大露天風呂の日記

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肘折温泉「亀屋旅館」日帰り温泉体験|本物の湯治宿で心と体をリフレッシュ」

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営業情報とアクセス

▶日帰り入浴時間

要確認(平日のみ)

▶日帰り入浴料

350円

▶お風呂の数

内湯(男1・女1) 

▶貸切風呂

なし

▶混雑度

空いている

▶サウナ

なし

▶駐車場

あり

▶住所

山形県最上郡大蔵村南山521

▶電話番号
0233-76-2311

 

亀屋旅館の外観と館内

 


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今回ご紹介するのは肘折温泉の亀屋旅館。

 

肘折温泉は雰囲気が大好きで何度も訪れています。

季節は11月末。各旅館がせっせと冬囲い支度中。

なにせ、肘折温泉山形県でも有数の豪雪地帯ですから。

真冬は私も運転が怖くて、足が遠のきます。

 

亀屋旅館は、日帰り入浴可能ですが、平日のみ。

前回は入れなかったのでリベンジてす。


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外観は木造2階建てのひなびた湯治宿。

うーん いいですねえ。

「熱烈歓迎」という赤い看板が目印です。


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奥にある鉄筋の建物にも亀屋旅館の文字。

ただ、いつも電気がついていないので、現在は使われていないよう。

いかにも駐車場的な場所ですが、ここはバス停で亀屋の駐車場ではありません。


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駐車場は少し離れた銅山川沿い。

優心の宿観月の真横にあります。

肘折上級者なら直感的に分かりますが、肘折の宿の駐車場はだいたいこの辺にあります。


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駐車場からは細い路地を通って徒歩五分ほど。

亀屋半助という屋号がかっこいい。


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館内はこんな感じ。亀屋らしく亀の置物。


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「すみませーん」と声を掛けると、右の扉から女将さん。

日帰り入浴料を払い温泉へ。


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お風呂はこの奥。

右は現役の客室。スリッパを並べてみなさん湯治中。

鍵などはなく、仕切りは障子1枚。

本当に昔ながらの湯治スタイルが残っています。


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突き当たりをカクッと右に曲がるとお風呂。

正面には共用のトイレ。

お風呂は左側です。

 

亀屋旅館の温泉


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脱衣所。カラフルな脱衣カゴが4つ。

広さ的に四人以上は入れません。

のれんが男女となっており、ここは混浴の扱いのよう。

小さいですが、女性専用風呂もあります。


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こちらがお風呂。

大小2つの湯船が並びます。

 

肘折温泉は源泉が何本かありますが、亀屋旅館は二本の異なる源泉を保有


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大きい湯船は観音様が鎮座。

疵湯(きずゆ)と呼ばれる源泉で、共同浴場上の湯と同じ源泉です。

この源泉は上の湯と亀屋しか引いていない貴重なもの。

源泉かけ流しです。


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こちらは上の湯。肘折にしては少し濁りが弱く、ぬるめなのが特徴。

泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

旧泉質名では含重曹食塩泉です。


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上の湯はまあまあ混ていますが、亀屋は空いていました。

大きな方の湯船ですが、何故かとにかく浅い。

普通に入ると胸くらいまでしか浸かれないので、半寝の姿勢で入浴。


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小さい方の湯船は肘折温泉で一般的な共同源泉。

組合2、3、5号源泉を使用しています。

源泉温度は65度。ここも源泉かけ流し。

そのままとは言いませんが、かなり熱くて入れませんでした。。。

 

ちなみに肘折温泉は多くの宿で湯治プランがあり、わすが6000円ちょっとで、夕食と朝食がつきます。


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亀屋の夕食はこんな感じです。

お品書きなどはありませんが、ご飯と味噌汁のほか、

焼き鮭、大根とキノコの油炒め、わらびの辛味噌がけ、昆布の佃煮、もってのほか(食用菊)の酢の物。

素朴ですが、どれも滋味豊かでつくづく美味しい。

こんなシンプルなのに、なんでこんなおいしいの!?ってくらい。

さっそく家に帰って真似しました。

 

日帰り入浴もいいですが、宿泊もかなり安くオススメです。

 

 

 

亀屋旅館の泉質と効能

▼疵の湯


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ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹食塩泉)

✓源泉 上の湯1号、2号、3号、組合3号、5号源泉

✓温度 43.5度(高温泉)

✓pH値 6.4(中性泉)

✓成分総計 2276mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症

 

 

 

▼組合2、3、5号源泉


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ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹食塩泉)

✓源泉 組合2号源泉、組合3号源泉、組合5号源泉

✓温度 65.9度(高温泉)

✓pH値 6.6(中性泉)

✓成分総計 3410mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症