和泉屋旅館
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 15:00〜夕方くらいまで(要確認)
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
○客室数 16室
○タオル 100円
〇公式HP https://izumiya-oyu.com/
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 025-795-2031
3.泉質
■源泉 大湯温泉0、1、3号井
■泉質 単純温泉
■温度 49.4度 pH8.4
■成分総計 367mg
4.大湯温泉について
大湯温泉は新潟県魚沼市にある温泉。ちなみに同名の温泉は秋田県や長野県などにもあります。
百名山として有名な越後駒ヶ岳の麓にある温泉で、信濃川の支流佐梨川沿いに古びた鉄筋旅館が密集する温泉街です。周辺に点在する折立、葎沢(むぐらさわ)、芋川温泉、栃尾又、駒の湯温泉などともに湯之谷温泉郷とも呼ばれます。葎沢や芋川は現在営業している旅館はなく、大湯温泉が中心となっています。
開湯は1300年前の奈良時代に行基により発見されたと伝えられる古い温泉です。銀山開発や奥只見ダムの建設などで栄えたため、鉄筋の大きな旅館が多いですが、廃墟の旅館も多く、ちょっと寂しい温泉街です。
5.外観・館内・お風呂
和泉屋旅館は大湯温泉の中心部ある鉄筋の中規模旅館。
なんとなく、古びた小さな木造旅館をイメージしていたのですが、意外にも大きな建物でびっくり。
大湯温泉の中心部はギャグのように道が細く、車の運転は苦労します。和泉屋旅館へのルートはゆの宿かいりから細い下り坂を進むルートと、銀泉荘の前の細い道を進むとルートの2つがあります。
ゆの宿のかいり横からのルートはかなりの急坂で細く、おまけに雪道なので、帰りに登れなくなることにビビり。ということで、別ルートで向かいます。ですが、この辺りも行き止まりが多く迷路みたいな町です。
ようやく玄関に到着。日帰り入浴時間はアバウトで、事前に電話はしたところ「15時から夕方くらいまでならいいですよ」とのこと。
時間は要確認です。
先程見えた鉄筋の客室棟。こうして見上げるとなかなか大きいです。リニューアルもされず、昔のままのという感じで、ある意味貴重。
大湯温泉はこんな感じの見た目とサイズ感の旅館が多いです。
ハイセンスな旅館として有名な友家ホテルも内装こそおしゃれですが、見た目は和泉屋と大して変わりません。
館内へ入ると、おや?いきなりお風呂ののれん。
受付らしきものがありません。
なんとこの旅館入り口が2つあり、こちらは裏口だったよう。
玄関は廊下の先。ゆの宿かいり側からのルートが正面玄関のルートだったようです。
入浴料は500円。鳥のさえずりが聞こえると思ったら、奥にはホンモノの鳥かご。ご主人は鳥好きなのかも?
お金を支払い、また裏口側へ戻ります。
天然水晶温泉と書かれています。水晶温泉ってなんなのか気になります。
脱衣所。これも昔のままのといった感じ。
変にリニューアルもされていなこの雰囲気は結構好きです。
ガラスの壁がまた昭和レトロな感じ。
湯気で分かりにくいですが、こちらが大浴場。
中央に出っ張りのある滑らかな流線形の湯船です。
このお風呂、あちらこちらに扉があり、露天風呂がありそう雰囲気がするのですが、ドアは全て開かず、露天風呂はありません。
湯船はレトロなタイル張りで、肌触りが心地よいです。
泉質は単純温泉。水晶温泉は透明度の高い無色透明のお湯から、そう呼ばれているそうです。成分的には硫酸ナトリウム(芒硝)と石膏を主成分で、福島県の湯野上温泉などに近い泉質です。
成分総計は300mgほどで、非常に薄い温泉。その分温泉くささはなく、入りやすいお湯ではあります。
単純温泉はその刺激の少なさから、うつ病などにも効能があると言われいます。誰もいない昭和レトロな浴室で、一人静かにお湯につかれば、なるほどそんな気もします。
大湯温泉は冬季休業の旅館もありますが、冬でも和泉屋旅館は日帰り入浴できる貴重な旅館。日帰り入浴時間は遅めのスタートですが、混み合わないのでゆっくり入れます。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは367mgのため、単純温泉です。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉になる温泉。泉質的には芒硝と石膏を成分とする温泉です