ホテルロモサ
基本情報
【日帰り入浴時間】
11:00〜22:00
【日帰り入浴料】
1250円
【タオル】
バスタオル・フェイスタオル付き
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
10室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★★
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0278-25-8978
水上温泉ってこんなところ
水上温泉は谷川岳の麓に位置する温泉。群馬県でも指折りの知名度で、利根川沿いに大型旅館が立ち並びます。室町時代に発見されたと言われ、かつては湯原温泉と呼ばれていました。
昭和の面影を色濃く残す温泉街は廃墟も目立ちます。一部の高級旅館を除き、日帰り入浴には比較的寛容です。
旧藤屋ホテルをリニューアル
ホテルロモサは水上温泉の中心部にある旅館。
正式名をみなかみリバーサイドリゾート&スパ ホテルロモサといいます。
金ピカのきらびやかな外観が目立ちます。
もともとこの建物は藤屋ホテルという旅館。
藤屋ホテルは2009年に廃業し、その後廃墟となっていましたが、
2023年に都内で飲食店を営む企業がホテルロモサとしてリニューアルさせました。
廃墟だらけでゴーストタウンとまで呼ばれた水上温泉。
こうやって一件でも再生するホテルが増えるのは嬉しいですね。
温泉旅館とは思えないほど、とにかくゴージャスな外観。
あまりにゴージャスすぎて、水上温泉ではかなり異質な雰囲気を放っています。
なので、最初見た時はどこかの宗教施設かと思ってしまいました。
宗教施設ではまったくありませんので安心してください。
新しいホテルなので日帰り入浴に関する情報も全くなし。
昨年何度か電話していますが、「今日はお風呂の調子が。。」という感じで入れずじまいでした。
久しぶりに電話してみると、「22時までやってます!」とのことで、日帰り入浴歓迎ムード。
オープンから1年。お風呂の調子も安定してきたのでしょうか。
玄関。何から何まで金ピカです。
何から何まで金ピカ!やばすぎる館内
こちらがロビー。度肝を抜くゴージャスな空間。
ここまで振り切っていると逆に笑えてきます。
バブルの遺産として名高い、南紀白浜のホテル川久にも負けないくらいの金ピカ。
時計もやばいことになっていました。
急にかわいいアルパカ的なものも。
プロジェクションマッピング的な感じで、天井から何やら投影されていました。
まばゆいばかりのロビー。本当に日帰りできるのだろうか。。
おそるおそると日帰り入浴をお願いすると、「先程お電話いただいた方ですか?」とめちゃくちゃ歓迎していただきました。
フロントのお兄さんはものすごく丁寧でびっくり。
泊まれば三万円以上はするという高級ホテル。
たかが1000円ちょっとの単価の客を、こんなに歓迎してくれるとはちょっと感動です。
日帰り入浴料は1250円。すごく高かったらどうしようと不安になりましたが、金額は至って普通です。
しかも、フカフカのバスタオルとフェイスタオルが付いてくるので、
なんならお得かもしれません。
「お風呂はちょっと分かりにくいので」ということで、わざわざお風呂まで案内してくれました。
「どこからいらしたんですか?」と気さくに話かけてくれます。
「もしよろしければ居酒屋もあるので、ぜひどうぞ」と案内していただきました。
えっ この雰囲気で居酒屋あるんですか??
お風呂の場所はそんなにわかりにくくはなく、ロビーから地下一階に降りると大浴場です。階段も大理石です。
お風呂入口。
お風呂の名前はその名も「金色の湯」
なんかすごそう。ホテルがこの感じなので、お風呂が普通なわけがありません。
脱衣所。すげえ。どこぞの宮殿みたいなカーテン。
派手過ぎて着替えるのも落ち着きません笑
惜しげもなくダイソンの高級ドライヤーが並べられています。
1台五万円はする高級品。
あっても普通1台くらいですが、こちらは全部ダイソンでした。
ロッカーはカードキータイプ。使い方が分からなかったのでこれは使わず。
ではいよいよお風呂へ行きます。
「浴場入口」という文字だけは藤屋ホテル時代のものでしょうか。
黄金の女神像が鎮座するテルマエ
こちらが大浴場。
やっぱりすごい。。
巨大な円形風呂は金ピカに装飾されています。
浴室自体は藤屋ホテルからそう変わっていないと思いますが、
すごいリノベーション。
浴槽の底は金ピカのイボイボになっていて、歩くと足つぼのように刺激されます。
浴室中央には、およそ温泉にあるとは思えない金ピカの女神像。
こんなお風呂に入っていると、なんだか権力者にでもなったような気分。
中央には十字型の凹みがありますが、これがいい仕事しています。
腰掛けるとピッタリのサイズ。
カランもすごいことになっていました。
ここまでするかというくらい金にこだわっています。
椅子まで金ピカにしなくても笑
シャンプーも選び放題。
ちなみ窓を開けるとこんな感じ。急に現実に戻ります。
渓谷の向かいに水上館の建物。
ホテルのすぐ横に橋があるため、人がいたら見えるかも。
なんと源泉かけ流しです
一番驚いたのは源泉かけ流しであること。
これだけ派手なお風呂なので、見た目重視かと思いきや、
源泉かけ流しにはかなりのこだわりを持っているよう。
いやはや恐れ入りました。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。
旧泉質名では含食塩石膏泉。
旧湯という、水上温泉で最も成分の濃い上質な源泉を使用。
それをこのサイズの浴場で、源泉かけ流しにしているのだから驚きです。
大型ホテルが多い水上温泉はほとんどが循環消毒有り。
源泉かけ流しはかなり貴重なのです。
お風呂上がりにドリンクバーも自由に飲んで下さいとのこと。
太っ腹すぎます。
ヒエヒエのジンジャーエールをいただきました。
帰り際、「もう帰られるんですか?」と悲しそうに聞かれます。
噂の居酒屋はちょっと気になるので、次回訪れてみたいと思います。
思いがけずに源泉かけ流し湯に出会えて大満足。
泉質重視の方にもオススメです。
ゴージャスすぎる館内は話のネタにも面白いと思います。
日帰り入浴客への対応もすごく丁寧。ドリンクバーまで飲み放題なんて、水上温泉に来たら絶対に訪れたほうがいいと思います。
22時までと遅くまで日帰り入浴可能なので利用しやすいと思います。
温泉分析書 塩分を少し含む石膏泉
✓源泉 旧湯
✓温度 52.9度(高温泉)
✓pH値 7.6(中性泉)
✓成分総計 1040mg