こんな人におすすめ
・とにかく猫が好き
・かなり熱めの温泉が好き
・伝統的な湯治スタイルを楽しみたい
営業情報とアクセス
鈴木旅館の外観と館内
鈴木旅館は1899年に開業したカルルス温泉の湯元の旅館。
カルルス温泉にある3件の宿のうちのひとつで、日帰り入浴も可能です。
カルルス温泉はどの旅館も日帰り可なのがありがたい。
宿の前にはとにかく猫、猫、猫。
玄関前をうろつく数匹の猫。
ここは猫旅館なのかしら?
風除室のわずかなスペースに猫たちのマンションが。
あらまあ。めっちゃかわいいんですけど。
ご主人に聞いてみると、こいつらは宿で飼っているわけではなく、地域猫のよう。館内には里親を探すポスターも。
なので、猫たちは旅館の中には入ってきません。
部屋に入ってくるかも?という期待はできません。
ご主人に「何匹くらいいるんですか?」と聞いてみると、
「いっぱいいますよ」とのこと。宿も何匹いるかまではわからないくらい多いようです。
人馴れ訓練中とのことで、目つきはやはり野良猫。
これだけいるのに一匹たりとも触られせてくれませんでした。。
ちょっと切ない。
日帰り入浴は500円。登別・カルルス温泉エリアでは最安です。
猫だけではなくカメもいます。
ミドリガメの鈴木亀吉君。
こいつの方が人馴れしてる。
男女別の内湯は2階にあります。館内にはちらほらと大漁旗。
湯神降臨とはまたすごいこと書いてますね。
渋い感じの雰囲気を放つ風呂場前。
明治時代の分析書。それにしても昔の人は達筆。
こういうのをサラッと読める男になりたい。
鈴木旅館の温泉
木造の脱衣所。
なにやらたくさんのお風呂があるようです。
こちらが大浴場。
3つの湯船があり、手前から玉の湯、泉の湯、福の湯という名前がついています。
まずはかぶり湯から。ずらりと並んだケロリン桶がいい感じ。
玉の湯は最も熱い。
ここは源泉100%の高温湯は。
源泉は46度もあるので、足先をちょっと付けただけでも悶絶するレベル。
やはりカルルス温泉は総じて熱い。
こんなのに入れる人いるのかしら?
お隣の泉の湯は入れるかなと思いましたが。。
こちらは源泉に5%から20%の湧水を加水した中温湯。
ですがここもめっちゃ熱いです。
これもちょっと無理でした。
最も奥にある福の湯。
こちらは源泉に10%から30%の湧水を加水した低温湯。
ここは何なら少しぬるめでめっちゃ気持ち良い。
ツルツルとしたタイルの質感も好きです。
足を伸ばせば、とけるような感覚でした。
他の方も、皆さん福の湯にしか入ってない様子。
そりゃそうだ。
泉質は単純温泉。
無色透明で無味無臭。石膏を主成分とする温泉です。
カルルス温泉はうつ病や自律神経不安症など、特にストレス系の諸症状に効能があると言われています。
床に寝転がってお湯をかけるのが、こちらの伝統的な入浴法。
そのため、床は板張りになっています。
この入浴法はカルルス温泉でも鈴木旅館だけ。
言わなれければ絶対気づきませんが、これが枕。
床に木の枕を敷いて、体にお湯をかけます。
せっかくなのでやってみることに。
タイルだと冷たくて寝れませんが、木の床だと少しぬくもりがあって寝やすいです。
お湯がオーバフローしているわけではないので、絶えず自分でお湯をかける必要があります。
ただ、他にやっている方はおらず。。
目立たない場所に飲み湯なるものを発見。
ただ、蛇口をひねってもお湯は出なかったので、現在は使われていないようです。
相変わらず冷たい猫たち。
玄関はたまり場になっているようで、帰りもたくさんいました。
日帰り入浴してみた感想まとめ
鈴木旅館はカルルス温泉の湯元。
混んでいる感じはなく、ゆっくりと温泉に入れました。
寝そべりながらかけ湯をする湯治スタイルが楽しめます。
猫は触らせてはくれませんが、間違いなくかわいいので、猫好きにもオススメです。
鈴木旅館の泉質と効能