営業情報とアクセス
山栄荘の外観と館内
山栄荘は乗鞍高原温泉の中腹、楢ノ木エリアにある温泉宿。
山荘風の素朴な外観の宿。
乗鞍高原温泉はこんなテイストの宿がほとんど。
道路沿いの看板には「露天風呂 入浴できます」の文字。
私としてはそう言われたら、行かざるを得ません。
ラバコンが置いてあったりと、一瞬本当に営業しているの?という感じの雰囲気も。
駐車場もガランとしていました。
館内はこんな感じ。
ご主人のおじいちゃんが切り盛りしているよう。
「何ですかー?風呂?ひとり?」
お耳が遠いようなので、大きめの声でお風呂を乞います。
日帰り入浴料は500円。
乗鞍高原温泉は入浴料が安くて助かる。
ガチな薪ストーブを発見。
先ほどのご主人があたためていたのかしら?
薪を焚く香りが何ともいいですね。
山栄荘の温泉
お風呂入口。おっと どっちが男湯だ???
暖簾が同じ色なので分かりにくいですが、よく見ると左側に男性マーク。
脱衣所。タオルが干してあると急にアットホームな雰囲気に。
洗面台などはないのですが、ドライヤーだけはある。
壁に直付けという珍しい設置方法。
このフレーズは普通なら湯の花とかの案内ですが。。
えっ フタが浮いているのか?
フタが浮いているってどんな感じなんでしょう?
こちらが大浴場。素朴な木造の浴室でとっても良い。
確かに大きな油揚げのようなフタが2枚浮いていました。
お湯を吸ってかなり重い。外すのはちょっと大変でした。
フタを外すと。あらなんて素敵。
明るく差し込む日光に青みがかった白濁のお湯。
しかも床の木材の足触りも最高でした。
乗鞍高原温泉でも最もひなび系の浴室にテンションあがります。
ちょっとシャレた露天も多い乗鞍高原温泉ですが、ここはいかにも湯治場という感じがして好き。
カランはこんな感じ。山小屋って感じがしますね。
泉質は単純硫黄温泉。湯川源泉という源泉で、乗鞍岳の中腹から引湯されています。
強い硫化水素臭のするお湯で、浴後は服に硫黄の香りが残るほど。
万座や高湯など日本有数の硫黄含有量の温泉にも引けを取らない臭いです。
お湯には微細な硫黄の粒子が舞っており、成分も濃厚。
源泉かけ流しでちょっと熱め。
内湯に入った瞬間から気になっていた露天風呂。
何がすごいって。駐車場から丸見えなのです。
ワイルドすぎると思います。
めちゃくちゃ見えるんですけど。すごい開放感。
人がいたので、思わず身をかがめちゃいました。
よく見たら宿のおじいちゃん。バイクでとごかへお出かけしに行きました。
まあでもこのくらい開放的な方が気持ち良い。
正面に見える小屋は、貸切の家族風呂です。
ちなみに女湯は駐車場と反対側なのでたぶん大丈夫だと思います。
内湯から一直線に続く露天風呂。
そこに日光が差し込み、宝石のように輝く温泉。
もはや神々しさすら覚えます。
露天風呂はちょっとぬるめで、好みの湯加減でした。
日帰り入浴してみた感想まとめ
結局誰にも会わずに楽しめました。
かなりマニアックな宿だと思っていましたが、帰り際に若いお兄さんのお客さん。どうやって知ったんでしょう?
その後に愛知から来たご夫婦も。
意外と人気なのかもしれません。
山栄荘の泉質と効能