小滝温泉の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・気軽に秘湯の雰囲気を味わいたい
・渓流沿いの露天風呂に入りたい
・誰にも会わずにゆっくり入りたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
12:00〜16:00
▶日帰り入浴料
700円
▶タオル
300円(ロゴなし)
▶お風呂の数
内湯露天(男1・女1)
▶サウナ
なし
小滝温泉の外観と館内
土湯温泉から少し山間に行ったところに点在する温泉の一つで、川上温泉などともに奥土湯温泉郷とも呼ばれます。
土湯温泉の中心街から、宿の隙間を縫うような狭い道を進み、急なカーブを登った先にあります。
場所的には土湯温泉で一番有名な山水荘の裏あたり。
このあたりは、東海温泉や不動湯温泉など他にも温泉が点在していましたが、いずれも廃業。特に最も奥地にあった不動湯温泉は、2013年に火災で焼失。
明治期のひなびな宿と、長い木造階段の先にある露天風呂が名物でしたが、死者まで出す大惨事となりました。
小滝温泉は奥土湯温泉郷で最初に現れる旅館。
玄関周りは秘湯のような雰囲気ですが、立派な八角形のタワー館があります。
タワー館は各階のバルコニー部分に露天風呂が付いており、宿泊料金はまあまあお高いです。
玄関前には足湯と陶器風呂。
なんでこんなところに陶器風呂があるのかは謎ですが、お風呂を見るとついつい入りたくなってしまう。
建設中のお風呂かしら?
日帰り入浴は不定期で休みの日もあるので、事前に確認したほうがよいです。私もアタックするのは3回目くらい。
この日は、電話したところ「大丈夫ですよ」とのことでしたが、玄関には「本日入浴お休み」の文字。
ちょっとびびりましたが、入れてもらえました。
館内はこんな感じ。女将さんが受付。
日帰り入浴は700円です。
玄関の中央を飾るのは大量のこけし。
これだけ並べられると圧巻ですね。
笠をかぶっているこけしは初めて見ました。
レストランのお食事処のような一角。
ここは休憩スペースのようです。
玄関があるのが壱番館、タワーがあるのが弐番館で、お風呂は弐番館側。弐番館に向かって廊下を進みます。
女将さんの趣味なのか、館内には西洋アンティークな小物類がちょこちょこと展示。
これはアンティークランプ。
お風呂は男女別の大浴場・露天風呂と、貸切露天風呂があります。
貸切露天風呂はタワー館の屋上にあり、景色も抜群。
貸切露天風呂は小滝温泉自慢のお風呂ですが、残念ながら日帰り入浴では利用できず。
小滝温泉の温泉
では大浴場へ。脱衣所はこんな感じシンプル。
まずは内湯から。
内湯は石造りこ湯船です。
内湯にかけられた橋をわたると露天風呂へ。
こちらが露天風呂。
和風情緒あふれる岩風呂で、奥土湯の大自然を満喫できる景色。
天井が高い木造の湯小屋で、なかなかいい感じの雰囲気です。
露天風呂は澤の湯という名前ですが、その名の通り、露天風呂のすぐ脇には小さな渓流と滝があります。
露天風呂に浸かれば、BGMは心地よい渓流音。
緑の匂いも感じるマイナスイオンたっぷりの露天風呂です。
お湯に浸かれば、こんな目線。
この日はゲリラ豪雨級の雨。あっという間に渓流が増水し茶色の濁流になっていました。ゴオゴオ、ザーザーというすごい音。
そんな中での入浴も意外と良きです。
泉質は単純温泉。
内湯は循環消毒ありですが、露天風呂は源泉100%かけ流し。
少し香ばしいような硫黄の匂いを感じます。
単純温泉ですが、温泉らしさを感じるいいお湯です。
内湯はちょい熱めでしたが、露天風呂は適温。
湯上がりにお茶を発見。
小さな冷蔵庫に「お茶ニャ」の文字。
ニャっ何??
どうやらこちらのお宿、看板猫がいる猫旅館のよう。
この日は会えませんでしたが、キジトラの猫がいるようです。
どうりで、猫の小物がちょいちょいあったわけだ。
冷蔵庫の中にはすっぽり収まった麦茶とジャスミンティー。
冷たくて美味しゅうございました。
以上、小滝温泉の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
小滝温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです。
《訪問日》2024.8.25
日帰り入浴してみた感想まとめ
小滝温泉は土湯温泉の奥地にあるため、温泉街からは近いですが秘湯のような雰囲気を味わえます。
渓流沿いの露天風呂もなかなかオススメです。
かなり静かな雰囲気で他のお客さんに会うことなくゆっくり入れました。