日帰り入浴の料金と営業時間
| 入浴時間 |
13:30～18:00 （最終受付17:00） |
|---|---|
| 入浴料 |
1700円 |
| タオル |
フェイスタオル付 |
| お風呂の数 |
内湯露天（男1・女1） |
| 温泉の利用状況 | 加温、循環ろ過、塩素消毒あり |
| サウナ | あり |
| 貸切風呂 | あり |
| 混雑度 | 少し混んでいる |
| 住所 | 石川県小松市粟津温泉ワ46 |
| 電話番号 | 0761-65-1112 |
粟津温泉「法師」とは？外観と館内
法師は石川県粟津温泉の旅館。
粟津温泉で最も有名な宿で、創業1300年というとんでもない老舗旅館です。
粟津温泉は奈良時代の718年開湯ですが、その時代からずっとあるというのだから驚き。
当主は代々同じ名前を引き継ぎ、現在なんと46代目だそうです。
粟津温泉の中心部にどっしり構える建物は風格満点。
本館の建物は国の登録有形文化財にも指定されています。
宿前の道路のど真ん中に松。
黄門松というそうで、加賀藩主お手植えなんだとか。
普通なら切られてしまう位置にありますが、殿様のお手植えなら別でしょう。
そんな松が宿の前にあるというのもすごい。
そんな超格式高い宿ですが、日帰り入浴が可能なんです！
というわけで、今回はこちらの宿の日帰り入浴をご紹介。
さっそく館内へ。いやあすごい。
玄関だけで思わずうなる。館内はお琴のBGMとお香の香り。
日帰り入浴していいの！？という雰囲気です。
下駄箱だけでもこの雅さ。
日帰り入浴は1700円で割と高いのですが、これなら全然満足。
タオルも付いてます。包み紙はロゴ入りで嬉しいのですが、タオルは無地です。ちと残念。
オープンと同時に訪れましたが、他にカップルのお客さん。
若いのにシブいチョイス。やりますね。
「今度泊まりたいねえ」と話していました。
有名旅館に日帰り入浴できるとあり、お客さんも続々と来ていました。
調べてみると、高いは高いですが、意外と手の届きそうなお値段。超高級というわけではないのがありがたい。
ここもロビーの一角。
金沢独特の群青の壁。最も格式の高い部屋に使われる色で、前田家の成巽閣が有名。
こっちは朱塗りの間。ここも金沢っぽくて好き。
こちらは売店。美術品クラスの工芸品も売っておりました。
それではお風呂に向かいましょう。
外観からは小さく見えたのですが、増築を繰り返した館内はだいぶ複雑な造り。奥行きがめちゃくちゃあり、縦に長い旅館です。
大浴場は1階の奥にあります。
途中にあった休憩コーナー。
苔むした庭園が見事ですねえ。
お庭中央にある趣ある建物は延命閣。こちらも国の登録有形文化財です。
廊下に展示してある品々もなんだかすごそう。
しかも琵琶って。あまりお目にかれません。
しばらくすると、近代的な吹き抜けの空間に到着。
ここが大浴場の入口です。
ちょっと古さを感じますが、能舞台を模した空間。
笏谷石をふんだんに使用した大浴場
それではお風呂に参りましょう。
男性大浴場は豊明という名前。
脱衣所は余りある広さ。
オープンと同時に訪れたので一番乗りです。
こちらが大浴場。意外にも近代的で大きなお風呂でした。
玄関の雰囲気からもう少し渋いお風呂をイメージしていましたが、
大型旅館の大浴場というレベル。
カランもめっちゃあります。
お風呂は贅沢にも笏谷石（しゃくだにいし）という福井で採れる石を使用しています。石を豊富に使用した浴室は神殿のような雰囲気も。
湯船によって温度差が設けられているので、好みの温度の湯船に入れます。
この笏谷石は温泉とも相性も抜群で、より一層お湯が柔らかくなるのだとか。
泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。
塩分を含む芒硝泉です。
奈良時代から滾々と湧く、法師だけの自家源泉を使用。
まさに粟津温泉の中心とも言っていい源泉です。
加水はしていませんが、加温、循環ろ過、塩素消毒はあり。
塩素臭はしませんでしたが、老舗旅館なので勝手に源泉かけ流しを期待しておりました。
こちらのお風呂、なんとサウナまであります。
隣には水風呂。パット見た感じは水風呂っぽくはなく、普通のお風呂ですね。
続いて露天風呂へ。
まるでお庭と一体化したかのようなお風呂で良い感じ。
湯船は段差が設けられていて、奥へ行くほど深くなっています。
まとめ：高いですが温泉以外も満足度が高い
| 温泉 | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 設備 |
★★★★☆ |
| 景色 | ★★★☆☆ |
| コスパ | ★★★☆☆ |
| 日帰り入浴のしやすさ | ★★★☆☆ |
法師は粟津温泉を代表する名旅館。
歴史を感じる館内に入れるだけでも、1700円の価値があると思います。
お風呂はかなり大きいので、混み合うこともなくゆっくり入れます。
法師の泉質と効能
この宿だけの自家源泉である法師2号源泉と3号源泉を使用。
源泉温度は47度。温度を保つため加温されています。
循環ろ過、塩素消毒有りですが、そこまで気になる感じではなく、
奈良時代から続く温泉をゆっくりと楽しめました。
