大露天風呂の日記

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小川温泉「ホテルおがわ」日帰り入浴ブログ|圧倒的な湯量!天然記念物の洞窟露天風呂

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日帰り入浴の料金と営業時間

入浴時間

10:00~14:00(受付13:30まで)

入浴料

1000円

タオル フェイスタオル付
お風呂の数

内湯露天(男1・女1)

温泉の利用状況

100%源泉かけ流し

サウナ あり(休止中)
貸切風呂 なし
混雑度 少し混んでいる
住所 富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1
電話番号 0765-84-8111

 

小川温泉「ホテルおがわ」とは?外観と館内

 


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ホテルおがわは富山県黒部市にある小川温泉の宿。

ロッコで有名な宇奈月温泉から車で30分程の場所にあります。

朝日小川ダムのさらに上流、県道の終点にあります。

 

山奥の宿ですが、結構立派な和風旅館。

洞窟風呂やワイルドな渓流露天風呂で知られ、温泉好きにも有名な宿です。


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ホテルおがわにぴったりと寄り添うように宿がありますが、こちらは廃業したため、小川温泉は現在1軒宿の温泉です。

この不老閣というレトロな旅館にも泊まってみたかった。


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富山県屈指の温泉旅館で、人気もあったはずの小川温泉ですが、

2016年に一度破産。愛知県のホテルグループに事業譲渡され現在に至ります。

これだけ大きな旅館を維持するのは大変なのでしょう。

ただ、名前も外観も内装も変わっておらず、ちょっと安心。


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玄関も相当立派です。


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昔から日帰り入浴には積極的でしたが、経営が変わっても同じです。

ここは風呂レベルが非常に高いため、日帰り入浴もかなり人気です。

ただ、受付時間は13時半までと短め。


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そして今日は平日!お風呂を独り占めできるのではないかと期待に胸を躍らせて訪れてみました。

ロビーは人の気配がなく、これは勝ちな予感。


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ところが!名物の洞窟露天風呂は本日お掃除中のため、入れないとこのこと!ガーン。

日帰り入浴は1000円。洞窟風呂に入れなくても値段は変わりません。

ただ、せっかく来たので帰るのも悔しい。

 

洞窟風呂は以前入ったことがありますが、館内の大浴場は全然記憶になく、入ったかどうか覚えていません。

ということで、1000円をお支払いし、復習も兼ねて館内の大浴場へ向かうことに。


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ロビーでスリッパに履き替えます。


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ラウンジはこんな感じ。


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和風旅館らしい落ち着いた雰囲気。


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ホテルおがわは実に4箇所ものお風呂があります。

一番有名な洞窟露天風呂は混浴、

その他、女性専用ですが蓮華の湯という巨大な露天風呂があります。

この2つは宿から徒歩7分ほどの場所にあります。

 

宿の建物には川沿いの露天岩風呂と、ひのき桶の露天風呂付き大浴場の2つがあります。日帰り入浴で入れるのはひのき桶の露天風呂付き大浴場。


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ロビーからエレベーターで1階へ。

 

圧倒的湯量!芸術作品のような温泉成分


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大浴場入口。ここまで誰にも会っていません。

洞窟露天風呂に入れないとちと損した気分になっちゃいますが、その分、大浴場は貸切確定です。


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脱衣所。


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こちらが大浴場。いやいや 全然いいじゃないですか。


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お湯の透明度が非常に高く、周囲の景色を鏡のように反射。


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どうです?この清流のような透明度。

ここまできれいな温泉は珍しいです。


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小川温泉は毎分400リットルという圧倒的湯量を誇るため、完全な源泉かけ流しです。


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注がれたお湯は贅沢なほどにドバドバと溢れ出し、温泉の鮮度はサイコー!


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溢れ出した温泉は、このように美しい波状の紋様を浮かび上がらせるほど。いやあこれはすごい。

カランにまでびっしりと温泉成分。


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堆積した温泉成分はトゲトゲしており、足つぼマッサージのような感覚。


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泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

旧泉質名では含重曹食塩泉。単純温泉に見えましたが、しっかりと温泉成分を含んでいます。


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バツグンの保温効果を誇る温泉で、柔らかい湯ざわり。

ホンモノの源泉かけ流しのため、お湯はちょっと熱いのですが、入ってしまえばかなり気持ちの良い感じ。


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続いて露天風呂へ。これもめっちゃいいです。


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ヒノキでできた巨大な桶露天風呂。


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余裕で10人以上は入れそうな大きさ。

私が今で訪れた桶風呂の中でも最大です。


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露天風呂は外気で冷まされ、とても入りやすい温度。


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露天風呂の外は白馬岳を源とする清流。


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せせらぎを聞きながらの入浴は小川温泉の得意技。


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サウナもありましたが、こちらは故障中。

これだけいいお風呂があれば、サウナなんていりませんね。


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湯上がりのお水。ホテル小川の地下から汲み上げている天然水。

北アルプスの名水です。ただの水道水じゃないのが嬉しい。

 

天然記念物の洞窟露天風呂


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ちなみに洞窟露天風呂は、宿の玄関前から伸びるこの遊歩道の先。

この日は入れませんでしたが。


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以前行ったことがあるのでちらっとご紹介。

宿から少し歩きます。


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天然洞窟風呂はかなりのインパクト。これ目当てで来るお客さんが多いと思います。


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こちらが天然洞窟風呂。超ワイルドな露天風呂は感動もの。

湯の華が凝固してできたもので、天然記念物にしも指定されています。

この雰囲気は他では味わないもので、まさに小川温泉の名物。


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以前訪れた際はちょうど桜の季節で、露天風呂から桜の並木も楽しめました。

 

日帰り入浴でも洞窟露天風呂に入れるのは嬉しい限り。

土日は大丈夫だと思いますが、平日は今回のように入れないことも。

確実に入るなら事前に電話で確認した方がいいかもしれません。 

 

まとめ:温泉好きも大満足

温泉 ★★★★★
設備

★★★★☆

景色 ★★★★★
コスパ ★★★★☆
日帰り入浴のしやすさ ★★★☆☆

 

小川温泉は富山でも有数の圧倒的湯量を誇る温泉。

それをホテルおがわのみで使用しているため、温泉の使い方は贅沢そのもの。

洞窟露天風呂に入れなくても十分満足できるレベルでした。

平日は空いていますが、土日は少し混み合うと思いますので、訪れるなら午前中がオススメ。

 

ホテルおがわの泉質と効能

重曹を含む食塩泉。その他の成分はあまり含んでおらず、非常に透明度の高い温泉。

食塩の効果によりあたたまりが良い温泉で、古くから子宝の湯と言われてきました。

優しい湯触りが特徴で、源泉温度は53度。

 

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ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹食塩泉)

✓源泉 小川温泉

✓温度 53.5度(高温泉)

✓pH値 不明

✓成分総計 1363mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症