- 基本情報
- 住所・電話番号
- 泉質
- 長野県 白骨温泉ってこんなところ
- 宿泊すれば超高級旅館
- 飲泉もできます
- ぬる湯がたまらない!シュワシュワの炭酸硫黄泉
- 白骨温泉の代名詞である大露天風呂
- 温泉分析書 炭酸は意外と少ない
基本情報
【日帰り入浴時間】
10:30〜14:00(受付13:30まで)
【日帰り入浴料】
1000円
【タオル】
200円
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
露天(混1)
【客室数】
20室
【公式HP】
https://www.awanoyu-ryokan.com/
【個人的オススメ度】
★★★★★
住所・電話番号
【住所】
長野県松本市安曇4181
【電話番号】
0263-93-2101
泉質
■源泉
新泡の湯源泉
■泉質
含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
(土類硫化水素泉)
■温度
36.0度
■pH値
pH6.4
■成分総計
1412mg
長野県 白骨温泉ってこんなところ
白骨(しらほね)温泉は長野県松本市にある温泉。上高地にもほど近い風光明媚な場所にあります。
鎌倉時代には既に湧出していたとされ、戦国時代には武田信玄も湯治に利用したと伝えられています。
本格的には湯宿が開かれたのは江戸時代以降。
温泉成分が付着して湯船が白くなることから、白船温泉などと呼ばれていたようですが、大正時代以降、白骨温泉が定着。
北アルプス乗鞍岳の山麓にあり、アクセスは良くありませんが、秘湯的な雰囲気と乳白色の温泉が大人気。
10件ほどの旅館がありますが、全体的に高級な宿が多く、ひなびた湯治宿はありません。
日帰り入浴は約半分ほどで可能です。
宿泊すれば超高級旅館
泡の湯旅館は白骨温泉で最も有名な旅館。
白骨温泉を象徴する混浴大露天風呂が人気です。
宿泊すれば3万円はくだらない超高級旅館なるも、昔から日帰り入浴が可能です。
泡の湯は趣ある木造の本館と鉄筋の新館からなり、宿泊者用の正面玄関は本館側にあります。
ただし、日帰り入浴の場合、入口は別です。
新館裏側のバックヤードのようなところから入ります。
超人気旅館ゆえ、日帰り入浴は10時半から13時半のわずか3時間。
混雑する場合は制限がかかるほどです。
日帰り入浴は1000円。
タオルは200円です。ロゴ入りなのが嬉しい。
館内はこんな感じ。裏口から入るとほぼお風呂に直結。
本館の正面玄関からだとエレベーターで降りたりと、ちと遠いのです。
お風呂の全容。
男女別の内湯と小さな露天風呂の他に、混浴の大露天風呂があります。
男性は全て繋がっていますが、女性の場合、混浴露天風呂の入口は別です。
飲泉もできます
浴室の前に飲泉所があります。
まずはお味を拝見。
青白く輝く神秘的なお湯。
炭酸とたまごスープを足したような独特なお味。
まずくはありませんが、うまくもありません。
ちなみに泡の湯に宿泊すると、この温泉で炊いたお粥をいただけます。ほんのりと卵のような後味(もちろん入っていません)がして美味しい。
ぬる湯がたまらない!シュワシュワの炭酸硫黄泉
早速お風呂へ。
内湯はこんな感じ。
右の青白い透明なお湯が源泉。37度のぬる湯です。
左の乳白色の温泉は40度前後に加温されています。
こちらの源泉はもともとは透明なのですが、加温すると白濁するそう。不思議です。
光の加減によっては、このように見事なブルーのお湯に。
源泉温度は37度。ぬるめで長湯できる温度。
夏にはぴったりです。
泉質は含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。
旧泉質名は土類硫化水素泉で、非常に珍しい泉質。
泡の湯という名前のとおり、源泉非加熱の湯船は気泡がすごい。
炭酸ガスは299mgで炭酸泉と呼べるレベルではないのですが、
信じられないくらいのすごい泡。
湯口から炭酸の気泡がシュワシュワと出ており、くすぐったいくらいに体に当たります。これがもう本当に気持ちいいんです。
10分も浸かれば、炭酸ガスの効果で体の芯からポカポカしてくる感じひます。
秘密は温度。40度以上あると炭酸ガスが飛んでいますが、こちらは37度とぬるいため、炭酸ガスをそのまま感じることができます。
ぬる湯口で炭酸ガスを含む硫黄泉は全国的にも非常にめずらしい。
しかも!こちらの温泉はpH6.4。
硫黄泉の場合、通常は酸性に近くなるのですがこちらは中性。
硫黄分も6mgと意外と少ないのです。
そのため、見た目に反して刺激はまったくなく、柔らかいお湯。
優しい温泉なので、肌が弱い人でも大丈夫だと思います。
さすが白骨温泉。泉質だけでも人気な理由がわかります。
内湯に隣接して小さな露天風呂。
ここは加温されているため、白濁しています。
白骨温泉の代名詞である大露天風呂
こちらが名物の混浴大露天風呂。
白骨温泉といえばこちらのお風呂が紹介されるほど有名です。
白濁の大露天風呂は、文句なしに最高すぎて感動。
とにかくビッグスケールです。
3本の湯口から滝のように温泉が注がれています。
これ全部が源泉かけ流しなのだからすごい。
滝から注がれる温泉は源泉そのままで、ぬる湯です。
湯船は半分に分けられており、奥が少し熱め、手前がぬるめです。
加温された源泉が奥側の湯船の中に注がれています。
上からみるとこんな感じ。
※宿の方の許可を得て、チェックイン後の誰もない時間帯に撮影したものです。
泡の湯旅館は白骨温泉で最も人気な旅館。
乳白色の大露天風呂もさることながら、シュワシュワの内湯も素晴らしい。近くにあったら何度でも通いたいくらい。
こちらの温泉に浸かれば、一瞬で白骨温泉のファンになると思います。
温泉分析書 炭酸は意外と少ない
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1412mgで1000mgを超えます。
陽イオンはカルシウムとマグネシウム、陰イオンは炭酸水素イオンが20%を超えるので、カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉となります。
また特殊成分として、硫黄分を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは6mg含みます。
その他、遊離二酸化炭素(炭酸ガス)が1000mg以上あると炭酸泉となりますが、こちらは299mgで意外にも多くありません。
以上より含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉となります。