日帰り入浴の料金と営業時間
入浴時間 | 7:00〜20:00 |
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入浴料 | 400円 |
タオル | なし |
お風呂の数 |
内湯(男1・女1) |
温泉の利用状況 | 循環ろ過、塩素消毒、加温あり |
サウナ | なし |
貸切風呂 | なし |
混雑度 | 少し混んでいる |
住所 | 宮城県刈田郡蔵王町大字平沢字鎌倉沢102 |
電話番号 | 0224-33-2533 |
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鎌倉温泉とは?外観と館内
鎌倉温泉は白石市の山中にある一軒宿の温泉。
昔ながらの建物が残り、めちゃくちゃ雰囲気があります。
周囲には何もなく、自然に囲まれた秘湯のよつな雰囲気ですが、そこまで山奥というわけではなく、里山の中にポツンとある温泉です。
宮城で鎌倉温泉という不思議な名前ですが、前九年の役で活躍した武士によって発見され、以後この地を鎌倉沢と称したことに由来するそうです。
左の建物が宿泊棟、右は受付やお風呂がある棟です。
宿泊棟の建物は大正〜昭和初期にかけて造られたもの。
この雰囲気がたまらないです。
おそらく宮城で最も古い旅館建築ではないでしょうか。
宮城県内陸地震で倒壊した温湯温泉の佐藤旅館を彷彿とさせます。
宿泊ももちろんできるのですが、どちらかというと日帰り入浴メインの営業という感じ。
朝七時から営業していますが、この時間でもお風呂セットを持った地元の方が訪れます。
館内はこんな感じ。意外とと言っては失礼ですが、受付がある建物はキレイにリニューアルされており、古さは感じません。
むしろオシャレな雰囲気です。
日帰り入浴は400円とかなり安いです。
青みがかったメタケイ酸を含む鉱泉
お風呂はこの先です。
こちらが大浴場。
三角形の湯船に少し青みがかった濁り湯。
浴室はリニューアルされており、ひなびた感じはなく清潔感あり。
泉質名の付かない鉱泉で、メタケイ酸の項目で温泉に該当します。
源泉温度は21度ですが、鉱泉宿らしく薪で加温されており、結構熱めの湯加減です。
にしてもこの色。うっすらと水色で神秘的な色をしています。
メタケイ酸を多量に含む温泉はときたま青くなることがありますが、こちらの温泉はそこまでメタケイ酸が多いわけではありません。
とっても不思議。
シャワーがあるのがありがたい。
シャンプーの他、石鹸あり。ボディソープはありませんでした。
外観からは想像できないほどカランが充実しています。
日帰り入浴ではここまでですが、この日は宿泊したので、宿泊棟もちらっとご紹介。
こちらは昔のままの雰囲気がそのまま残る貴重な建物。
部屋もかなり趣があります。
ちなみに個室付きの日帰り入浴プランもあり、趣ある部屋に9時から16時半まで滞在できて、たった1200円です。
歴史ある建物で気軽軽に湯治体験をしたい方にはぴったり。
なんと部屋には火鉢が置いてあります。
部屋は障子で仕切られ、鍵はありません。
2階は関係者以外立ち入り禁止だったので、部屋としては使っていないようでした。
ただトイレや水回りはめっちゃキレイ。
必要な所は改修されているので、昔ながらの雰囲気を味わいながら快適に過ごせます。
こちらの旅館は1泊2食付きで6500円というのは激安価格で宿泊できます。このご時世でたった6500円とは驚きです。
夕食も天ぷらや刺し身、山菜など6500円でいいの!?というラインナップでした。
まとめ:建物は古いですが温泉はとてもきれい
温泉 | ★★★☆☆ |
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設備 |
★★★☆☆ |
景色 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
日帰り入浴のしやすさ | ★★★★☆ |
鎌倉温泉は情緒たっぷりの木造2階建ての宿で、非日常の気分が味わえます。
朝7時~夜の20時まで営業しており、入浴料も安いので、地元の方が銭湯感覚で訪れていました。
趣ある建物の部屋でくつろげる個室付きプランもおすすめ。
鎌倉温泉の泉質と効能
源泉温度は21度の鉱泉で、少し熱めに加温されています。
成分総計は149mgと薄い鉱泉ですが、メタケイ酸の項目で温泉に該当。
メタケイ酸は56mgで温泉基準値ギリギリですが、青色に濁るという不思議な性質を持っています。