖浜温泉にこんな個性的なお湯があったとは。ちょっと感激。
ただ、湯船の底も苔なのか?かなりヌルヌル。滑って歩きにくいほどでした。私はあんまり気になりませんでしたが、綺麗好きの方は無理かもです。
どうやら、冷たい地下水を温泉に混ぜているよう。
そのため、注ぎ口の部分はほぼ水に近い温度。
地下水と温泉が混ざる部分はコーラのような色になっていて、たくさんの気泡で、なんかシュワシュワしていました。謎すぎる。
この地下水がおそらく鉱泉なのですが、温泉分析書がないので、正体は全くわからず。
色の違いは隣の湯船を見れば一目瞭然。
ぬるゆはなかなか気持ちよいのですが、体があたたまらないので、
左の湯船であたたまってからあがりました。
日帰り入浴してみた感想まとめ
富士の湯温泉ホテルは建物の老朽化が目立ち、かなり渋い感じの宿ですが、日帰り入浴はかなり人気があります。
虎杖浜温泉ではホテルほくようの次くらいにお客さんが多い感じ。
ヌルヌルの黒湯は虎杖浜ではここだけで、個性的な温泉が好きな方にオススメです。
富士の湯温泉ホテルの泉質と効能