こんな人におすすめ
・小ぢんまりとした和風旅館が好き
・誰にも会わずに静かに温泉を楽しみたい
・源泉かけ流しの温泉に入りたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
11:00〜14:00
▶日帰り入浴料
1000円
▶タオル
バスタオル・フェイスタオル付
▶お風呂の数
内湯露天(男1・女1)
▶サウナ
なし
▶住所
▶電話番号
0143-84-2521
花鐘亭はなやの外観と館内
花鐘亭(かしょうてい)はなやは登別温泉では比較的小さめの旅館。
普通の温泉なら、これくらいの規模があればそこそこですが、巨大旅館が立ち並ぶ登別温泉では控えめな存在。
とは言っても、温泉街に入ってすぐの場所にあるので割りかし目立つと思います。
赤や黄色の紅葉がとってもきれい。
もみじは和風旅館に似合いますね。
日帰り入浴はいつでも歓迎という感じですが、登別では最も早い14時に終了。
はるばる北海道まで来て、時間に間に合わずに入れなかった苦い経験が。2ヶ月ぶりに再訪しました。
駐車場は隣の建物の地下にあります。
橋を渡った先が旅館の建物です。
大湯沼からの水が流れ込むクスリサンケベツ川。
もうこの時点で硫黄の香りが。
川の水も少し乳白色に見えます。早く温泉に入りたい。
館内へ足を踏み入れると落ち着いた和の雰囲気。
小ぢんまりとした宿なので、他にお客さんがいる様子もなく静か。
日帰り入浴は1000円。ペイペイも可。
一瞬びっくり。畳の上にスズメがいるのかと思いました。
なんせリアルなんですよ。こんな凝った畳は初めて見たかも。
ウェルカムドリンクになんと日本酒やビール。
まあでも宿泊者専用でしょうから、もちろん手はつけてませんよ。
ロビーからは和風庭園が。ここも紅葉が美しく秋という感じですね。
女性スタッフがお風呂まで案内してくれます。
花鐘亭はなやの温泉
大浴場入口。
館内は非常に清潔。特にトイレがすばらしい。
ですが、利用中に電気が消えるというハプニングが。
どうして?どうして?
人感センサーなはずですが、なぜか反応してくれず。
ちょっと焦りました。
気を取り直してお風呂へ。
バスタオルとフェイスタオルはこのようにスタンバイされていて、自由に使えます。
随所にこうした可愛らしい置物が。
脱衣所のアメニティなど。
入口で温泉を守る鬼の門番。
なんかかわいいフォルム。
登別温泉は鬼が有名ですが、噴気孔のある地獄谷から、地獄といえば鬼という割と安直な発想だったようです。
こちらが大浴場。登別にしてはかなり小さなお風呂。
その代わり誰もおらず、終始貸切。
登別温泉の日帰り入浴って、平日でも結構なお客さんが来ていて、混んでいる時もあるのですが、こちらは本当に静かな感じ。
個人的に気に入ったのがこれ。
椅子の前に足を置く用の石が置いてありますが、これが結構フィットして、なかなかいい感じでした。
浴室に入った瞬間に、登別らしいちょっと香ばしい硫黄の香り。
お湯は熱め。
露天風呂も小さめです。
露天風呂からはそそり立つような岩壁が見えます。
紅葉も見事そのもの。
やっぱり内湯よりも露天風呂がいいです。
特に秋のこの季節は、空気も秋っぽくて好きなんですよね。
泉質は酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ、Ⅲ)-単純温泉。
酸性に硫黄に鉄と特殊成分盛りだくさんのレア泉質。
アトピーなど特に皮膚系の疾患によく効きます。
もちろん源泉かけ流し。湯量豊富で殺菌作用も強い温泉なので、わざわざ消毒する必要なんてないんですね。
登別温泉は複数の源泉がありますが、グレー系の乳白色が多く、
沈殿した温泉成分がモクモクと舞い上がります。
pH2.2のお湯は舐めると酸っぱく、雫が目に入れば染みます。
浴槽の壁には温泉成分が堆積し、地層のような模様を生み出していました。
日帰り入浴してみた感想まとめ
花鐘亭はなやは純和風の落ち着いた佇まいの宿。
登別温泉では小さな宿で、混み合うこともなくゆっくり入れます。
誰にも会わずに日帰り入浴できたのは登別温泉ではここだけ。
お風呂は小さいですが、貸切状態で楽しめました。
花鐘亭はなやの泉質と効能
✓源泉 1号乙泉
✓温度 72.5度(高温泉)
✓pH値 2.3(酸性泉)
✓成分総計 928mg
✓効能 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、糖尿病、慢性湿疹、表皮化膿症、末梢循環障害