大露天風呂の日記

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足尾温泉「かじか」日帰り入浴ブログ|栃木県ナンバーワンのぬるぬる温泉

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栃木県栃木市にある足尾温泉「かじか」を日帰り入浴で訪れました。

絶景の露天風呂とヌルヌルの温泉が魅力の宿。

本記事では、「かじか」の日帰り入浴の魅力を、温泉ソムリエの視点でたっぷりとお伝えします!

 

日帰り入浴の料金と営業時間

入浴時間

11:00〜15:00

入浴料

800円(市民300円)

タオル 200円
お風呂の数

内湯露天(男1・女1)

サウナ あり
貸切風呂 なし
混雑度 少し混んでいる
住所 栃木県日光市足尾町5488
電話番号 0288-93-3420

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足尾温泉「かじか」とは?外観と館内


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足尾温泉は銅山で有名な日光市の旧足尾町にある温泉。

かじかとかめむら別館の2件の宿があります。

 

かめむら別館はマニアを虜にしそうな鄙び宿で、しかも源泉かけ流しなのですが、日帰り入浴不可。うーん残念。

 

かじかははもとは国民宿舎

数年前にリニューアルし、足尾の宿かじかになりました。


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足尾の市街地からさらに奥地へと進みます。

「本日営業中」の看板があったのでひと安心。

こんなところまで来てやっていなかったら萎えます。

 

それにしても足尾温泉はアクセスが悪い。

周りに他の温泉も全くないので、湯めぐりの行程も組みにくく、ずっと後回しになっていました。


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場所は道路のほぼ終点。

皇海山(すかいさん)や庚申山などの登山口にもなっています。

この先に集落や町などはなく、まさに大自然の中の温泉。

 

余談ですが、皇海山は群馬側からのアクセスができなくなり、百名山の中で高難易度の山となっています。

登山の拠点にも使えそうな宿。


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ロビー。

アクセスが悪いにもかかわらず、なぜか日帰り入浴客が多い。


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といういのも日帰り入浴800円のところ、市民はたった300円。

破格の値引きです。

300円なら銭湯も同然。そりゃ地元民で混みますわ。


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ラウンジ。


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ふと雑誌に目をやると。

なんとこちらの宿、じゃらんの温泉宿大賞コスパ部門で2位に選ばれちゃっています。

意外とあなどれない宿ですな。夕食もビーフシチューなど凝っていそうな感じ。


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これは旧足尾銅山発電所

なんでも日本初の本格的な発電所だったそう。


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お風呂は一階の奥。

左はお座敷の休憩所。


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お座敷に机が置いてありますが、椅子の下でごろ寝している人多数。

使い方間違ってるような。。


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大浴場入口。


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脱衣所。鍵付きロッカーもあり。


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アメニティはドライヤーのみ。

 

栃木県ナンバーワンのぬるぬる温泉


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こちらが大浴場。

国民宿舎なのでちょっと馬鹿にしていましたが、これはすごい。

大浴場の時点で既にかなりの絶景。


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しかも景色だけではありません。

 

お湯がすさまじい感じのヌルヌル。 

ローションのようなとろみです。


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泉質はアルカリ性単純温泉

なんとpH10という驚異的な高アルカリ性泉でした。

これは、馬頭温泉を抜き、栃木で最もアルカリ性の高い温泉です。

主成分も重曹なので、より一層のヌルヌル感。

 

若干の塩素臭はするのですが、山奥にこんないい温泉があったとは。


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続いて露天風呂へ。

内湯から裸で長い階段を降ります。

この階段はちょっとプールのような臭い。

 

途中には四季折々の露天風呂の写真。

よほど自慢の露天風呂のようですな。


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面白いのは、露天風呂の手前にサウナがあること。

しかも、結構本格的なやつです。

皆さん内湯で満足するのか、露天風呂やサウナに入らずに帰る方も。もったいないですよ。


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こちらが露天風呂。

おー!確かにこれは絶景。 

正面は深い谷になっていて、その向こうに大きな山。 

山という字を体現したかのうような形ですね。 

 

この景色の向こうは皇海山などがある山深い地域。

まさに秘湯と呼ぶにふさわしい温泉です。

 

心なしか露天風呂の方が、ヌルヌル感もすごい。 

お湯はちょっと熱め。


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ちなみに真冬はこんな感じになるよう。

これはぜひ見てみたい。

ただ、厳冬期にここまで来るのもまた大変ではありますが。

 

深緑の時期もいいかもしれません。


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湯上がりに食堂をふらふら。

どうやら足尾はハチミツが特産品らしい。

非加熱そのままのハチミツが売りです。

売店にも売っていました。


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食堂ではこのハチミツを使ったソフトクリームがいただけます。

 

てっきりハチミツがかかっているソフトを想像していましたが、

クリームに練り込まれている感じでした。

ほのかにハチミツを感じるお味。

 

湯上がりにはぴったりだと思います。

 

まとめ:アクセスは悪いですが来る価値あります

 

温泉 ★★★★★
設備

★★★☆☆

景色 ★★★★★
コスパ ★★★★☆
日帰り入浴のしやすさ ★★★★★

 

足尾温泉はかなりの山奥にあり、来るのはなかなか大変。

ですが、秘湯感あふれる絶景露天風呂や、超ヌルヌルの温泉などわざわざ来る価値は全然あります。

 

かじかの泉質と効能

源泉温度32度のぬる湯ですが、加温されていてぬる湯を楽しめる浴槽はなし。

主成分は重曹、pH10.0でかなりのヌルヌル温泉です。

 


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アルカリ性単純温泉

✓源泉 庚申の湯

✓温度 32.0度(温泉)

✓pH値 10.0(強アルカリ性泉)

✓成分総計 950mg

✓効能 神経痛、関節痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、肩のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進